ジャケット（2006年）

さて表題。今TUTAYAディスカスの会員になって定期的にDVDを観ています。
2枚ずつ借りて観ているのですが、今回はロシアのダークファンタジー「ナイト・ウォッチ」と新感覚ミステリー「ジャケット」を借りました。
いずれも映画館に観に行きたくていけなかった作品です。
「ナイト・ウォッチ」は期待ハズレでしたが、「ジャケット」は好き映画ベスト10に入れたい位に気に入りました。
興味を持たれた方は下へスクロールして御覧下さい。↓↓↓↓

















「ジャケット」





実際にご覧になりたい方の為にネタバレは致しません。
まず主演は「戦場のピアニスト」で史上最年少でアカデミー主演男優賞に輝いた「エイドリアン・ブロディ」です。
私は残念ながら、まだ上記作品を鑑賞していないので、彼の事を知りませんでした。
しかし、彼が演じる主人公「ジャック・スタークス」の繊細で優しさ溢れる演技に、凄く彼自身に興味を持ちました。
それ程に観終わった後に、優しい気持ちになる作品でした。



時代は1992年。中東イラク戦争で瀕死の重傷を負った主人公が翻弄される哀しい運命。
憤りを感じながら彼はその運命に流され行きます。
しかしどうにもならない運命の中、彼は人を思い遣る心を忘れませんでした。
ヒロインはあの有名な「パイレーツ・オブ・カリビアン」のヒロインで有名になった「キーラ・ナイトレイ」です。
過去からやって来たジャックを最初は訝しげに接しますが、やがて恋に堕ちて行く寂しげなウェイトレス、ジャッキーを演じます。
「パイレーツ～」では力強い強かなヒロインを演じたキーラですが、今回は消え入りそうな儚いジャックを支える健気な演技が胸を打ちます。



ストーリーは何故、彼がそうなったのか、何故こんな運命なのか、明白ではありません。
色々な伏線は投げたままではありますが、観終わった後に泣きたくなるような切なさが残ります。
ジャケット、それは拘束衣のコト。
記憶障害の為に殺人事件に巻き込まれたジャックは精神病院に送られてしまいます。
そこで患者に拘束衣（ジャケット）を着せて死体安置室（ロッカー？）に入れるという無茶な治療が秘密裏に行われていました。
そこでジャックは未来にタイムスリップしてしまいます。
そこで出逢ったジャッキーに驚愕の事実を知らされるのです。



ジャックを過酷な運命に陥れる見知らぬ男に、昔「依頼人」という映画で名子役として有名になった「ブラッド・レンフロ」が汚い親父姿で出ているのにも注目です。
如何でしょう。興味持って頂けましたか？
さて…次は空いていたら「サイレント・ヒル」観たいですね～。





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2016年12月11日　この記事を掲載した2007年1月4日の翌年、2008年1月15日、「ブラッド・レンフロ」がロサンゼルスの自宅で急死しました。
まだ25歳の若さでした。死因は、ヘロインの過剰摂取だそうです。
いい俳優になったと思うのですが、凄く残念です。
また、キーラはジェームズと「つぐない」にも出てますよね。
何気にいい作品を選択する女優さんです。いいエージェントさんと組んでいるのでしょうね。