エクレアのあのねのね

大と為せば、以って大と為すに足らず

















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昔にあった嫌な思い出

2008年10月23日 16時43分36秒 | 徒然日記の50
「おじいちゃんもお父さんもネットカフェ難民でした」
なんてパロディがあったけど、ネットカフェ難民は次世代に子孫を残す可能性はかなり希少だろうな。
新しく難民になる人はいても継承はないだろうね。普通は。でも親子揃ってぐらいなら可能性はあるのかな。

昨日の続きの話になるけど、もう一つ腹が立っていたことをはき出しておこう。

どこかの阿呆の知事の話だ。あいつ少し前に、
「盗聴なんて普通どこの企業でもやってますよ・・・云々」
の発言をしていた。このとき猛烈に腹が立ったのを覚えている。

企業が社内にカメラを設置するほとんどはセキュリティのためであって、社員の監視をするために導入していることはまずあり得ない(立て前の話だけど)

嫌な思い出だけど、私が独立する前に居た会社で同じような盗聴騒ぎが起きた。そのときの話を少し。

当時バブル崩壊後の不景気が会社にも押し寄せていて、陰険な人減らしがトップの独断で行われていた。
そのワンマン経営に耐えられず、一人、また一人と会社を辞めていく。
私が居た会社の社員ってみんな頑張りやさんでね。中には残業200時間越えなんて会社に身も心も捧げている変人まで居る始末だった。

私はそこまで会社を愛していなかったので、せいぜい80時間ぐらいで止めていた。まあサービス残業含めれば100時間ぐらい行っているのだけどね。
そんな会社なので社員同士はかなり固い絆で結ばれていたんだ。

毎月首切りを言い渡される社員がでてくると、次は自分の番じゃないかと誰もが疑心暗鬼になった。
そして社長直々に盗聴器を仕掛けているのを社員が見つけた。これで全員ほぼブチ切れした。売り上げが落ちたのは景気の所為。社員が遊んだからなんてことは全くなかったから起こるのは当然。

人間は信頼関係で成り立っている。人を信用しない人間を信用するなんてことは世の中にはないんだよ。どっかの馬鹿知事よ。よく覚えておけ。

そして矛先は私の直接の上司に向かった。その人は設計関係の社の稼ぎ頭。
まあこの人がいるから持っていたんじゃないかとも思ったほど。そんな人も首切り。

直接の上司が辞めることを知り、落胆する中、すぐに私にも無理難題が押し寄せた。
設計の業務だけで手一杯なのに、設計関連の仕事(つまり上司の抜けた穴の全部)をお前がやれと押しつけられた。

出来もしないことをやれと言われれば、出来ないとしか答えようがない。そう返答すると、
「俺に逆らうのか。首切るぞ」
と一括。その場で、売り言葉に買い言葉で
「じゃあ辞めます」
と返答。それから2週間。たっぷりと有給休暇を過ごしてから辞めましたよ。
(ここで書いているほど単純じゃなく実際はもっともっと泥沼だったんだよ)

結局人減らしをしようとした会社側と従業員の対立は決定的となり、社員、パートを含め35人ほど居た社員が3ヶ月間で17人辞めてしまうという異常事態に陥った。
辞めた人間ばかりが集まって食事会をすると、まんま会社が作れるほどの人材が集まっていた。みんなで出資して会社やりたかったぐらいだよ。

ワンマン経営、盗聴騒ぎ。これで信頼関係なんか普通は築けないと思わないのかね。

まあ、あの阿呆の知事のおかげでこんな昔の記憶まで蘇ってしまう始末。まったく。



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