あぽまに@らんだむ

日記とか感想とか二次創作とか。

ラストキング・オブ・スコットランド(2006年)

2016年10月26日 | 映画関係





ストーリーは詳しくはwiki先生を御覧ください。詳細に明記してあります。
1971年とまだ半世紀も経っていないウガンダでのお話ですが、まだ当時生きていた方達がその存在を話してくれる映像もあります。
私も内容に触れますので、ネタバレ・腐発言有りです。ご注意下さい。
それでも大丈夫な方は下↓↓↓↓へスクロールして御覧下さい。


































<感想と考察>



恐ろしい話でした。主人公、ジェームズが演じるニコラス・ギャリガンというスコットランドの若い医師以外ほぼ史実です。
フィクションも多数あり、彼と不義をして惨殺されたケイというアミンの第三夫人の殺され方も史実では無いとは言いつつ、
彼が任期の間に30万のウガンダ人が虐殺された事は事実だそうです。恐ろしい話です。

ニコラス・ギャリガンは父親への反発と冒険心により国情を知らないまま、アフリカ中央の国ウガンダへ医師として渡ります。
気軽に若い黒人女性と関係を持ったり、政権を奪ったばかりのアミンの演説に好奇心のみで行ったりと無謀な若者です。
流されるまま、アミンとひょんな事から友人になったニコラスは請われるまま彼の主治医になってしまいます。
これが運命の別れ道だったのでしょう。
主治医の立場を越え、アミンに信頼されるまま顧問と呼ばれ政治にまで関与し始めるニコラス。
そしてアミンが裏でしている残虐な面も知らず、ニコラスは益々ウガンダから逃げられない状況になっていきます。
アミンは本性を見せ、怯えるニコラス。此処ポイントです。

主役のアミンを演じたフォレスト・ウィテカーは2m近い大柄な黒人俳優です。
そのフォレストがニコラス演じるジェームズに国から出さないと抱き締めるシーンが萌えます。
自分がした些細な報告でその人物を安易に殺してしまうアミン。
その残虐さに怯えて、国に帰りたいと訴えるニコラスにアミンは国に帰さないと脅すのです。
驚愕し、怯えて涙を流すニコラス。凄く萌えます。
若気の至りで安易に選んでしまった運命に、ニコラスは恐怖し、泣くのです。
相変わらず女優さんのようにぽろりと涙を零して泣くジェームズが可愛いです。半端無いです。

其処で大人しくしていれば良かったものの、何とニコラスは自棄になって彼の第3夫人ケイと関係を持ってしまうのです。
そしてケイが妊娠。それがアミンの耳に入り、ケイは不義の為、惨殺されてしまいます。
その殺され方がまた凄惨で、とても18歳以下の子供達には見せられないレベル。
吐いてしまうニコラスの気持ちも分かります。間接的に自分が殺してしまった事になるからです。
追い詰められ、アミンの毒殺を企てるニコラス。
しかし、偶然その時、サウジアラビアのテロリストたちが乗客を人質にウガンダのエンテベ空港へ来た為、失敗。
ニコラスは空港内の一室で、恐ろしい拷問を受けます。
そして此処もポイント。
本当に恐ろしい拷問です。ケイの惨殺死体より子供に見せられません。
見方によっては萌えるのですが、聴いても見ても痛々しくて目を逸らしたくなります。







一見分かり辛いとは思いますが、これ、
胸の皮にフックを引っ掛けて、皮だけで身体を宙吊りにしているのです。
死ぬまで3日3晩掛かる奴もいると囁くアミンが恐ろしいです。
フックを胸に食い込まれる時のジェームズの演技も不謹慎ですが、超萌えます。←通報レベル。
幾ら自分の撒いた種とは言え、凄惨過ぎる拷問です。
それを哀れんだのか、彼の部下達が居ない隙に、アミンの元主治医のジュンジュがニコラスを手当し、
解放された人質と共に飛行機に乗せ、国外に脱出させてくれるのです。
命からがら逃げる際、他の人質達が彼を支え、飛行機内でも安心させるように彼の背中にそっと手を遣っていたのが印象的です。



アミンを演じたフォレスト・ウィテカーはこの年のアメリカの主要映画賞の主演男優賞をほぼ独占し、
第64回(2006年度)ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)、第79回(2006年度)アカデミー賞主演男優賞を受賞したそうです。
確かに彼の演じたアミンは人懐っこい笑みと狂気を孕んだ冷たい表情とコロコロ変わって正直怖かったです。
それに対してジェームズは、英国アカデミー賞 助演男優賞ノミネートのみという…。ちょっと差が有り過ぎではないでしょうか。
主人公は一応ニコラスだとは思うのですが、アミンを中心として描かれているからでしょうか。
フォレストが主演、ジェームズが助演になっているので、逆なんですね。分かりました。



小柄なジェームズが大柄なアミンに脅され、怯えながら彼に従わざる得ないシーンが幾つかあり、
顔を大きな両手で挟み込まれ恫喝され、震えながら頷くシーンなど萌え満載な映画でした。
ウガンダの国情や追い詰められていくニコラス、話は凄くシリアスな内容なんですが、ニコラスの視点で進んでいく為、
常にジェームズが映っているので、ジェームズを堪能出来る作品です。
でも、逆にジェームズの美点が生かし切れていないので、私的にはジェームズ度は★★★☆☆です。
萌えに関しては拷問のシーンだけでも★★★★★と満点をあげたいのですが、
痛々しいジェームズをチャールズと勘違いして、エリックが来そうなので周囲警戒しときますね。
10年前だとまだ27歳の可愛いジェームズを御覧頂きたいです。
ケイとのエッチシーンでは可愛いお尻も堪能出来ますし、
アミンが着替えを促している際に、パンツが邪魔と脱いでそのままズボンを履くという下半身マッパなシーンもあります。可愛い。
ここまで読んで下さって有難うございます。少しでもジェームズの可愛らしさが伝わると嬉しいです。















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぺネロピ(2008年) | トップ | 終着駅 トルストイ最後の旅(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画関係」カテゴリの最新記事