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原題直訳の英語題が「THE LIFE OF THE OTHER」。
めっちゃいい邦題をつけたな~と思いますが、若干ミスリードしてる感じ、します。
善き人への目覚めが、音楽だけではなかったです。
本!
そして、SEX!
このエロに目覚めるシーンが、ヘッドホンで聴く「ソナタ」、こっそり持ち帰って読んだ「ブレヒトの詩集」と同等にちゃんと描かれていたのが嬉しい。
主人公のおっさんは相当な堅物である。
趣味なし。
友だちなし。
食事も興味なし。
仕事は定時にこなす機械みたいな人物で、東ドイツ共産主義が生み出した見本みたいなおっさん。
ついでにヘッドホンが超似合うおっさんでもあります。
盗聴係の相方が、退屈でしんどい盗聴仕事も「エロいの聴けるから、深夜勤務、なんとかがんばれるよな~」と言うても、「フン!興味ないね!!神聖な仕事場で、なに言うとんねん!!」って感じなのに、
盗聴相手に興味をもっていくにしたがって、性の悦びというのも試したくなって、街娼を呼ぶんだけど、もちろん「チェンジ!」なんて言う勇気もなく、夢の時間はあっという間に終わって、「もうちょっと、おってよ~」という言葉も空しく、街娼のおばさんの早業「メ~イク・アップ!完了!!」シーンは、重い雰囲気のこの映画で、唯一笑えるところでした。
その後の彼は、心を寄せる盗聴相手の女優が弱ってる日には、勇気を奮って声をかけて元気づけたりもします。
「シュタージ」の悪口を言う子供に「今回は見逃したる」と言うたのもこの頃やったかな?
なまじ空っぽな人物だけに、純粋に吸収していくんやろね。
こういうとこ、子育てと似てますわ!
ドイツ人と日本人の美徳の価値観って似てるから、このおっさんの心情とか態度とか変わりようとか、ようわかります。
アカデミー外国語映画賞を獲ったことで、ちよっと設定変えてハリウッドリメイクの気運が高まってるかもしれませんが、あんたらアメリカーンにこの繊細な色々とかわかるかな?
単なる感動映画だけになっちゃう気がするよ!
こんな映画感想ばっかり書いてる私が、この時代に東ドイツに生きてたら、しょうもない冗談を上司に聞かれて、封筒開封係をずっとやらされ続けてるんやろな~。
★★★
めっちゃいい邦題をつけたな~と思いますが、若干ミスリードしてる感じ、します。
善き人への目覚めが、音楽だけではなかったです。
本!
そして、SEX!
このエロに目覚めるシーンが、ヘッドホンで聴く「ソナタ」、こっそり持ち帰って読んだ「ブレヒトの詩集」と同等にちゃんと描かれていたのが嬉しい。
主人公のおっさんは相当な堅物である。
趣味なし。
友だちなし。
食事も興味なし。
仕事は定時にこなす機械みたいな人物で、東ドイツ共産主義が生み出した見本みたいなおっさん。
ついでにヘッドホンが超似合うおっさんでもあります。
盗聴係の相方が、退屈でしんどい盗聴仕事も「エロいの聴けるから、深夜勤務、なんとかがんばれるよな~」と言うても、「フン!興味ないね!!神聖な仕事場で、なに言うとんねん!!」って感じなのに、
盗聴相手に興味をもっていくにしたがって、性の悦びというのも試したくなって、街娼を呼ぶんだけど、もちろん「チェンジ!」なんて言う勇気もなく、夢の時間はあっという間に終わって、「もうちょっと、おってよ~」という言葉も空しく、街娼のおばさんの早業「メ~イク・アップ!完了!!」シーンは、重い雰囲気のこの映画で、唯一笑えるところでした。
その後の彼は、心を寄せる盗聴相手の女優が弱ってる日には、勇気を奮って声をかけて元気づけたりもします。
「シュタージ」の悪口を言う子供に「今回は見逃したる」と言うたのもこの頃やったかな?
なまじ空っぽな人物だけに、純粋に吸収していくんやろね。
こういうとこ、子育てと似てますわ!
ドイツ人と日本人の美徳の価値観って似てるから、このおっさんの心情とか態度とか変わりようとか、ようわかります。
アカデミー外国語映画賞を獲ったことで、ちよっと設定変えてハリウッドリメイクの気運が高まってるかもしれませんが、あんたらアメリカーンにこの繊細な色々とかわかるかな?
単なる感動映画だけになっちゃう気がするよ!
こんな映画感想ばっかり書いてる私が、この時代に東ドイツに生きてたら、しょうもない冗談を上司に聞かれて、封筒開封係をずっとやらされ続けてるんやろな~。
★★★
目が酔ってないねん!!
冗談がいえない社会って、大変ですな。
左遷人事をやる企業だって、本質的には同じような構造があるかもね。
私もそうだから、よくわかります!
って、嘘です。
やっとみてきました
封筒開封係になってしまい、ひたすら真面目に働く姿が切なかったですよ~
話は単純に思えるけど、心理描写の上手く描けた作品でした
ハリウッド版、ヴィースラー役に適した人(頭の形が)って多そう・・・。
これもリメイクするとか噂があった気がします。
してどうする?って感じですよね。
子供に悪口言われた瞬間はどうなるかと密かに心配していたんですが良かった。
あの時あたりから不思議と彼の表情が優しくなったような。
子供ってやっぱり素直だな~。ヴィースラーも純粋。
「仮面ライダー 電王」の「 いーじゃん!いーじゃん、すげーじゃん!」の曲を、にこにこ笑いながら歌ってます!
たまには、クラシックをかけてとか思いますが、今2歳児を相手に、疲弊してますのでそれどころではない感じですわ・・・。
あーしんど。
早く2歳終われ!!
ハマるの、わかってるんで・・・。
小学生が好きな娘の後を延々ついていくかの如くでした。
やっぱり、子供ですよヴィースラー。
「善き人のためのソナタ」というのは、亡き親友の贈りものの曲名ですね。そしてそれがまた、ドライマンを盗聴していたとはいえ結果的には支えてもいたヴィズラーに本として贈られていったというのも、なんとも心が震えちゃうほどじーんときましたです。
普段、恋人と愛のささやきなんかをやり取りしない人にとっては、ああいう曲を聴いたとたんに心が解放されるんじゃないですかね。
aq99さんは、すでにラブラブですから~。もっと激しいのじゃないとねっ。
とか言いながら、まだ手をつけてないんだけど(^^;
ヴィースラー、涙流した後は、大胆になりましたよね~
ある意味ストーカーぽかったです。