2020年10月23日 琉球新報の住宅情報誌 「週刊かふう」に、
「平成元年度の木造住宅の着工戸数は1,917戸(構造別構成比13.5%)で過去最高を5年連続で更新。」
の記事がありました。
ん?木造の構造別構成比がたったの13.5%?
これは、共同住宅や長屋建を含めた数値だと思い調べてみました。
やはり、
一戸建、共同住宅、長屋建の合計による構造別構成比でした。
県外に比べてRC造の共同住宅の着工の多い沖縄県です。
他紙の住宅情報誌もそうですが、毎月、
アパートなどの共同住宅を含めて構造別構成比を出すことは、
建築業者側やアパートのオーナーから見ると意味があるかも知れませんが、
一般の施主がどういう構造の家を建てるのか、判断材料として意味があるのか疑問です。
そこで、平成元年度の一戸建の構造別着工数と割合を出しました。
鉄骨造、コンクリートブロック造等は省略。
総計 一戸建 3,628戸のうち
木造 1,523戸 42.0%
RC造 1,471戸 40.5%
なんと!木造がRC造を上回りました。
沖縄では歴史的なことです。
このブログ「ウッディーの家」は、年度ではなく年次で、
一戸建は構造的に木造で十分という観点から「一戸建」に限定し統計を取っており令和元年 2019年は、当ブログの
沖縄県の一戸建て構造別着工戸数2019
で木造1,398戸38.7% RC造1,557戸43.1% でした。
確かに今年の1月から3月はすべて木造がRC造を上回っていたので上記の結果なんでしょう。
令和2年2020年、木造がRC造を上回る見込みです。