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「車いすやギプスの子を見ていると、おれが現役で大きなけがもせず、活躍できたのも、この子らが身代わりとなって守ってくれたおかげやと、ホンマ思いますわ」
「身体障害者野球を応援する会」の理事長も務め、ことあるごとに阪神・赤星らにボランティアをすすめる“世界の盗塁王”阪急・福本豊の言葉を思い出しました。
シンプルなことなのに、よく忘れることがら~「ありがとう」の一言、お辞儀、一日楽しく過ごせたこと、そして誰かに生かしてもらってるってこと~大震災の跡地の一角に居を構えてる私は、子育てを通じてそういうことの大事さをあらためてわかったつもりになってたけど、実際大震災を経験し這い上がってきた者だけが遂げた境地というものは、わかりそうでわからないもんで実に身にしみやすい映画でした。
さっきの人永瀬正敏?いや見間違いやろ、まさか彼がこんな役をと思わせるトップシーンから釘付けです。
圧巻の大震災のシーンは、やっぱ特撮はドラマがあってこそやなと思い、樋口真嗣も勉強になったと思います。
殊に焼け野原と化した長田の商店街に立ちつくす赤井一家のシーンは、日本映画もこういう画が撮れるようになったな~とつくづく感慨深い気持ちになりました。
特撮監督は仙頭武則。
河瀬直美との離婚で男を下げたと思われたプロデューサーのはずである。
なんで彼が?
こんなこともできる人なの??
大震災のシーンが上手く撮れてることは、後のいろんなベタなシーンを納得させる上でよかったです。
町内会の採決シーンや、ゴルフバッグ様のシーン、奇跡のショット、最後の一押しと、様々なベタは「実話を元に」なんでどこから実話でどこまで映画かわからんけど、それら全部は“大震災であれだけのことを経験して這い上がってきた人だから”ということで、全て納得できました。
主演の赤井英和は、元ボクサーというだけでなく、飛田市場の漬物屋の倅でもあるんで、根っからの商店街人演技は、演技云々を超えたオーラがでててまさに適役でした。
彼のおかげでベタも倍増してたけど、あの髪の毛の色の変さだけはようわからんかった。
ヨメさん役の田中好子との『芋たこなんきん』ばりの夫婦会話シーンもオモロかったです。
薬師丸ひろ子の、キャディさんメイクにちょっとだけ萌えました。
友情出演じゃなくてこの映画では賛同出演の方々が素晴らしく、皆がこの映画をよい物にしようと出演を快諾した姿が目に浮かびます。
もし自分ならと思うとたまらないトヨエツはもちろん、
一瞬ウルトラマンに見えた佐野史郎、
鶴見辰吾の最近の悪役ぶりから、こいつ援助物資パクルやろと思わせといて、実は思いがけない人、
それからなんと年に2~3回しか見ることのできない生きた化石芸人テントまで呼びよせ、さらにテント路線をなんとなく引き継いでいるMrオクレさんまで出すなんて、なんかあるなと思ったら、仙頭武則は宝塚育ちの人でした。
なるほど、WOWWOWの『J・MOVIE・WARS』で培ってきた人脈から、それまで小洒落た映画やツッコまれやすそうな娯楽映画ばっかりプロデュースしてきた人が、なぜこうもベタな映画をと思いましたが、彼がいつも通りプロデュースだけでなく、脚本も、特撮も、そして役者集めまで一手に引き受けた理由がわかります。
「前日までそこにいたのに、実家の宝塚に母をおいて、なぜ自分は東京に居るんだろう」
河島英五が、次女アナムが生まれた知らせを聞き新幹線の中で書いたという曲「生きてりゃいいさ」をエンディング曲にチョイスしたこともナイスです。
★★★★
「身体障害者野球を応援する会」の理事長も務め、ことあるごとに阪神・赤星らにボランティアをすすめる“世界の盗塁王”阪急・福本豊の言葉を思い出しました。
シンプルなことなのに、よく忘れることがら~「ありがとう」の一言、お辞儀、一日楽しく過ごせたこと、そして誰かに生かしてもらってるってこと~大震災の跡地の一角に居を構えてる私は、子育てを通じてそういうことの大事さをあらためてわかったつもりになってたけど、実際大震災を経験し這い上がってきた者だけが遂げた境地というものは、わかりそうでわからないもんで実に身にしみやすい映画でした。
さっきの人永瀬正敏?いや見間違いやろ、まさか彼がこんな役をと思わせるトップシーンから釘付けです。
圧巻の大震災のシーンは、やっぱ特撮はドラマがあってこそやなと思い、樋口真嗣も勉強になったと思います。
殊に焼け野原と化した長田の商店街に立ちつくす赤井一家のシーンは、日本映画もこういう画が撮れるようになったな~とつくづく感慨深い気持ちになりました。
特撮監督は仙頭武則。
河瀬直美との離婚で男を下げたと思われたプロデューサーのはずである。
なんで彼が?
こんなこともできる人なの??
大震災のシーンが上手く撮れてることは、後のいろんなベタなシーンを納得させる上でよかったです。
町内会の採決シーンや、ゴルフバッグ様のシーン、奇跡のショット、最後の一押しと、様々なベタは「実話を元に」なんでどこから実話でどこまで映画かわからんけど、それら全部は“大震災であれだけのことを経験して這い上がってきた人だから”ということで、全て納得できました。
主演の赤井英和は、元ボクサーというだけでなく、飛田市場の漬物屋の倅でもあるんで、根っからの商店街人演技は、演技云々を超えたオーラがでててまさに適役でした。
彼のおかげでベタも倍増してたけど、あの髪の毛の色の変さだけはようわからんかった。
ヨメさん役の田中好子との『芋たこなんきん』ばりの夫婦会話シーンもオモロかったです。
薬師丸ひろ子の、キャディさんメイクにちょっとだけ萌えました。
友情出演じゃなくてこの映画では賛同出演の方々が素晴らしく、皆がこの映画をよい物にしようと出演を快諾した姿が目に浮かびます。
もし自分ならと思うとたまらないトヨエツはもちろん、
一瞬ウルトラマンに見えた佐野史郎、
鶴見辰吾の最近の悪役ぶりから、こいつ援助物資パクルやろと思わせといて、実は思いがけない人、
それからなんと年に2~3回しか見ることのできない生きた化石芸人テントまで呼びよせ、さらにテント路線をなんとなく引き継いでいるMrオクレさんまで出すなんて、なんかあるなと思ったら、仙頭武則は宝塚育ちの人でした。
なるほど、WOWWOWの『J・MOVIE・WARS』で培ってきた人脈から、それまで小洒落た映画やツッコまれやすそうな娯楽映画ばっかりプロデュースしてきた人が、なぜこうもベタな映画をと思いましたが、彼がいつも通りプロデュースだけでなく、脚本も、特撮も、そして役者集めまで一手に引き受けた理由がわかります。
「前日までそこにいたのに、実家の宝塚に母をおいて、なぜ自分は東京に居るんだろう」
河島英五が、次女アナムが生まれた知らせを聞き新幹線の中で書いたという曲「生きてりゃいいさ」をエンディング曲にチョイスしたこともナイスです。
★★★★
「キャディさん、うちの嫁はんはキャンディーズなんや」などと冗談を思いつくものの、なかなか笑いの記事をかけません。
ある意味アートばっかりやってた人だけに、突然の新路線での試行錯誤と失敗も作品から見て取れますが・・・
震災のシーンの特撮監督まで自分でやってるあたりに、この作品への意気込みは伝わってきます。
欠点はたくさんありますが、伝えたい事はしっかり伝わって来た気がします。
たれぱんだと申します。
私は河島英五さんが好きです。
「てんびんばかり」「忘れもの」・・・
すべて好きです。
その想いをブログに書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/eigosan/
http://eigo-hp.hp.infoseek.co.jp/index.html
映画『ありがとう』は、実話ということで、古市さんの凄さを感じました。
「歩くんだ」と力強く唄う河島英五さんの
『ほんものの汗』がピッタシくる力強さを感じました。
トヨエツの迫真ぶりや、薬師丸ひろ子のキャディー役と、豪華な賛同出演者の協力もあって作品自体はとても感動できるものがありました。でも逆にあれだけの俳優陣を結構チョイ役で済ませてしまう映画も珍しい気がします。
永瀬正敏や仲村トオルの役所なんてエキストラでも出来そうです・・(汗
「ナイショや!」
なんかよりいいセリフですね!
赤井なら言ってもおかしくなさそう。
月曜にちょうど「キャンディーズ」の特番やってました。
スーちゃんが、超エロカワ!
意外と特撮に目覚めてたりして・・・。
制作会社の「ランブルフィッシュ」は、ちょっと気になります。
よろしく。
私は、今さらながら語られる英五エピソードが好きです。
当時、火曜の昼にパーソナリティを務めてたMBSのラジオ番組で結局教えてくれなかった「音痴を治す方法」が気になってしかたありません。
ご存知ですか?
女性は正司照枝だけか・・・。
公式ホームページに、出演者の直筆「ありがとう」コメントが載っててオモシロイです。
今作を見ると殊勝な心持ちになりますね。
今日も明日も、ありがとう。
と、チーターこと水前寺清子さんが言ってました。
てなわけで、TBありがとうございました。
「肝っ玉かあさん」とか再放送してほしいな~。
この辺のドラマやらないのは、やっぱCSでやるからかな~。