本当にお世辞抜きで、
すっごい面白かったです。
脳が薬物に因って覚醒させられていく平凡な女性の話と聴いて、100%になったら人はどうなるのだろうと興味津々で観ました。
最後のEDクレジットで「え!?監督、リュック・ベッソンだったの!?」と後から知りました。
確かにこの映像美は彼ならではかもと後から納得。
最初の演出はちょっとB級っぽくて失敗かも?と思ってましたが、
話が進むに連れて、展開と最後はどうなるんだろうと予想も付かなかいのは久し振りで凄く楽しめました。
リュック・ベッソン監督は「グランブルー」、「レオン」や「フィフスエレメント」で有名な監督さんですが、
最近はもう監督はしない、やっぱするとかやってて、大丈夫かなと心配してましたが、
こんな面白い作品を作ってくれてるとはと嬉しくなりました。構想10年ですって。それは面白いに決まってます。
皆さんはリュック・ベッソンと聴けばカーアクション系の脚本家・製作などで知っている方が多いのでしょうか。
「TAXi」とか「トランスポーター」とかの方が有名なのでしょうか。
勿論、今回の「LUCY/ルーシー」でもカーアクションは取り入れられてます。
あんな混み込みのパリの街で恐ろしい程のカーアクションが有りますので、車好きの方も楽しめるのではないでしょうか。
ネタバレ有りとは書きましたが、本当おススメなので、しない事にします。是非ご覧になって欲しいです。
そして脳が一般的に言われている10%の使用から20%まで覚醒し、更に覚醒していくとどうなるのか、その目で確認して下さい。
ルーシーが最初、闇取引に巻き込まれ、理不尽な暴力に怯えるしか無かった女性から覚醒し、
次第に個から解き放たれていく様は圧巻です。
ルーシーはあの「アベンジャーズ」シリーズのブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフを演じていたスカーレット・ヨハンソン。
金髪でゆるふわパーマの華憐なルーシーが脳の覚醒から人間性を失い、神のような存在になっていく難しい演技をこなしています。
スカーレットもこの数年ずっと社畜のように大作に出続けているので、マイケルこと、マイケル・ファスペンダーのように休養に入ってしまいそうで、少し怖いです。
何せママですからね。今は多感な4歳の娘さんがいますし、傍に居てあげて欲しいです。
衝撃のラストは誰も予想が付かないと思いますので、是非その目で確かめて下さい。
人それぞれかとは思いますが、私はそうなるのかぁと驚愕したので、本当におススメです(くどい)。
後、脳科学の権威の科学者、ノーマン博士に名優、モーガン・フリーマンが物語を更にぐぐっと締めてくれています。
彼が居てくれるだけで、フィクションがノンフィクションのように思えてくるから凄い。
真実のような錯覚さえしてきます。ルーシーの覚醒をノーマン博士と一緒に体感しましょう。
近々テレビで「フィフスエレメント」がやるみたいなので、それで気に入ったらでもいいです。
沢山映画を観て来ましたが、久々の面白い映画でした。借りて良かったです。
スカーレットの次回作「ゴースト・イン・ザ・シェル」は微妙ですが、アニメの世界観を崩していない事を祈るばかりです。
此処まで読んで下さって有難うございます。次は「ドラキュラZERO」を観ようと思ってます。