春雨や

午後には雨の八十八夜
野にも山にも
強い春雨が降る
緑に大地に
吸い込まれる

春の草花のように
生きられたら
強い雨足に
濡れた爪先も
それもまた楽しからずや









*

８８

５月２日、水曜日。
午前９時４８分。
曇り。


空一面に雲がびっしりと隙間なく広がっています。
と、思ったけど、ほんのちょびっとだけ水色の部分がありました。
花の上で白と水色の世界です。



いつも、花や植物の写真をささやかながら載せているけれど
撮る数と
毎日写真ひとつという
数が比例していないので
花が咲いてくれても写真を載せないうちに花が萎れてしまうことが
しょっちゅうあって
花に申し訳ないなぁ、と思います。


この間まではモッコウバラが咲いていて
一応撮ってはあるけれど
載せないうちにモッコウバラはシオシオな花になってしまい(>_<)


スノーフレークも花ニラもフリージアもヒヤシンスもネモフィラも
ノースポールもジャスミンもローズマリーも…
とにかくいろいろ載せられていないなと。
毎年そうなのだけどね。


早春から花が咲き出すと、毎日写真ひとつでは間に合いません。
観る人は少ないブログだろうけど
もしも、人の目に触れるなら目の保養になると良いなと
モサモサが基本の我が家の植物達を記録も兼ね
載せさせて頂いているけど…全然間に合っていないなぁ。m(_ _;)m



いい歳を通り越して
もはや、おじいちゃんおばあちゃんなのか
庭の草花や植物を眺めているとものすごくホッとします。
眺めていると、あっという間に時が経つ…そんな感じです。


自分の部屋の観葉植物も、ずっと眺めていたくなります。
最近は、植物が育つ季節だね、やっぱり。
“あ、また伸びた！”
と、成長を発見すると嬉しく感じたりして
子供を生んだことも育てたこともないけれど
まるで、我が子のような気持ちになったりしてね。


この季節は(も)
目に鼻に耳に良い季節
植物や匂いや音楽に良い季節です。



今日の
今日は何の日は何でしょうか？


八十八夜
えんぴつ記念日
緑茶の日


緑茶もえんぴつも八十八夜も好きだなぁ。
立春から八十八日目ということで
八十八夜。


“夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉がしげる
あれに見えるは茶摘みじゃないか
茜たすきにつげ(すげ？)の笠”


っていう歌詞じやなかったっけ？
タイトルは“茶摘み”だっけ？
歌詞がうろ覚えで間違っているところがあるかもです。
申し訳ないです。(調べずに記憶のままです)m(_ _;)m


母は茶摘みをしたことがあるらしいです。
母の母が生まれ育った実家がお茶農家なので
お手伝いで行ったことがあるらしいです。
何度行ったのかとか、どんな要領でやれば良いのかとか
たすきをしてやったのかとか
コツはあるのかとか
詳しいことは聞いてないですけど。(・ω・;)


今でも、母の母(祖母)の実家はお茶農家はしているようです。
時々、家の前を通るけれど
僕は子供の頃に一度行ったことがあるだけです。


その時のことは覚えています。
母の母の母…曾祖母の米寿のお祝いで行ったのでした。
米寿といえば、八十八歳ですね。


八十八夜に、八十八歳の、米寿のお祝いの日のことを思い出すって
偶然にしても
何となく、あったかい気持ちになります。
曾祖母のまんまるな笑顔が
恵比寿様か大黒様のような笑顔が懐かしいです。


僕とはちがって、いつでもニコニコな印象の
昔話に出てきそうなまんまる笑顔の曾祖母だったなぁ。
一昨年亡くなった祖母もそうだったけど
いつもニコニコな、あんなお年寄りになりたいです。m(_ _)m



雨になるそうですね。
もし、お出掛けの方々は安全に慎重にいて下さいね。
お仕事の方はファイトです。

良い日を！







*

海老とトマト

窓際のテーブルに着くと
笑顔の人が目の前にいて
ツバメが丸くなって
ふわふわと眠っていた
僕は、景色さえも
観ることもできなかったので
笑顔とメニューと自分の手とを
行ったり来たりしながら
トマトソースを
海老とパスタに絡ませていた
ツバメは夢だと

これでいいの？
あれでいいの？
なんで？
と









*