エクレアのあのねのね

大と為せば、以って大と為すに足らず

















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新成人に「おめでとう」の言葉を・・・

2009年01月12日 10時10分14秒 | 徒然日記の50
本日は成人の日ということで、新成人が新たに“大人”の仲間入りするのです。
中には“大人”のレッテルを貼られると思う人もいるでしょうし、“大人”になんかなりたくないとあがなって見せる人もいるでしょう。しかし時間には逆らえませんので受け入れるしかありません。

新成人は平成生まれということで、いよいよというか「昭和」が過去の人になろうとしているのかもしれません。

数年前、入院していた時には、
「もしかして平成生まれ?」
とか新人ナースさんに聞いたりすることがありましたが、もうすぐ本当にそんな人が出てくるわけです。
昭和初期のご老人が、
「山本五十六大将があのとき・・・云々」
と昭和後期のナースさんに語りかけ、
「そうやってんねぇ・・・ウンウン」
と優しくスルーされているのを昭和中期の私は滑稽に見えたのを思い出します。

私たちが「明治」「大正」の人をいやに古い人と思った事があったように、「昭和」もそうなるんでしょうね。こういう思いこそノスタルジーなんでしょう。
“老兵は去りゆくのみ“と喜んで言える世の中を次世代が作ってくれることを期待したいです。

昭和昭和といってもいささか長うございます。64年(64年目は平成元年)もございます。3で割れば、昭和前期、中期、後期と言うことになります。
昭和40年生まれなので昭和中期の終わり、昭和後期の前半生まれの私。
ナンボほど若者に入れてもらおうとしてんねん!と突っ込まれそうですが、どんなに頑張っても後期高齢者に近づいて行きますのでさらば青春の日って感じです。

そんな今年の新成人は随分まじめとのこと。日経の調べでは200年に、

Q:道に座り込む若者がいますが抵抗はありますか。

との問いに75%ぐらいの人が抵抗を感じるとの回答だったのが今年の新成人では9割以上が抵抗を感じるとのこと。

Q:町中で平気でキスをするカップルに抵抗を感じますか。

の問いにも6割程度の対抗感だったものが9割以上の人が抵抗を感じているとのことで、緩みすぎた風紀にも自浄能力が働いている模様です。

これには経済状況の厳しさが裏側にあるのは間違いなく、堕落に対する自己防衛能力が働いていると考えられるわけで、経済の悪化も人間を育てるのには良い機会となっていると考えられます。
まさにバランスシートの妙といえます。得たものと無くしたものの量はいつも比例しているという良い例といえるでしょう。

昭和の前半に私たちの親は戦争を経験し、食う物もなく、物乞いや家のない人が普通にいた時代があった。
平成の世になり、炊き出しをしてもらっている若者の映像をこうも頻繁に見せられるとは、正直思っていなかったわけで、そりゃ“しっかりしないと”と思う若者がいてもおかしくないのかもしれません。

頑張れば報われる世の中はいつの時代でも変わりませんので夢に向かって進んで欲しいと思います。

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