良いにしろ、悪いにしろ最初から話題のドラマでしたね!
我が家では毎回欠かさず見ていました。今日の最終回も勿論見ます。
ドラマに関しての感想としては、とにかく子役の子供達の演技と思えない演技力に驚かされています。大人のセリフや描写に多少違和感のある場面はありましたが、結局観たものが何かを感じれば良いと思うので、大きな団体のクレーム(各要望や内容変更)やスポンサーのCM放映自粛、実際ドラマを見ていないのに文句を言っている人の意見は私には良くわかりません。
ポストのキラキラネームをあえて公表していないことも引っかかるし(本人があだ名で呼ばれるより本名がイヤだったら名前付けた親もいじめの原因を作ってる事になるかも…?)、魔王の元奥さんであるかおりさんの気持ちを今日誰が解いてくれるのかも気掛かりだし、ポスト、ボンビ、おつぼね、ロッカー、アイスドール、魔王、みんなの幸せは?コガモの家は?
今夜の第9話1時間の中に治まりきるのかな?!気になることがいっぱい!!!!
これから書くことは全く個人的なことなので、興味のない方はスルーしてください。
私はこの番組が始まったときから観ると決めていました。
今までにない切り口のドラマだと思ったからです。
自分にも関係あると思ったからです。
うちの子供達の父親は小さい時母を亡くし、父親のDVから自ら逃げ出し交番に駆け込み児童相談所に引き取られ、迎えに来た父親を振り切って、自分の意思で養護施設に入り中学卒業まで施設で育ちました。
そこは大きな施設で平日だけ預けられている子、親に捨てられた子、親は居るけど育てられない子、親が亡くなっている子、親類からも見離された子等、色んな事情の子供達が大勢暮らしていました。
私の通っていた学校の側にも養護施設があったので私自身は、分け隔てなく接することが出来ましたが、施設の子は家庭環境で、私は障害者だから…と言う理由でいじめにあっていたので、どちらかと言えば痛みを分け合け会うことのできる同士みたいな関係だったかもしれません。
実は「明日、ママがいない」登場人物一人一人のストーリーのほとんどが、私自身の体験と重なっています。
私もしくは私のごく身近な大切な人との、思い出(体験)と重なってしまいます。
以前の私は無意識に悲しい過去に関連する出来事から目をそむけ耳を塞いでいました。
そのうちそれが大きなストレスとなり、自分でも本当の理由に気づかないまま睡眠障害やパニック障害、突発性難聴、メニエール症候群、声が出ない、過喚起などを発症するようになって、原因不明で余計に不安になって病状も悪化して行きました。
自分がパニック障害だって理解するまで数十年の時が必要でした。
ある有名人の身内の方がなくなった時、「もしかして私も?」と思い、専門家を相談をして初めて自分もパニック障害だと知りました。詳しい原因がわかるまでそれから更に1年くらい掛かりました。
原因は小学生のときの辛い出来事と身内に打ち明けたその後の家族の対処でした。
色んな事情から仕方がなかったのかもしれませんが、間違いなく謝った判断でした。
自分の身を守る為に私は「大人の言いなりになる事(我慢、良い子(都合の良い人)で居る、自己犠牲)」を選びました。障害児を抱えた両親への私なりの「愛情」や「恩返し」「後悔」や「憎しみ」の狭間でも苦しんだ結果、そうするしかないと自己暗示にかけて言い聞かせていたのかもしれません。
でもドンキ(まきちゃん)のように自尊感情が欠落してしまい、相手の気持ちを試すような行動を取ったり、親や周囲の人をわざと困らせたりして真実を伝えたい、私を一人にしないで、私を信じてと言う代わりに、こっちを振り向いてもらおうと、わざと悪さを繰り返したりもしていました。
「明日、ママがいない」の放送内容や表現が、誰かにとって問題があったとしても、何かしら誰かのためにもなっているのは確かだから、放送を継続した意味はあったと思います。
謝らなければならない人が居るのだとしたら、番組製作者と言うよりは、あだなや家庭環境でからかったりいじめた人じゃないのでしょうか?
私は結婚前に子宮がんの疑いで手術をしていたり、左右の足の成長具合が違う為、産道が狭すぎたり、ホルモンのバランスも悪く、不妊症と言われていました。
運良く子が授かりましたが、生む前も中毒症や出産も難産でとても危険な状態でした。
一人は残念ですが、私の命を守る為に我が子をやむを得ず葬りました。
佐々木施設長の気持ちもかおりさんの気持ちも良くわかります。
年頃の娘が去年子宮筋腫と不妊症の宣告をされました。
私も養子縁組を真剣にに考えていたことがあったので、娘とは不妊治療の話と同時に養子縁組の話もしています。
「明日、ママがいない」は私達の心の処方薬になっています。
トラウマや悲しみ、苦しみを越えるには事実や真実と向き合う勇気が必要になります。
目を逸らすのではなく、あえて一番苦手と向き合うことで、少しずつ慣らしていくことで、免疫を造るしかないのかもしれません。薬を飲むより大事な治療が「トラウマとの真っ向勝負」なのかも…。
私は1時期ある歌い手の歌詞の1部を聞いただけで、全身の震え、発疹(痙攣)が止まらなくなったり、過呼吸や、嘔吐、目眩、不眠などの症状が起こり生活に支障をきたすようになってしまいました。
好きな歌い手さんだっただけに、不思議で仕方がありませんでした。
歌詞の内容が私の恐怖心を揺さぶり、脳に危険と言う誤作動を起こさせてしまっていたのです。今だってテレビや映画や、ニュースでも毎日のように、思い出したくないことが次々流れています。
でも、「これが原因だ!!!」って言う原因がハッキリして、病院で相談したり、誰かに話を聞いてもらえるようになってからは、嘘のように発作が楽になっていきました。
「自分を知る。」
「病(トラウマの原因)を自覚する」ってい1番大切なことだったんですね。
みんな強くないから余計に自分の弱さをちゃんと認め、トラウマを自分自身で理解して乗り越えなければならないんだと思います。
「明日、ママがいない」もドラマだから、実際とは異なる所はあるかもしれないけど、一人一人が考えるきっかけになればと願っています。
誰かのトラウマの原因は一生世の中に垂れ流し状態のままかもしれない…。
どうせなくならないなら、克服を目指すことを考えていかなければ、生きるの辛いまんまは人生勿体無いから…。
周りの協力なしにはできないと思うので、どうか手を差し伸べてあげて下さいね。
話し相手になってあげて下さいね。
自分で答えを見つけて乗り越える為にも、話し相手は重要な存在です!!!
親とは何か?幸せとは何か?
家族で考えるきっかけをありがとうございました!!
みや