いつの日か買った服に、一度も袖を通さず
引き出しの中で 皺も寄らず
綺麗に折り畳まれて眠っていた
食器棚には使われなくなった 大中小さまざまな皿や器が
白く、青く 収まっている
忘れられたものたちが、黙って何処かで
何かを待ってる
待てど 暮らせど
やって来るのだろうか
何かを待ってる いつも
どんな腕が通されるだろう
どんな献立が盛られるだろう
待っていれば、来てくれるだろうか
引き出しや棚から 飛び出して
体中の血液が指先まで流れるような
そんな瞬間は
彼らに
僕らに
訪れるだろうか?
何かがやって来る
そのときまで
世界は
棚と引き出しの中だけに
あるかもね
引き出しの中で 皺も寄らず
綺麗に折り畳まれて眠っていた
食器棚には使われなくなった 大中小さまざまな皿や器が
白く、青く 収まっている
忘れられたものたちが、黙って何処かで
何かを待ってる
待てど 暮らせど
やって来るのだろうか
何かを待ってる いつも
どんな腕が通されるだろう
どんな献立が盛られるだろう
待っていれば、来てくれるだろうか
引き出しや棚から 飛び出して
体中の血液が指先まで流れるような
そんな瞬間は
彼らに
僕らに
訪れるだろうか?
何かがやって来る
そのときまで
世界は
棚と引き出しの中だけに
あるかもね