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エクレアのあのねのね

大と為せば、以って大と為すに足らず

















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廉価版に光を見る

2007年10月06日 15時52分44秒 | 徒然日記の50
どうもこの9月10月ってのは3連休が多くて仕事も含めてスケジュールが難しくていけない。どうせなら10月頭ぐらいに5連休ぐらい作って敬老の日や秋分の日、体育の日の3連休を止めてもいいんじゃないかと思ってしまう。

季節柄体調管理だけでも難しいのに、こう連休ばかりで仕事に集中できないと気分的に実が入らない。

どうせしがない自営業はカレンダーの休みは関係ないけど取引先は休んでいるわけでリアルタイムのコミュニケーションが取れないのは問題なんだよ。

3連休ということと、そんなこんなの気分の重さから何にも思いつかない。
ふと目に入ったのはPS3の廉価版が欧州で発売されるとのこと。

絶対数として数の少ない欧州で実験的に廉価版を投入してきたってわけだけど、噂としてはずいぶん前からあったのでサプライズじゃない。
ただ内容を見るとずいぶんと思い切ったことをやっているなと思う。
でも単純に考えるとハード的にコストを下げるにはこれが一番効くわけで、一番大きいところからメスを入れたのは方向性としては正しいのかもしれない。

が、上位互換が保たれなくなるわけで、既存ユーザーの切捨てにつながる危険性はある。セガサターンや3DOのようなことにならなければいいけれど。

むしろカットするならブルーレイ機能かと思ったが、将来性と過去の遺産を天秤にかければ将来性を捨てられないのは当たり前か。

PS2の互換機能を完全に捨てたこのやり口は日本市場じゃ投入しにくいだろうな。
この行為から推測できることはたくさんあって、まずは基盤上からEE+GS(エモーションエンジン+グラフィックシンセサイザー)チップを排除できる。(想像だけど)


(クリックで拡大)


写真で囲んで×をしている部品が削除できる。もしかすると囲んでいる部分の上下のICもPS2関係なら削除できるかもしれない。

CELLの性能からソフトウェアでエミュできるかもとか言っているけれど、それはかなりハードルが高いらしく実現するかはわからない。

ハードウェア上からかなりの部品を削除できるのはランニングコストを下げる意味で非常に大きいし、ネックのひとつの消費電力をかなり下げられることになる。PS2の消費電力から考えて単純に40W前後は消費電力を下げられるわけで、うまくチューンすれば100W以下なんてのもかなり早い時点で実現できるかもしれない。少なくとも微細化ロットに移行すれば狙える数字になってくる。
そうなると家庭用ゲーム機として合格点になる可能性大だ。

CELLなど半導体事業そのものを東芝に売り飛ばしてしまったから、開発費自体は減らせられるが外部委託になるし思い通りのチューニングにフレキシブルに設計できるかは疑問も残る。
専用チップを続けるのなら半導体事業を売り払う意味はないわけで東芝としてはある程度汎用性の高いICを開発していかないと潰しが利かなくなる。
ソニーは久多良木氏の遺産を単純に捨てたいだけで事業部ごと売り払ったというのならあまりにもソニーとしては大人気ない行動ということになる。

それはさておいて、ハード的にみてかなり小さくなるので外観も変更し、もう少しスリムな筺体に変更することも可能になる。逆にPS2と互換性のないことを売りにするかソフトエミュができるのならそれをすることで筺体を変えて完全に差別化を図るほうがそれこそ久多良木氏の遺産を完全に排除できるってもんだな。

さすれば併売しているPS2をもっと小型化したり、新しいエンジン積んでそれを新たにPS3に載せるなんてことも・・・これはないな。排除した機能を再度搭載するのはロードマップ上ちぐはぐになってしまうもんな。

結局はソフト在りきなのがゲーム機なのでお暇をもらったゲームソフトメーカーがもう一度暴力亭主の下に戻ってくるかが問題。三つ指ついてソフトメーカーが
「私が悪うございました」
と頭を下げることはあまり考えにくく、暴力亭主側が心を入れ替えてこんなに良くなったと改心しないことにはなかなか難しいけどね。

PS3としては幸い飛ぶ鳥を落とす勢いのDSを弟分のPSPがイジメ倒している勢いをもらいたいところだな。

ずいぶん前になるがPS3が100万台発売といってたけど、よく考えると初代PSは
「行くぜ100万台」
ってキャッチコピーで実際発売後たった2日で達成した。
あれは凄かったな。

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