『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』 奇跡の映画化

2013年01月27日 | 映画
登場週興収1位!
『HUNTER×HUNTER』、こんなに人気あったんか~。
漫画人気、高いんはわかるよ。
私も、今ジャンプで連載中のんで、唯一読み続けてるんやけど(キメラアント編が終わって、またおもろなってきた)、アニメ版も人気があったとはね~。
だって、放映時間なんか、関西は月曜日の深夜3時。
しかも、何回か遅れての放送で、この映画の上映初日日には「幻影旅団編」はまだ終わってない。
ついでに、キム・ジョンイルが死亡した日は、ニュースで番組が飛びました(後日放送キモ冷やす)。
一番くじも、買うには、かなり遠いとこいかなないです。
だから、私にとっては『鈴木先生』より奇跡の映画化って感じするんよね~(ちなみに、前回のテレビアニメ化時には、映画版は制作されず)。
で、子どもも好きなんで、ヨメ抜きで見てまいりました~。

テレビで何回も予告編見てたり、前売り特典がクラピカ中心なんで、おもくそクラピカメインの話やと思ってたけど、普通にゴンとキルアが活躍する話でした。
ムスメはクラピカファンのはずでしたが、鑑賞後はなぜか幻影旅団ファンになってました。
子どものお供で、見に行ってるんで、それほど思いいれもないからか、番外編、外伝的なわりに、97分ようまとまってると思います。
ゲスト声優の、藤木直人も、最近のタレント吹き替え悪説(まぁ犯人は多人数の人や、ゴリ押しの人たちなんやけど)がはびこる中、よくやってました。
そうそう声優といえば、主人公ゴンの潘めぐみは、ララァ・スンの声優潘恵子のムスメです。
テレビ版の1回目に共演(しかも親子の別れ的シーン)があって、ちょっとジーンとしました。


★★★

入場特典の描き下ろしコミックス、先着100万人(興収10億相当)やから、2週間後やったらもうないやろと、思てたけど、奇跡のゲット~。
この本、めっちゃええやん!
前売り特典のクリアファイルもええし、こども料金はめっちゃお得感がありました~。

『LOOPER/ルーパー』 町山さんの1位

2013年01月25日 | 映画
ネタバレありなので注意

お~、人はこうして薄毛になっていき、ついにはハゲるのか!
昨年夏、一年ぶりに会った友人の毛が薄くなってて、かわいそやなと思ったけど、最近、自分も髪洗った後、鏡に写る頭頂部がヒジョーに寂しく思えてきて、
ジョセフ・ゴードン=レヴィットも30年後の未来の自分を見た瞬間、フリーズ(別のヤツは自分しか知らないはずのママの子守唄を知ってフリーズ)してしまったのは、「え~、俺、こんなにハゲるん!?」と思ったからに違いない!
私も、つい去年までは、毛が薄くなるなんて、これっぽちも思てませんもん。
これじゃぁ、子供の頃髪の毛をなでてくれたというママの思い出を伏線に使えないやん!←いや、ちょっとええシーンで使てます。

ジョセフ・ゴードン=レヴィット、どっちか言うたら、ブルース・ウィリスより『ミッドナイト・ラン』のデ・ニーロっぽかったけど、映画全体見て思たんは、なんか『アキラ』みた~い。
連鎖を断ち切る上で、あのラストなんですが、インド式計算をこなすシド坊ちゃまは、果たしてよい子に育つでしょうか?
『トワイライトゾーン/超次元の体験』第3話(ジョー・ダンテのやつ)では、超能力を持った子供に、まわりの大人たちはおびえ、ものすごい気をつかって暴君と化してましたが、
この映画では、「俺には見える、この先、一発で仕込んだ子どもが、さらなるサイコパワーを持つ弟か妹になって、おまえの暴走を止めるのを」ってことでいいですかね~。

「映画秘宝」に載ってた町山氏の2012年1位やったんで見に行ったんやけど(去年もそういう理由で『宇宙人ポール』行ったなぁ~)、理由が『ミッション:8ミニッツ』(2011年の3位)が好きだからだって。
なるほど~。
というわけで、私の星は『ミッション:8ミニッツ』と同じ
★★★

『映画 鈴木先生』 リターン・オブ・足子先生そして俺

2013年01月23日 | 映画
奇跡の映画化だそうで。
でも、なんとなく映画もあるなという予感はあったんよね。
視聴率が悪かったといっても、一応「スマスマ」の裏番組やし、テレ東はごまめ扱いやし、なにより「モテキ」映画版の大ヒットがあったからね。
そんで、TVの放送は全11巻中の7巻「鈴木裁判」の回までで、残り4巻分の「生徒会選挙」でテレビスペシャル、「文化祭演劇編」で映画って感じかな~と思っとったわ。
生徒の成長(生徒の一人齋藤隆成は、「砂の器」で放浪の旅に出る少年、「光とともに」の自閉症の子、「博士が愛した数式」の√、を演ってた天才子役!よその子は、知らん間にこんなにも大きなるよ!)もあって、早せんとあかんから、必ずあると!

そもそも「鈴木先生」漫画は大好きやっただけに、実写化には全く期待してへんかった。
鈴木先生が、とりあえずメガネとループタイだけで鈴木先生(放映時は、「セカンド・バージン」「家政婦のミタ」より先で、「どなたですか?」(by足子))って感じの人で、小川蘇美に至っては、まさかの長髪!
とりあえず見とくかって、ノリで見たんやけど、さすがに上記二点はなれるまでに何回か要したものの、その他の先生たちのキャスティングがすばらしすぎて、ハマる元となりました。
あの何回も読まないと理解しづらい字の多いセリフも、脚本家古沢良太マジックで簡潔に。
そのセリフを喋る生徒達(ジャニや大手プロのゴリ押しがなかったのもよかった)が、最終回に本当に成長してる姿は本当に美しいものを見せてもらい、「うん、公立中学校もわるないもんやな~」と思いましたもん。

そんな「映画 鈴木先生」、潔しなまでにTVの延長でした。
今までいろんな、TVドラマの映画版を見てきた(馬鹿馬鹿しくなって去年はそういうのを見ないと誓いをたてました)けど、OPの歌とタイトルバックがTVと全く同じって、たぶん初めてちゃうかな~?
そんで、左上に「lesson11」の文字が!
「11話かっ!」。
そう、これはよくあるTVシリーズの「THE MOVIE」、豪華キャストにしてみましたとか、タイアップであの人にテーマ曲歌ってもらいましたとか、予算多めに大事件にしてみました的なものではなく、TVの延長でありながら、劇場版である、言うなれば「イデオン 発動篇」みたいなもんで、そう気づくと期待値は、マックス!
そのマックスに応えるかのように、古沢脚本は、原作好きも納得のスゴすぎるものになってました。
演劇編(いや、まぁ、たぶんコレやってしまうと、きつかったやろうね。うすら寒いよ~な。)をばっさり切り、選挙編と立てこもり事件編で再構成+小川妄想。
演劇編で出てきた「後押しの必要な子」のエピソードは、切らずに、生徒会立候補で使用し、
それでいて、漫画では大ゴマの「猫足立ちからの前蹴り」は、TVでそれに近いことやったからやらないとか、その取捨選択が、まさにあなたが@神の娘です!
足子先生との軽い和解も、映画版ならではのもので、富田靖子(元アイコ&さびしんぼう)だからできた、漫画なら決してこうはならなかったやろな~というもので、足子先生も、生徒も、鈴木先生も、人が成長してる瞬間を見るのは、実にいいもんです!

★★★★

映画版で登場の、“愛”と書いて“いとし”こと風間俊介が、臼田あさ美演じる鈴木夫人と、現在似たような能力を持ってるのは、何かの縁ですね。私は、男なんで、女がこの能力を持ってもらうと、実に困りもんです。これくらいの息抜きほっておいといてほしいよね!でないと、事件がおきちゃうよ!!

2012年 ブロガーが選んだ映画ベスト10

2013年01月11日 | 映画ベスト10
例年になく遅くなりました。
おかげで、アカデミー賞ノミネーション発表と、キネ旬ベスト10の発表と同じ日になり、なんか誇らしい感じです。
“ブロガーが選んだ映画ベスト10”も今回で9回目。
(過去のベスト10 2011年2010年2009年2008年2007年2006年2005年2004年
よう続けてこれたなぁ~。
今回も過去最多を更新するブロガー87様分を集計。
この流れでいくと、10回目は100ブログ調べんとあきませんなぁ~。
今年は、スゴイ年です。
2009年、2006年、2005年に1位となったイーストウッドが「J・エドガー」、2008年1位のクリストファー・ノーランが「ダークナイト ライジング」、2007年1位の周防正行が「終の信託」、2004年1位のピーター・ジャクソンが「ホビット」を公開してくれて、さながらチャンピォンカーニバルといった感じになりました。
こういうの、来年の10回目にとっといてくれよ~と思いつつ、さぁ、2012年なにが面白い映画やったでしょう!

得点の付け方は、1位10点、2位9点…9位2点、10位1点。
邦画・洋画別に選んでる方は、邦画1位・洋画1位は各9.5点、2位各7.5点…5位各1.5点。
ランク付けのない方は55点÷本数としました。
映画タイトルの後にある【】は1位に選んだ方のブログです。
クリックしますとその方のベスト10記事に飛びます。
それでは、どうぞ!


10位『私が、生きる肌』107点【我想一個人映画美的女人blog】【自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ】【ノルウェー暮らし・イン・原宿】【kintyre's Diary 新館】


9位『007 スカイフォール』117.15点【西京極 紫の館】


8位『アベンジャーズ』120.3点【シネマ親父の“日々是妄言”】【Memoirs_of_dai】【SGA屋物語紹介所】【ひるめし。】


7位『ミッドナイト・イン・パリ』122.4点【Days of Books, Films & Jazz】【日々 是 変化ナリ~ DAYS OF STRUGGLE ~】


6位『桐島、部活やめるってよ』131点【はらやんの徒然草】【真紅のthinkingdays】【みんなシネマいいのに!!】【this way and that.】【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】【森直人/脱力日記ハイパー】


5位『レ・ミゼラブル』141.7点【日々“是”精進!】【Akira's VOICE】【映画は時代を映す鏡】【★Shaberiba】


4位『アーティスト』165.8点【It's a wonderful cinema】【キノ2】【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】


3位『最強のふたり』195.2点【NAOのピアノレッスン日記】【迷宮映画館】【SOARのパストラーレ♪】


2位『アルゴ』202.4点【みんなシネマいいのに!!】【Con Gas, Sin Hielo】


1位『ダークナイト ライジング』209.2点【悠雅的生活】【・*・ etoile ・*・】【新・映画鑑賞★日記・・・】【あーうぃ だにぇっと】【YUKKOのI LOVE MOVIES】【ハリウッド映画 LOVE】

チャンピォンカーニバルにふさわしい超激戦となりましたが、争ってたのは、続きもんをひっさげてのノーラン監督のみで、そのまま1位を鼻差で勝利~。前作ほどの完勝劇ではなかったけど、完結編ってことで前作推しの方以外からも票を獲得したのが効きました。『リンカーン』がなければアカデミー賞もという『アルゴ』は、本当におしかった!ベン・アフの思わぬ才能に皆さん驚かれたと思います。3位は、東京国際映画祭グランプリ作初の大ヒット作品『最強のふたり』。20111年受賞だから、丸一年待たされたというより公開後のクチコミパワーです。新聞広告よう見ました。4位、5位は、いつも強いアカデミー賞関係。6位に唯一の邦画。7位ウディ・アレン、10位アルモドバルは、初のベスト10入りです。8、9位はエンタ系で、こういうのが入ってないと寂しいのでよかったです。今年は、去年に引き続きアニメ・韓国映画の10入りなし。なんとなくユーロな薫りのするベスト10ですわ~。
では、11位以下を。


11位『おおかみこどもの雨と雪』104.5点【『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記】【NAOのピアノレッスン日記】【メルブロ】
12位『ヒミズ』103.3点【芸術に恋して★Blog★】【元・副会長のCinema Days】【オールマイティにコメンテート】
13位『鍵泥棒のメソッド』99.7点【NAOのピアノレッスン日記】【ポコアポコヤ 映画倉庫】
14位『ヘルプ~心がつなぐストーリー』96.3点【芸術に恋して★Blog★】【京の昼寝~♪】【映画!That' s Entertainment】
15位『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』95.4点【うろうろ日記】【菫色映画】
16位『ヒューゴの不思議な発明』94.3点【シネマ・ワンダーランド】
17位『別離』71.7点【元・副会長のCinema Days】【シネマな時間に考察を。】【映画三昧、活字中毒】
18位『少年は残酷な弓を射る』62点【新・辛口映画館】【真紅のthinkingdays】【虎猫の気まぐれシネマ日記】
19位『ドライヴ』60.2点【編集局ブログ“BunLOG”】
20位『ドラゴン・タトゥーの女』58.5点【映画!That' s Entertainment】

く~っ、マイ1位『おおかみこども』あと少しで10位やったのに悔しい~~。1位に入れた人が3人いてもこの位置。1位が二人なのに2位の『アルゴ』。こんな思いをした人が多そうな11位~19位です。準常連のフィンチャーがまさかのここ。

21位『戦火の馬』50.8点
22位『テルマエ・ロマエ』47点【ダイターンクラッシュ!!】【京の昼寝~♪】
23位『この空の花 長岡花火物語』45.3点【レザボアCATs】【カノンな日々】【お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法】
24位『ソウル・サーファー』44.2点【C'est joli~ここちいい毎日を♪~】【カノンな日々】
25位『サラの鍵』43.75点【銅版画制作の日々】
26位『BRAVE HEARTS 海猿』41.5点
27位『麒麟の翼』41.25点
28位『ALWAYS 三丁目の夕日'64』41点
29位『るろうに剣心』39点【あーうぃ だにぇっと】
29位『裏切りのサーカス』39点
31位『夢売るふたり』37.2点【シネマ親父の“日々是妄言”】
32位『ホビット 思いがけない冒険』36.8点【満腹亭ぷくぷくの事件簿】
34位『エクスペンダブルズ2』34.75点【Subterranean サブタレイニアン】
35位『かぞくのくに』30.75点
36位『宇宙人ポール』29.7点
37位『メランコリア』29.2点【ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!】
38位『人生の特等席』28.5点
39位『おとなのけんか』27点
40位『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』26.75点【新・映画鑑賞★日記・・・】


大林監督のん見たかったなぁ~。『ソウル・サーファー』dlifeで放送したら見ます!『ホビット』伸びんかったなぁ・・・。『ポール』は去年46位22点でした。イースウッド、監督作より出演作の方が評価されちまったか・・・。

以下、1位にあがった作品の順位です。

41位『悪の教典』26.5点【MOVIE KINGDOMⅡ~もはやこれまで!?】
42位『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』25点【ダイターンクラッシュ!!】
45位『ル・アーヴルの靴みがき』24.5点【レザボアCATs】
47位『新劇場版ヱヴァンゲリオン:Q』23.5点【SGA屋物語紹介所】
55位『トガニ』20.25点【気ままな映画生活】
56位『フランケンウィニー』20点【よしなしごと】
61位『任侠ヘルパー』17.05点【映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~】
63位『思秋期』16.3点【Nice One!! @goo】
74位『アシュラ』12.3点【龍目日記】
87位『外事警察 その男に騙されるな』10点【編集局ブログ“BunLOG”】
87位『トロール・ハンター』10点【こねたみっくす】
87位『コッホ先生と僕らの革命』10点【すたほ~映画・本の部屋~】
87位『三重スパイ』10点【Rabiovsky計画】
87位『サイタマノラッパー』10点【新・辛口映画館】
87位『NINIFUNI』【Swing des Spoutniks】
87位『ラヴ・ストリームス』10点【日帰れ!!ホラーハウス弾丸ツアー!!】
87位『これは映画ではない』10点【虚馬ダイアリー】


順不同のベストでしたが下記の方々にもご協力願いました。

【ラムの大通り】【ノラネコの呑んで観るシネマ】【シネマをぶった斬りっ!!】【映画の話でコーヒーブレイク】
【pure breath★マリーの映画館】【心のままに映画の風景】【こんな映画見ました~】
【COLOR of CINEMA】【☆お気楽♪電影生活☆】【センタのダイアリー】【みはいる・BのB】
【勝手に映画評】【Cinema Collection 2】【to Heart】【黒猫のうたた寝】【FREE TIME】【★紅茶屋ロンド★】【KINO NO NOTE】


ちなみに、ワースト映画は『貞子 3D』で、結構ダントツでしたよ。


では、来年10回目もよろしくお願いします~。