五月

また今年もその日がやって来て
でもたったひとつが違っていて
それはこの世界の解放区

青く輝きながら公転する星に立つ
ワクワクするのは思いがけない
たったひとつの幸運

忘れ得ぬ風景こそ宝物
風に揺れていた春の風景
心にあれば良い









*

風日和

５月１９日、土曜日。
午前１１時４８分。
晴れ。


日付変更線をすぎて真夜中から雨が降り始めて
暗いうちは雨音がきこえていたけれど
明るくなってからは雨も一段落して
今は見事な五月晴れです。


今日は、風がけっこう吹いています。
湿気のない爽やかな風なので
窓を大きく開けていると気持ち良いです。
晴れた空とブランコのように揺れるカーテンを観ていると
はぁ〜(ホッ)となります。


最近、ずっと
肩をはじめ、腰、足、腕など
凝り固まっている気がします。
毎年、ゴールデンウィーク前あたりから
体のあちこちに何かしらの疲れからの？症状が出るけれど


喉の痛みは今年は少しの期間で済んでくれたのは嬉しいけど
今年は、肩こり腰こりなどなどのようです。
先週くらいには
“１日中、横になっていたい…”
と思うような全身倦怠感におそわれていたけれど
今週はちょっとは良くなりました。^^


とはいえ肩こりが…やっぱりいい歳なのだなと
真剣に思う今日この頃だけれど
頭の中身はあまり昔から変わらない気がするのが
何だかなぁですね。(>_<)



本当に、今日は風が
空気が美味しいなぁ。
どこかの雰囲気の良い公園の芝生の上に寝転んで
本を読んだり、ボ〜ッとしたり
したい日和です。


風は、ないよりあった方が好きです。
強すぎて危険な風は好きじゃないけれど
気持ち良いと感じる風は
“そよそよ”でも“さらさら”でも“びゅうびゅう”でも好きです。


風が全く吹かなくなったら
そんなつまらない世界はつまらないなと
気持ち良いだけでなくて


草花が揺れるのも
葉が翻るのも
鳥が風に乗るのも
鯉のぼりが泳ぐのも
波がザバザバなるのも
ヨットが進むのも
洗濯物がヒラヒラするのも、
目でも楽しめるのも、また良いです。



今日の今日は何の日は何でしょうか？


ボクシングの日
山頭火の日
世界肝炎デー
セメントの日


なのだそうです。
間違っていたら、申し訳ないです。m(_ _;)m


ボクシングは、試合のテレビ中継があると
祖父が観ていた記憶があります。
祖父は、そういえば、スポーツをよく観ていたぁ。
野球、水泳、ボクシング、マラソン？
を観ていた姿を思い出します。
他の競技も観ていたと思います。



ひとりひっそり竹の子
竹になる

何もかも
雑炊としてあたたかく

風の中
声はりあげて
南無観世音

雑草の心
それを私はうたひたい

いちにち物いはず
波音

分け入っても
分け入っても
青い山

とんぼとまった
ふたりのあひだに

雨ふるふるさとは
はだしであるく

お月さまが
お地蔵さまに
お寒くなりました

びっしょり濡れて
代掻く馬は
叱られてばかり

さぞ寒かろう
象にもフトンがない

けふの弁当は橋の下にて

みんなたっしゃで
かぼちゃのはなも

百合咲けば
お地蔵さまにも
百合の花


種田山頭火さん、好きで
…とはいってもあまり詳しくはないのだけど
一冊、“こころはいつも山頭火”という本を持っていまして
平積みになっていたそれを買ったのも懐かしい本で
刊行年を観ると２００５年だって
懐かしいはずだなぁ。


その本に載っていた
山頭火さんの好きな俳句を書いてみました。
山頭火の視線が好きで買ったのだなと
１３年前の自分を思い出しました。
今読んでも好きだなと思いました。
著者の方の絵も。



今日も五月晴れ
全てを揺らしてる爽やかな風のように

良い日を！







*