エクレアのあのねのね

大と為せば、以って大と為すに足らず

















なページ

二罰百戒

2006年06月06日 21時10分32秒 | 徒然日記の50
ライブドア事件に続いて今度は村上ファンド。
検察はライブドア事件のときに情報操作で国民を味方につけることに成功し、今度はそれに味を占めてファンドまで締め上げた。今回の件も巧みに情報を早目からリークした傾向が見られ、国民に「額に汗をせずに金儲けするやつ=悪」の定義を植えつける結果となった。これがどういう結果になるかはもう少し冷静に見ていかなければならないかもしれない。
村上容疑者が自分で発言したように「証取法の憲法を犯した・・・」のだからその部分に関して罰せられるのは仕方がない。
しかし本来金融庁が担当するような部分に(つまり追徴課税など民事的な部分)検察が動き、明確に刑事事件を適用しかけてきたことをどう解釈するかだ?商法改正で今後外資系によるM&Aなどに対応できるように厳罰化し、先を見越した地均しを始めた感がある。
現状だけを見てみると新興市場のヘラクレスなどは1月の高値から半値近くまで下がってしまっている。投資市場をここまで冷え切らせた原因は不正を働いた村上容疑者にもあるが検察の強引な手法も市場の影響を考えれば罪がないとはいえない。
法整備が後手に回っているの問題もある。
それよりも二罰百戒にお墨付きを与えた国民は実は自分で自分の首を絞めていることも自覚しないといけない。
あんなに金儲けをして・・・と一人をつるし上げているが実は市場が冷えれば会社も
冷える。自分の旦那なり本人なりの会社の株価も冷えたまま、景気は足止め、世界からは日本の市場は魅力がないと資金を引き上げられ悪循環のスパイラルに陥る。
金がないと国は増税し、いよいよ国民は悲鳴を上げる。
「風が吹けば桶屋が儲かる」じゃないけど自分で自分の首を絞めていることに早めに気が付かないと結局痛い目に合うのは自分なんだよと分からないといけない。
国民はもっと賢くならないとね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。