花

４月９日、日曜日。
午前８時０７分。
雨？


さっきまで雨の音が微かにしていたので
降っていたことは確かなのだけど、今は静かです。
１５分位前には微かに降る雨粒の姿を観ることもできたのだけど。
窓の向こうは霧に包まれたような、白く煙った町です。


雀がさえずっています。
雨が降っていても鳴くものなのかな？
可愛いさえずりです。


雨続きのここのところ…
まるで、梅雨入りしたみたいですね。
何日も雨だから、湿気でいっぱいです。


仕事中は、動いているのと雨の湿気で気付くと髪はボサボサで
こんなんで良いのだろうか、いや、良かない…と
ふと映った鏡の前などで思ったりします。(>_<)


一雨ごとに暖かくなるというけど
この雨の数日の後には
かなり暖かくなっていそうですね？



すっかり忘れてしまっていたという
僕は罰当たり者かもしれないけれど


昨日は、四月八日。
そう、お釈迦様の誕生日
“花まつり”“潅仏会(かんぶつえ)”の日でしたね？
お釈迦様の誕生を祝う日です。


我が家はお仏壇がある家なので
手を合わせる時は”南無阿弥陀仏“と唱え
お仏壇の中にいらっしゃる小さな観音様を見上げます。


だから、四月八日の花まつりを忘れていたとは…
申し訳ない気持ちになります。m(_ _;)m


イエス様の誕生日であるクリスマスは忘れることはないのにね…
それどころか
何日も前から、１ヶ月位前から
“もうすぐクリスマスだなぁ”なんて思うのに
本当に、お釈迦様に申し訳ないですね？(>_<)


でも、僕のような日本人はわりと多いのかな？
クリスマスは忘れることはないけど
普段、お墓参りの時やお仏壇の前では手を合わせて
亡くなった人々の冥福を祈ったり、日々の感謝をしているというのに
花まつりはあまり思い出さない…というm(_ _;)m


一番お世話になっている存在なのに
クリスマスのようにツリーはないけど
プレゼントやケーキはないから何をどうしたら良いかは分からないけど


“お釈迦様の誕生日だなぁ。いつも本当にお世話になっているなぁ”
と、思い出すくらいはしても良いものではないかと思うので


今日、お仏壇で手を合わせる時には
忘れていたことを謝って
“誕生日ですね、いつも、ありがとうございます！”
って、心の中で唱えなきゃです。(^人^)



ついこの間、仏教に関係した番組を二つ観ました。
一つは、“阿修羅”について深く探ってくれていた
古舘伊知郎さん、井浦新さん、松下奈緒さんの番組


一つは、“薬師寺”(特に東塔)について深く探ってくれていた
爆笑問題さんの、サヘル・ローズさん出演の番組でした。


仏像が造り出す宇宙空間
東塔の真ん中で塔を支える心柱
古の人々の願いや祈り、想いがとても印象的でした。


仏像一体つくるにしても
仏師の技術や祈り
塔の材部をつくるにしても
宮大工の技術や祈り
もしかしたら、職人さんの誇りも入っているかもしれない
出来るだけ長く、永く
未来へと続いていってほしい希望も


時の国のトップや
僧侶、民衆、生きるもの全ても
祈ったのかなと思うと
時を越え、画面を越え
心の中にそれらが
ゆっくりゆっくり浸透していく様な気持ちになりました。


仏教もキリスト教も、又は、他の宗教も
願うことの本質は同じ
いろんな色の、温度の、性質の、大小の星が集まって宇宙のように
どれもが繋がって“僕、私達”なのかなって。


なのにだのに、花まつりの日を忘れていて
お釈迦様、申し訳ないです。m(_ _;)m



雨がやんだら、お花見の人も多いのかな？
少しでも花を愛でられるように
良い日を！







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