『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「鴨川ホルモー」 京都の大学生たち

2009年05月19日 | 映画
お笑い芸人モンスターエンジンの「暇を持て余した神々の遊び」、
このマンガを読め!1位「聖・お兄さん」、
また教会が怒ってる映画『天使と悪魔』と、神のネタは大流行ですな。
この映画も神系?
山田の摩訶不思議なヒゲの生え具合は、妙にキリストっぽいし。

私も京都の大学生やったんで、葵祭りのバイト(しなかった)とか、祇園祭(人込みがイヤでいまだに見たことない)とか、鴨川べり(等間隔カップルなんて恥ずかしくてできなかった)、叡山電鉄(乗ったことない)、南禅寺水路閣(ここメッチャ好きなとこ!オススメ名所!!)など、京都の知ってるあちこちが出てくるんは(私が通ってた大学のキャンパスも登場!)、素直に嬉しく楽しかったんやけど、TVドラマの「鹿男あをによし」で感じた不思議ぃーな面白さが出てこなかったんは、結果的に2時間の映画枠では伝わりにくかったんとちゃうかなぁ~。
まぁ、でもそこそこ面白かったんは、京都の大学生風情がよう描けてたからやろ。
首都圏のオサレーな大学ではこうはいかんやろなぁ~。
ホルモーが、京都の4大学対抗なのに、同志社大学が入ってないのは、キリスト系の大学やからかなぁ~(ザマミロ!)。

原作者の万城目学と京大の同級生やったお笑い芸人ロザンが書いた本「京大芸人」にも、チヨンマゲと、平成の世の大学生とは思われない京大吉田寮の描写が同じようにでてきとった。
あのチョンマゲ学生は当時マジでおったと思われんな。
シャンプーハットを改良した信長襟が、似合てたけど、これは万城目のアイデアか、映画のオリジナルか、実際におった人がこうしてたか気になる所やわ~。

KBS京都の競馬中継でおなじみ澤武博之アナ(立命館卒)が、映画デビュー!
他の局アナでは、絶対出てこないエエ味(とっちゃん坊や顔)を出してましたが、この人を起用した大英断に感激~。
監督のお気にいり田中麗奈は、出てませんでした~。
ショボーン。。。
でもラストカットに、リチャード・レスターっぽさが見えましたよ~。
今まで「釣りバカ」をやらせれてた?んで、松竹映画社員っぽかった本木克英監督ですが、実績(「ゲゲゲ」と「犬10」)を積んでいくことで、イキイキしてきましたな。
これからも松竹っぽくない松竹映画を、
または富山の先輩滝田監督みたいなオールマイティーな娯楽映画監督になっていってほしいね!


★★1/2

最近見た映画① 「四川」「チェイサー」「電王」「新宿」

2009年05月15日 | 映画
自分ブログ史上最長の休み(ほったらかし)をしてしまい、映画レビューがたまりにたまったんで、まとめて短評しときます。
一応、今年の目標は、「見た映画、全部なんか書いとく」なんで。
じゃあ、直近で見たやつから。

「四川のうた」 寝た

一応、“いくら眠くてもイイ映画では絶対寝ない、寝てしまうのは映画がおもろないからや!”という自論を持ってます。
徹夜明けで見た『哀戀花火』や『嵐の季節』を見てそう思ったもんです。
しかし、それは10年以上も前の話。
本厄を迎えた年には、そんなんもうききまへん。
寝てまいました。
あとでチラシとか読むと、一番エエ母と子のエピソードのとこ全然知らんもん。
読んだら、確かにエエ話や。
覚えてるのは、ジョアン・チェンと、最後のチャオ・タオんとこくらい。
あと中国人の歌う百恵の唄も。
音楽の林強(リン・チャン)、ヨメはんが好きでCDいっぱい持ってよる。

「チェイサー」 ★★★1/2

韓国の実録犯罪映画といえば、ポン・ジュノの『殺人の追憶』を思い出しますが、こちらは『殺人の追憶』と同年日本公開の『SAW ソウ』の影響をもろに受けた感じがします。
いや、それより、この見ている最中ず~っと持続するドキドキ感は、『羊たちの沈黙』級ですらありました。
犯人が、鑑定医みたいなおっさんに言葉責めされてるとこが、一番スカッとしました。
この映画の監督ナ・ホンジンは新人監督ですが、ポン・ジュノが『殺人の追憶』を撮った年齢と同じ34歳。
いわゆる韓流映画ブーム(男前系のやつ)が一段落ついて、またこういう映画がどんどんでてきてほしいですね。

「劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」 ★★★

前作「ファイナル~」で正直「電王」映画版は、もうよろしいわと思ったんですが、今回は、面白かったです。
これまでのサービスショット連発しとったらええんやろ的な発想から、佐藤健抜きで作らなければならない今回は、まずきちんと脚本を考えた上で、サービスショットを挟み込む本来の映画版「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」に戻った感じがします。
お父さんたちは鬼役柳沢慎吾の最期「あばよ!」で笑てました。
ラストの落ちも「俺、誕生!」のやつに一捻り加えたっぽくって、デネブのはしゃぎように、ちょっと泣きそうでした。
ゆうくん(実質主人公)が、加藤夏希に似とったなぁ~。
コハナちゃん(ハナクソ女)は、成長しすぎてるけど、声はそのまんまやね。
イマジンたちとのコンビネーションもさえわたってるから、大きなってもずっと出てほしい!
それにしても劇場で一番湧いたのは、夏の映画の予告篇!
これは、もうスゲーわ!
息子の映画デビューはコレに決めた!!

「新宿インシデント」 ★★
思ってたジャッキー映画と違う!
赤い文字が乱舞する東映テイストOPは、タランティーノ流の遊びと同等のものかと思ったら、大マジ。
今回のジャッキーの新規開拓は、実録ヤクザ映画が、それほど好きではない私にとってつらいものでした。
特番でやってた「8時だよ全員集合」を、子どもと一緒に大笑いしながら見てて、ドリフのコントってジャッキーに似てるなと思ってたばっかりやったんで、見たタイミングも悪かったなぁ~。
後で知ったファン・ビンビンがチンタオ出身という、ちょいエロ情報がウケました。


「ベンジャミン・バトン」  生涯ベスト何位?

2009年03月20日 | 映画
デヴィッド・フィンチャーの前作『ゾディアック』の新聞広告コピーで、
「(太字で)ダントツに面白い。(小さい字で)フィンチャー監督の中で ~MOVIEぴあ」という、わずか6作品の中のナンバー1を強調した、ヘンテココピーやったんですが、今回も、なぜかやってくれよりました。
「この映画は、あなたあの生涯ベスト何位ですか?」
スゴイなぁ~。
期待させるなぁ~。
なんせ、今年のアカデミー賞最多ノミネート作品やもんなぁ~。
おすぎも興奮してるしなぁ~。

大量のボタンで作られたタイトル・バックと、戦争を逆回しして時間を遡るシーンで、今回は映像魔術系のデヴィッド・フィンチャーが見れるんか?と思ったけど、『ゾディアック』以上にオーソドックスな映画やった。
フィンチャー監督作品というより、『フォレスト・ガンプ』のエリック・ロス脚本作品、キャスリン・ケネディ&フランク・マーシャル製作作品の色が濃く出た感じやったなぁ。
この二人、夫婦やん。
「なんか、映画化できる、え~原作ないのん?」
「こないだ、図書館で昔の本借りたんやけど、これおもろいで?」
「でも、短編やんか」
「ほな、適当に、話作ろか」
で、夫婦で作りきれないとこは、
「ロス君、今回はアカデミー賞狙ってるんで、『ミュンヘン』みたいなんと違てもっと万人受けするやつ、そう『ガンプ』みたいなんでたのむよ」
各エピソードにムラがあるんは、こういういきさつがあったんやろか。
老人に囲まれて育てられとったから、自分の肉体に違和感を感じずに育つ子供に、スティーヴ・マーティンの『天国から落ちた男』を思い出したり、
少女と老人が初めて出会うシーンに元祖甲子園のアイドル:三沢高校太田幸司のエピソードを思い出したりした。
44歳で18歳年下のヨメさんもろてんけど、初めて出会った時はヨメさんが小学生やったと言うてました。

生涯ベスト、ランク外です。
アカデミー最多ノミネート→技術系3部門受賞という結果の通り、何年かしたら忘れてるやろなぁ~。


★★★
【後記】
昨日の新聞広告のコピーは「一生に一本。」
自信満々やなぁ~。

2月見た映画 「ディファイアンス」「悲夢」「少年メリケンサック」

2009年03月14日 | 映画
「ディファイアンス」★★★
知られざる世界の歴史を、退屈になりがちな歩兵戦で描いて、一級のエンタメ作品にしあげる魔術師エドワード・ズウィック監督。
今まで007役者は、ジェームズ・ボンドをやってる間は、なにをやってもボンドに見られて困るという話がつきものやけど、ことダニエル・クレイグに関しては、役の演じわけができてる気がする。
“抵抗”って“レジスタンス”やと思とったんやけど、“レジスタンス”にしたら、フランスの反ナチスを彷彿させるから避けたんかな~。

「悲夢」★★★1/2
キム・ギドク全開!
オダギリ・ジョーの日本語が韓国語と同じように通じてるとこから、マジック炸裂!!
確かに、西洋人がこういうシチュエーションても違和感ないもんな~。
さすが、世界のギドクやわ~。
『うつせみ』第2章って感じも好き。
凍った川の上にダイブって、怖いけどヴィジュアル的には綺麗やね。
『絶対の愛』の彫刻公園に続いて、後半出てきた寺も、韓国に行ったら行ってみたいとこやな~。

「少年メリケンサック」★★1/2
ホモやと皆知ってるけど、自分ではばれていないと装うユースケ・サンタマリア。
「未来講師めぐる」のヅラ塾長(武田真治)いや、ナニワのモーツァルトのことか?
「臭い屁をせんやつは、薄っぺらい人間や」。
うまいこと言うなぁ~。
こういうセリフが書けるクドカンは、子育て中、つい怒ってしまう言い回しも、上手いこと言えるんやろなぁ~。
宮崎あおいもクドカン世界にちゃ~んと似合うとった。
クドカン脚本に合わない俳優っておるかなぁ~?
勝地涼のオチと、エンドマークがキレイに決まって気持ちいい。
これと、『誰も守ってくれない』で佐藤浩市嫌いが、だいぶマシになりました。

「チェンジリング」 イーストウッドの子育て

2009年03月13日 | 映画
クリント・イーストウッドは、「彼は本当に本当に最高のパパ」とアンジェリーナ・ジョリーがインタビューで言うとったブラッド・ピットのようないわゆる子育てパパではなかったと思う。
どちらかといえば、劇中アンジェリーナ・ジョリーのセリフに出てくる“責任”の箱を見て逃げ出すタイプのパパやったと思う。
それなのに、なんでこんなにも子供を思う親の気持ち、親を思う子供の気持ちを素晴らしく表現する事ができるんやろうか!
孫みたいに年の離れた娘(モーガンまたも出演!)が生まれてから、彼は変わったのか?
いや違う。
沢木耕太郎が新聞評でも指摘した「それは彼の体の中に染み込んだプロフェッショナリズムがそうさせるのだろう」。
映画は、1920~30年代の社会・風俗、女性の社会進出、警察の腐敗、権力との戦い、宗教、死刑、精神病院、いろいろな要素があって、そのどれをとっても一級品やけど、圧巻はやっぱり事件の真相やった。
ここはマジで映画を見てる途中、子供の帰宅が心配になって映画館から出たくなったくらいやったわ。
ここ最近のイーストウッドはある種タブー的な悪趣味部分を入れながら、それをうまいこと映画の中に取り入れてる。
これも長年映画に携わってきた、彼のなせる業なんやろな。
去年の『告発のとき』の記事で、ポール・ハギスを勝手にイーストウッドの息子と言うとったんやけど、本物イーストウッド作品を見ると、やっぱり違うねぇ~。
犯人と直接対峙するシーンがどちらにもあるんやけど、こちらはいかにもイーストウッドっぽかった。
もう一人勝手にイーストウッドの息子と言うとったバディ・バン・ホーンがスタントコーディネーターとしてクレジット。
元の鞘に戻ったんやね。
本物息子カイルは、音楽の手伝い。
いつか、親子でアカデミー音楽賞が獲れますように!!


★★★★

「20世紀少年 第2章」 おまえ、アイツか?

2009年02月25日 | 映画
前作「第1章」の部分が、漫画の中でも一番面白いとこやって、それがあの程度の出来でしかなかったから、この「第2章」は、もっとダメなんわかって見とったけど、ここまでひどく作られてるとは思いもよらんかった。
まだ「第1章」の時は、完全コピーとか、そっくりさん大会とか、ダメななりに見とこうと思うとこがあって、なんとか我慢できたけど、もう無理。
そういう問題やないわ。
映画として致命的な、ドキドキもハラハラもしない緊張感のなさはなんや?
あの程度の横丁の銃撃戦やったら、ウチのコドモでも銃弾に当たらんと思うわ。
夜の小学校の出来事も、3階から飛び降りるほど怖いもんやったか?
全編に漂うのは、流れにそってさっさと期日通りに作ってしまいましょうって感じ。
「だって、スターさんのスケジュール抑えてるから、予定通り撮りあげなあかんねんも~ん」か!
「最高の原作で、日本映画界最高のエンタメ作品」という意気込みも、「最高の原作でみ~んな金儲けしようぜ!」に変わっちゃったね。
唯一、モチベーションが高かったカンナ役の平愛梨は、この役のゲットに女優生命をかけた割りには、しょせん見てくれが似てるから受かった程度の実力でしかない。
それなら、素で似てる小泉響子役の木南晴香(NHK教育「ドレミノテレビ」でお姉さんが下積みを積んでついに!)をもっとフィーチャーした方がよかったんとちゃう?
原作では読んでても気にならなかった、オッチョが“ともだち”の正体に気づいて言うセリフ「おまえ、アイツか?」
漫画では、ともだちの正体の謎を引っ張るために読み飛ばせたセリフも、劇中で見て聞くと、アレ?なんか日本語おかしくない??
最悪は、やたらようけあった群集シーン。
いかにも映画です。作り物です。ウソものです。ってしらこさはなんや?
エキストラが全くなっとらんわ。
演出できないなら、できないなりになんとかすんのが監督やろ。
人数揃えたらええってっもんとちゃうぞ。
こんなんで、万博会場のウッドストック再現できるんか??
な~んて言いつつ、「第3章」も見届けてやるわい!



「大阪ハムレット」 学芸会にドキドキ

2009年02月12日 | 映画
この映画、YAHOO!映画のレビュー採点で、公開以来ず~っと上位にきとって気になっててんけど、ほんまにエ~映画やったわぁ~。
見てよかった。
たまには、こういう評価も素直に信用してみるもんやね~。
こんなベタ関西弁ホームドラマが、今一番自分の見たい映画やったいうのもあるんやけど、真面目(微妙にひろみちお兄さんに似てる)、ケンカ(近所のヤンキーに似てる)、オカマ(微妙に本上まなみに似てる)の三兄弟が、それぞれの問題に立ち向かっていくクライマックスは圧巻やったなぁ~。
でも、個人的には岸部一徳の父親っぷりが、一番やった。
継父なんやけど、子供との距離のとり方が絶妙!
こういうの参考になるわぁ。
「(派遣のガードマンの仕事は)替わりがおるけど、あの子の替わりはおらんのです!」
とボソっと言うセリフ、カッコえ~!
一徳は、TVドラマや映画で、ようけ父親役やってるけど、昔ながらの無口親父、不倫親父から今やってるドラマの女装親父(夢に出てきそうなくらい恐ろしいなぁ~)まで、まぁいろんな父親ができますなぁ~。
松坂慶子、肥えてキャラチェンジしてから、好感度めっちゃアップしてます!

双葉社の原作漫画の映画化は当たりが多いなぁ~。
『モリのアサガオ』も期待できるかなぁ~・・・。
「鈴木先生」、「駅弁ひとり旅」もドラマ化希望!!


★★★1/2
明日は、ウチの年少の学芸会。
すべり台のてっぺんから落下して、10日ほど幼稚園を休み、あまり練習できんかったけど、なんとかやってくれることを祈ります!

「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」 働くヨメさん

2009年02月09日 | 映画
おっ!なんか浜田省吾かTHE ALFEEの曲みたいなタイトルやなぁ~。

ケイト・ウィンスレットが、ゴールデン・グローブ賞主演女優・助演女優のダブルノミネート、主演女優賞をこの映画で受賞したんやけど、アカデミー賞では助演の方の映画で主演にノミネートされとる。
ようわからんな。
受賞したら「ホントはダンナの映画で受賞したかったわ!」とか言うんかな。

夫婦ゲンカのシーンで映画がはじまるんやけど、ちょっと鼻につくくらい演技臭くって、これでアカデミー賞?とか思たんやけど、いやまて、このヨメさんは自称小劇団の看板女優という設定やから演技臭くって当たり前、怒っていくうちにだんだん演技のツボにハマってエスカレート、悦に入ってるとこまで表現したんか?
とすると、うまい演技ということか。
時々、メリル・ストリープにも見えたしな。
とにかく、本格派の女優をヨメさんにもらうとたいへんやと言いますな(明石屋さんま談)。
このあと、夫婦ゲンカが何ラウンドもくりかえされるんやけど、まぁ他所の夫婦ゲンカを見てんのはオモロイわ~。
ちょっと気になるというか、こいつら夫婦に感情移入できんのは、全く子供不在やったとこ。
“子はかすがい”やないんやね。
1950年代のアメリカって、もっとファミリーを大切にする感じやと思ってたけど、あれも映画とかTVだけで実際は違うかったんかな?
それとも、この夫婦が、時代の先を行く夫婦やったんかな?


エロネタの巨匠として認識してるサム・メンデス監督。
今回は、憧れの隣の美人妻(ケイト・ウィンスレットのこと)を、タナボタでモノにできたものの、約8秒で果てるちょっと切ないシーンがあった。
でも演じてるのは監督のリアル・ヨメさんやから、ディカプリオとのキッチンでいたすシーンも、この車でいたすシ-ンも疑似まるだし。
他所の女子(秘書)は、平気で脱がすくせに~。
ポロッ!
「キャっ!見えちゃった」
でも、ディカプリオは一発抜いた後やからさっさと帰り支度しとって、こっちの方見てない。
ん~、いいシーンや。
じいさんの補聴器のシーンの方が好きやけど。
不便でたまらんはずの補聴器が便利グッズになるとは!
あの気持ち、よ~う、わかるで~~。


★★★

「永遠のこどもたち」 ぼんさんがへをこいだ

2009年02月05日 | 映画
この監督、ホラー映画がめっちゃ好きなんがようわかるなぁ~。
なんか色んなホラー映画のエッセンスが詰まっとった。
海辺のシーンとか昔の孤児院のとこなんか、暇をもてあましたルイ・マルが戯れに撮ったホラー映画みたいやったし、
さっきまで可愛かった子供が豹変して、大人に牙を向く二階のシーンは『オーメン』みたいやったし、
ズタ袋風のお面を剥ぎ取るとこは、『エレファントマン』より子供が振り向くだけやったけど『フェノメナ』のシーンに近かったな。
悪魔払いのとこは『エクソシスト』より『ヘルハウス』の方やな。
クローネンバーグが大好きな人体損壊(ただし、単に怖いものを見せるシーンだけにとどまらず、医者としての崇高さが表れたエエシーンやった。あんな『死霊のえじき』のアゴなしゾンビみたいになった婆さんを人工呼吸するなんて。『エレファントマン』のアン・バンクロフトのキス・シーンみたいやったぞ!)とか、
最近よく見かける、いきなり衝突するシーンとか、
中田秀夫の得意な、昔のフィルム使いとか・・・。

『ミスト』みたいな絶望的なラストやのに、感動方面にもってこれたんは、スペインの死生観やろか。
『パンズ・ラビリス』にもこんなとこあったなぁ~。
日本人にもわかりやすい感覚やわ。
この監督、中田ヒデの『仄暗い水の底から』が好きやと「映画秘宝」のインタビューで言うとったけど、あのラストは、『仄暗い~』を自分なりにリ・イマジーネションしてるって感じやった。
私は『仄暗い~』の方が好みやねんけど、どっちもホラーで泣けるエエ映画やわ~。


★★★

1月見た映画 「ラース」「ヘルボーイ」「チェ」 

2009年02月02日 | 映画
「ラースと、その彼女」 ★★★

ボクの彼女はダッチワイフって、それだけですべらない話、鉄板ネタで、笑う気満々で見たんやけど、けっこうエエ話映画やったね。
ラースが、某落語家みたいにダッチワイフを彼女にする理由っていうのが、よくわからんまま話が進んでいったんやけど、実はココが肝やってんね。
女医が出てから急に面白なった。
なんでラースがこんなんになったか、その理由とかトラウマみたいなんが、徐々に、小出しに、それぞれが想像の余地もあって、面白かったわ~。
さすが、アカデミー脚本賞ノミネート作品やね。
個人的には、叔父さんになる瞬間をぜひとも見せてほしかったんやけどなぁ~。


「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」 ★★1/2

冒頭のゴールデン・アーミー誕生秘話的なシーンが『ロード・オブ・ザ・リング』いや『乙女の祈り』っぽくってイケると思ったけど、途中で飽きてきた。
やっぱりこういうノリの映画を大画面で見るということなんか、どうでもよくなってきてるなぁ~。
「ベルセルク」っぽいファンタジックなクリーチャーは、エエ趣味しとってこんなん大好きなはずなんやけどなぁ~・・・。


「チェ 28歳の革命」 ★★

ソダーバーグの映画って、おもろいとおもたことがない。
デビュー作にしてカンヌ映画祭グランプリ『セックスと嘘とビデオテープ』の前売り券を買う時に、「セックスと・・・」と言うのが恥ずかしかった思い出があって、殺生な題をつけやがってと思たもんや。
二部作やけど、見んの止めとこ。
でも『ザ・レスラー』は、題材に興味があるから、こっちは見るよ!!

「007 慰めの報酬」 これも二部作か・・・?

2009年01月29日 | 映画
怖いよ~、ジェームズ。
前作で、めでたく、ためらうことなく人を殺せるようになったんで、えげつなさに拍車がかかっとたわ。
というより、まだプロフェッショナルになれてなかったんやね、あなた。
『007』シリーズでは初の前作からの完全な続きもんで、だいぶ忘れてるから入りずらかったなぁ~。
いろいろようわからんまま、あっち行ったりこっち行ったりしとったんやけど、こんなに『ジェイソン・ボーン』シリーズみたいやったかなぁ~?とか、動きがますますジャッキー・チェンっぽくなってるなぁ~とか思ったわ。
近接戦闘が『ボーン』ほどキレがなく、追っかけっこがジャッキーのように“遊び”がないんで、基本的に前作を踏襲しすぎたアクション・シークエンスは、意外にも退屈やった。
もっと真新しいなにかを期待しとったんやけど、前作がウケた(私もウケました)もんやから基本的に同じもんになってるやんか~!
これも、今流行の二部作やったんか?
だったら、間、空きすぎやんか~!!
なんでもかんでも殺すんじゃなくて、プロのスパイとはどうあるべきかという、さらなる成長物語は、ようやっと完成したんやから、今度こそ『カジノ・ロワイヤル』みたいな新しいなにかを見せてね。
「死者は復讐を望んでるのか?」、なんかポール・ハギスの好きそうなテーマは、ボンドがぽつりと言うとったけど、とってつけたみたい。

悪役は、板尾創路似のマチュー・アマルリック。
『潜水服は蝶の夢を見る』で瞬きしなあかんかった人が、瞳が乾きそうなくらいパッチリ目を見開いとった。
こういう人、生理的に嫌い。
ダンカンとか。

お色気シーンは砂漠のホテルでの『氷の微笑』の脚組み替えの一瞬みたいなシーンがあったんやけど、もうちょっと前半でやっとってくれたら、集中力が増しとったのになぁ~。
ボンド・ガールの姉ちゃん、単体で見てたらかなりカワイイのに印象薄い!


★★1/2

「地球が静止する日」 親父越え

2008年12月19日 | 映画
地球最後の男『アイ・アム・レジェンド』、
嫌われ者のヒーロー『ハンコック』、
パパは、もう世界を救わなくていいでちゅ。
ボクがやるんだもん!

よその子の成長は早いなぁ~。
『幸せのちから』で、キャプテン・アメリカの人形を宝物にしとった、エマニュエル坊やみたいなカワイイ坊やが、もうドレッドヘアーで、血ドバの格闘コンピュターゲームをやってるんやもん。
反抗期っぽいところもあったしなぁ~。
この、ウィル・スミスの息子が、ええスパイスとなってたわ~。
《ネタバレ》《ネタバレ》《ネタバレ》
肌の色が違う子供、継母。
キアヌが人間というものをもう少しだけ信じたろと思うところが、お利口な人間と音楽や会食を楽しむ~美食倶楽部で海原雄山に接待を受ける~みたいなんじゃなくって、ボクもちょっと“CHANGE”してみるよとスミス坊やとアラフォー・ジェニファー母の関係を見て思うとこが、ホーム・ドラマ好きにしてはええシーンやったです。
決して七光りキャスティングやないんやね。

この“CHANGE”とか、アメリカ流正義の揺らぎとか、最新社会情勢を盛り込んでいるのはええんやけど、不況で予算まで削られてるんやろなぁ~と思うとこも多かったなぁ~。
ほんまは、ガンガン破壊活動を見せる予定やったと思うんよ。
霧の大量発生シーンが多いんは、ちんまいスタジオ撮影ですむからとか。
最終的にキアヌに営業さすとか(西宮にまで来たよ!)。
破壊ロボ“ゴート”のデザインが、レトロでありながらもはったりの効いたええ感じやったんわ、たいしたもんや。
『20世紀少年』もこれぐらいはったりのきいた風にでけんかったんかなぁ~。
ニュージーランドのWETAスタジオに特撮たのんだらよかったのに。
基地に捕らえられた“ゴート”んとこ、『エヴァンゲリオン』にそっくりやったんわ、「パクリ!」と思うより、ぞくそくしたわ~。


★★★

「コドモのコドモ」 妊婦がいた教室

2008年11月13日 | 映画
『14才の母』でもたいがいやったけど、小5で妊娠・出産って衝撃的やせんかの。
小5って、まだ木登りして喜んどったり、金魚すくいして喜んでる(本編より)年齢やんか~。
『14才の母』の志田未来が『女王の教室』の時に妊娠したみたいなもんやで。
と、センセーショナルな映画やと思たんやけど、『ブタがいた教室』とか『女王の教室』みたいな、面白い小学校クラスもんでした。
小1娘がおるんで、怖々見てたんやけど、フィクションとして落ち着いて見れたわ。
チラシも最初、オーバーオールのジーパンをはいた小5の教室廊下の立ち姿という衝撃重視デザインやったんが
第二弾のチラシでは、雪景色の中、着膨れした小5の姿と、下段には5年2組のクラスメートたちの顔が配されてる、子供映画っぽいデザインになっとった。


“妊婦コドモ”特に立会い出産を通して、いのちの大切さを学ぶ2組の子供たち。
このクラスメートたちが“将来の夢”の作文を読みあげるシ-ンが、つい先日参観日に「わたしの夢」というクラス発表を聞いてきてただけに、興味深々やった。
漫画「鈴木先生」の「@掃除当番」の回の子と同じ闇を抱えてそうな学級委員の真面目いい子ちゃんは、「外交官になりたい」と言い、
産婦人科の子供は、「医者以外ならなんでもいい」と言う。
彼女は、この世はキレイ事だけでは成り立たないということを知り、彼は父親の仕事の素晴らしさ、偉大さを身をもって知る。
授業よりええこと学んだなぁ~。
やっぱり、子供の頃は座学なんかしてんと、経験やで経験!
パパになる子の夢は、昆虫学者やったけど、原作者のさそうあきらが宝塚出身やから、オサムシやと言うとったんやね~。

この映画、“シネマ・シンジゲート第1回選定作品”なんやけど、これは“本屋大賞”の映画版みたいなもんやろな。
この映画を選んだんは、なかなかええ選択やったと思うで~。
エンディングに流れる子役達の新生児の頃の写真も必見!
パパと、親友のタマちゃんと、ブタマンは今と同じ顔しとって「超ウケるんだけど」。


★★★1/2

「レッドクリフ Part I」 萌萌

2008年11月08日 | 映画
「カッコよければすべてよし」
2時間30分、こんだけず~っとカッコええ至上主義が貫き通されとったら、細かいことはどうでもよろしいわ~。
武将自らわざわざ雑兵を殺しに行ってもいいです。
素手で戦ったり、馬に体当たりしてもいいです。
見栄をきってもいいです。
ハトが飛んでいってもいいです。
クライマックスの辺りでは、キャラ立ちが完成してたんで何やってもOK。
サングラスしてトレンチコート着とっても、翻してスローで歩いてくれたら、もんく言わんと思うわ。
一戦終えて馬上で並ぶ周瑜、甘興、孫尚香、諸葛孔明、劉備、張飛、関羽、趙雲8人の姿は、ウルトラ8兄弟か7人ライダー+タックルかと思たわ。
カッコよすぎて卒倒しそうや!

スカ続きのジョン・ウーが歴史スペクタクル大作?
「三国志」の映画化?
見る前から、80万対5万くらいの負け戦やと思てたんですが、とんでもない。
今ではジョン・ウー以外考えられないほどいい人選やったと思てます。
全60巻にも渡る横山光輝版「三国志」では、25、26巻に当たる「赤壁の戦い」を描くのに、どっからはじめるんかと思ったら、皆さん彼らの事は知ってはるでしょとばかりに、いきなり23巻目の「長坂の攻防」からはじめよったわ。
まるで、暇つぶしで入った喫茶店で、「三国志」23巻からしか置いてなくて、でも昔10巻目までくらいは読んだなぁ~と思い出しながら読み始めると面白くてって感じで、こっから始めたってことが、まず凄いやんけ!
ほんで軍師の周瑜と諸葛孔明を主人公にして、男前俳優を配し薔薇の香りを若干醸し出すとこもナイス。
本来ツイ・ハークが得意とするおてんば娘(孫尚香)が、活躍するとこなんかツボですわ。
セットも丁寧に作ってるし、ジオラマとか扇子なんかの小道具もなんかも思わず触ってみたいと思うでき具合!
あとマスゲーム好きには、たまらんやろな~。

惜しむらくは一気見できへんこと。
どういうわけか2部作(前後編みたいなもんやろ)になってしもうてて、べつに5時間くらい見続けとっても一向に構わんねんけどな。
このテンションを維持したまんまで次回に入っていけるか疑問なんやわ~。
喫茶店で「三国志」が24巻(「孔明の大論陣」)までしか置いてなくて、「マスター、この続きは?」って聞いたら「4月に入れときます!!」やって。
おい!


三国志<<ジョン・ウー好きにはたまらん、久々の娯楽大作★★★★!



「アイアンマン」 CEO

2008年10月21日 | 映画
「アイアンマン」といえばロードウォリアーズの入場テーマ曲:ブラックサバスやけど、収容中に作られた鉄板むきだしアイアンマン零号機って、Y&TのPVやライブにも乱入してたロボットによう似とった。
あのCEOを見てると、絶対アイアンマンの姿のままギター弾くやろなぁ~とか思たけど、ブラックサバスの曲の方はエンディングできっちり流れてきたんが嬉しかったよ。
このロボットのデザイン、かなりツボやったわ。
ちょっと「アイアン・ジヤイアント」っぽいところも、好きやわ~。
手の平を下に向けて、「ぱ、ぱ、ぴ、ぴ、ぷ、ぷ、ぺんぎん ぺんぎん」のお歩きポーズで飛行するとこもかわいらしい。
それまでさんざん飛ぶのに一苦労してたのに、副社長が簡単に飛べてしまうのは、さすがジェフ・ブリッジスやったな。(エンディングクレジットで『タッカー』の写真を使用してますみたいなんが出とったけど、なんやったんやろ・・・?)

見た人から“ガンダム”イズムを感じさせると聞いてたんやけど、“ガンダム”は“ガンダム”でもまさか、“アムロ・レイ”を感じさせる映画やったとは思いもよりませんでしたわ。
性格は全く違うけど・・・。
“ガンダム”っぽい映画はようあるし、“アムロ・レイ”のうじうじした性格の少年が出てくる映画もあるけど、メカ製作における“アムロ・レイ”っぽさを感じさせるのんって初とちゃう。
メカ製作のことになると、寝食をを忘れ、目が白くなってしまうとこは、まさに同じ系統の人間やん。
“ハロ”に当たるアームロボットとの関係は、“R2-D2”っぽさも感じたわ~。
「ピーポ、ピピ」という泣き声がかわいかったし、もちろん見せ場もあった。

こういうのんの1作目は、色々説明しなあかんとこが多いから、本格的におもろなるんは、やっぱり2作目なんやろね。
『ロボコップ』では、ナンシー・アレンがロボ化する事を匂わせつつ、実現しなかったけど、テレンス・ハワードは、ちゃんとロボスーツ着てよね!

なお、関西方面でCEOのことを「ちょっと エロイ おっさん」と使う人は、一部ラジオのリスナーだけです。


★★★