あぽまに@らんだむ

日記とか感想とか二次創作とか。

メッセージ(2017年)

2017年05月20日 | 映画関係

























一応、いきなりこの画面を開いた方々の為に、もうワンクッションしますね。
粗筋に触れる内容も記載しますので、閲覧は自己責任でお願い致します。
一応、結末やエイリアンの容姿など、露骨なネタバレはしないつもりです。
大丈夫な方のみ、下へスクロールしてご覧下さい。↓↓↓↓



























概要にも書きましたが、この映画は映画館で観るべき映画でした。行って良かった。
前情報として、出演者と宇宙船の形くらいにしか仕入れなくて行ったので、何の先入観も無しに観れたのも幸いしました。
凄く、何もかもが新鮮で、宇宙船を観て、「・・・というか、米(コメ)だよね」と思ったのは内緒です
後は、宇宙人(エイリアン)が何の目的で来たのか、ヒロイン達に何をするのか、まるで知らなかったので、
その点は凄く怖かったです。友好的なのか、敵対してしまうのか、不安に思いながら観てました。



結論から言って、自分が日々言っていることが映像として流れていて凄く驚きました。
それは、人類が第三次世界大戦に向けて現在突き進んでいる事、これを回避するには、宇宙人の襲来しかないと。
そうすれば、人類は共通の相手に一致団結するしか無くなるのではないかという事です。
過激な発想かもしれませんが、この映画を通じて、人間は気付かなければならない、そんなメッセージが隠されていた気がします。
そう、今度、また世界を巻き込んだ戦争が起きれば、それが最後になると言う事に気付かなければならないのです。
この映画で襲来したエイリアン達が最終的に伝えたかったこと。
それは、要約すれば、このまま突き進んで行けば、人類は滅亡してしまうと言う事ではないのでしょうか。



思想的な事を書きましたが、映画は単純に楽しんで観れました。
考えさせられる点が沢山あったと思ったのは私の感想なので、公開日だけあって沢山の方々が観に来られてました。
『スプリット』よりお客さんが多かったです。
どっちもマイナーだと思うのですが、数学者のイアンの役でジェレミー・レナーが出ていたので注目されたのかな。
ジェレミー・レナーは『アベンジャーズ』のクリント以外でも可愛い役やくせ者の役ばかりで、
こう静かで繊細な男性の役を演じるのを初めて観ました。
クリントのような役が似合っていると思ってましたが、こういう大人の男性の役も凄く魅力的ですね。



ヒロインのルイーズに『マンオブスティール』や『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』のロイス・レーンで有名なエイミー・アダムス。
ロイスは自立した行動力のある強かなヒロインでしたが、ルイーズは家族を失い深く心に傷を負った言語学者です。
ルイーズは突如世界各地に現れた宇宙船を調査する軍からの要請に応じます。
そして、イアン達とチームを組み、宇宙人に地球に来た理由を尋ねるという大役を任されます。
その要請した軍の大佐に『プラトーン』や『ラストキング・オブ・スコットランド』で有名なフォレスト・ウィテカー。
世界やアメリカ政府の緊迫した状況をその巨躯で知らしめてくれます。



時々フラッシュバックする哀しいけれど美しい記憶の意味が最後の最後で観客は分かるのですが、「ええええ」でした。
そしてラストに流れる甘やかだけれど、哀しい映像。観客はルイーズと人類の覚悟を知る事になります。
これはメッセージ。
観客は沢山居ましたけど、エンドクレジットが流れる前にさっさと席を立って暗い中、出て行ってしまう方の多い事。
MARVELなら確かに最後の最後まで観ないといけないのはマベ沼に嵌っている人は当たり前の事なのですが、
観たらもうそれで終わりなのかなぁと私的に哀しくなりました。
監督や原作者、脚本家、映画を作った皆さんのメッセージをちゃんと考えて欲しいなと私は思ってしまいます。
映画の楽しみ方は人それぞれなので、仕方が無いとは思うのですけどね。



実際、エンドクレジットで流れる宇宙人の声らしき音は、善し悪し関係無く怖いと思ってしまいました。
怖いと感じるのは未知のモノだから。今迄聴いたことのない類(たぐい)の音だからです。
面白いと感じる人、心地よいと感じる人、居るのでしょうか。
学者さん達は恐らく一般人よりは好奇心が旺盛だし、探求心や使命感なども有って、
その恐怖に打ち勝ち、宇宙人達の声や容姿を受け入れ、相対していたと思いますが、
恐らく一般人の私達ではTRPG『クトゥルフ神話』の正気度のように正気では先ず居られないと思われます。
あんな宇宙人を目の前にして正気で居られる方が凄い。




この『メッセージ』という映画は、この宇宙人の声と容姿、そして言語学者ルイーズの得た真実を観に行くだけでも価値があります。
是非、興味のある方は映画館でご覧になって頂きたいです。
宇宙人の声は映画館の大きなスピーカーで聴くべきです。
そして画面一杯になる、なるべく前の座席で、宇宙人に相対して下さい。
綺麗なルイーズのフラッシュバックの映像に全てが隠されています。おススメです。



ちょっと真面目にレビューしてしまいました。
読まれた方が、観てみたいなと思って頂けたら嬉しいです。
此処まで読んで下さって有難うございます。
次回は田舎なので、『光をくれた人』を都会に観に行けたらいいなと思います。
マイケルとアリシアに逢いに行きたいです。行けたらいいな~。















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