Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

あかりて

2017-04-28 | Weblog
4月28日、金曜日。
午前5時27分。
晴れ。


淡い水色の空にあたたかな色の雲が棚引いています。
ふと、枕草子を思い出しました。


春は曙
ようよう白くなりゆく山際
少し明かりて
紫立ちたる雲の細く棚引きたるかな


…と、僕の小さな脳内には浮かんできたけど
合っているかは自信なしです。
間違っていそうです、申し訳ないです。トホホ…m(_ _;)m



午前5時台の空が綺麗です。
どの時間帯も綺麗だけど、今日の空はまた
いつもよりか何割か増しで優しい色にみえます。


綺麗だなぁと思って眺めていたら
一羽の鳩が飛んできて
目の前にある電信柱の天辺にとまって
淡い水色の空やあたたかな色の雲を背景に
鳩のシルエットが仲間入りして、絵になっていました。


ほんの、ごくごく小さな風景かもしれないけど
こういった瞬間があると嬉しいです。


こんな瞬間があると
まだ、大丈夫
ずっと、大丈夫、と
この世界は素晴らしくて
愛すべき世界なのだと思えます。^^



冒頭の“春は曙”
昔から、多分、中学校で習ってから
ずっと好きです。


言葉やリズムが好きで、
清少納言さんが実際に観た春の風景はどんなだったかは
観ることはできないのが残念で仕方ないけど
どんな春の風景だったのだろうなぁ。
やっぱり、雅な感じだったのかな?


言葉は忘れてしまったけど
夏は夜
秋は夕暮れ
冬はつとめて
と、季節毎にあるのは有名だけれど
どの季節の言葉も好きです。


“冬はつとめて”
と清少納言さんがあげているのが昔から意外に思っていたのだけど
冬は早朝…ってことでしょ?


冬の早朝は、かなり寒いと思うのに
清少納言さんは敢えて
その冬のとても寒い“つとめて”が好きなようです。


僕だったら、太陽が高く昇ったお昼前とか、お昼休みくらいの時間帯
冬の日で一番あたたかな時間帯を選びそうだけどなぁ。
南側の窓辺で日向ぼっこする冬の日の。


清少納言さんは流石です。
あのピンと張った空気の冬の早朝を選ぶのだもの。
清少納言さんがもしも、現代に生きていたら
きっと、考え方や服などなど、お洒落な人ではないかなぁ?


…なんて、昔から思っていたけど
実際はどうなのでしょうか?
こればっかりは、平安時代までタイムスリップしないと分からないね…
ドラえもんが居たらなぁ、のび太君は幸せ者だなぁ。



これを書くと、ますます変な人感が深まってしまうとは思うのだけど
地球に住む人間以外、生物以外の生き物
所謂、地球外生命体という存在は
中でも、かなり高度に進んだ生命体さんはタイムスリップができるとか?

まさにのび太君の引き出しの如く
バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアン(だっけ?)の如く
時間と場所をピンポイントで行けてしまうらしいって。


それどころか、行かなくてもその風景を観ることができるとか…
ということが書かれてある本を読んだことがあります。
本当かどうかは、やっぱり、確かめようもないのだけど。(>_<)


でも実は
僕は、結構、信じていたりしてます。(イタイ人間?)
地球人だから地球の思考軸で考えてしまって信じ難い話かもだけど
宇宙は、もはや宇宙とは いえそうもない位、広いらしいですから


戦争というものが未だにある地球です。
多分、宇宙ではまだまだ子供の部類で
小1ぐらいなのではないかな?と、思ってしまっています。(>_<)


でもそれは、まだまだ成長する“のびしろ”があるのだとも信じてます。
のび太君が優しい青年に成長したように。^^



やわらかな春色の快晴です。
良い日を!







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2017-04-27 | Weblog
隙間をしなやかに流れていく
花びら

大きなうねりにも跳ね返されて
岸辺の岩にぶつかって
それでも目指すのは
何故?

隙間から流れ出すリアル
目指すなら

光を探し続ける影
影を探し続ける光
どちらも貫いてしまう
たった一つの熱







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めぐみの雨

2017-04-27 | Weblog
4月27日、木曜日。
午前5時15分。
曇り。


昨日は、雨が降り出しました。
やっぱり、どちらかと言えば静かな雨…だったのかな?
春雨らしい甘い雨のような。


夜、出掛けてきまして
目的地に向かう道中、フロント硝子に雨粒がポツポツと
小さな水玉模様を描いた時も一時あったけど、
すぐやんで


出掛けた帰り道には
今度は
しっかりと雨が街を濡らしていました。
降り出した雨が埃っぽい匂いと雨の匂いを生んで
それから少し経って落ち着いた
まだ仄かに埃っぽい雨の匂いがある気がしました。


まだ新鮮さを残す雨の匂いが良い匂いに感じて
少し深く吸い込んでみました。
夜に降る
芳しい春雨の香水のようでした。



数年に一度位かな?行くのは。
本当は、もっと行きたいものだけどね
諸々の事情でなかなか行けないけれど(僕が甲斐性なしなので)
観劇に行くことが稀にだけどあります。


とはいっても
この人生で観劇に行ったのは数えても…5回しかないかもしれないけど、
観劇に行くことは好きです。
隅っこの席なら、落ち着いて観られるので、
更に好きです。^^;


初めての観劇は、姉②が連れていってくれたオペラだったかな…
シティボーイズのも劇といえるのならシティボーイズが初だけど
でも…子供の頃にコメディコントを観に行った記憶もあるから…
それが初?


コメディは観劇といえるのかな?
いえるなら人生で5回でなく8回かな?(シティボーイズは2回、東京にて)


観劇は良いですね。
音楽も同じ空間で聴くのが一番良いですし
お芝居も同じ空間で目の前にして観るのが良いですね。^^


家で見聞きするのと違って
ものすごく緊張するのだけど(異次元の小心者)
目の前にある言葉や音楽や姿に
臨場感のある感動が生まれます。


直に聴く響きを
直に観る風景を
瞬間を
人生の中の大事な一頁となって心の中に刻み込まれて、
今ここにいる喜びを味わえます。


言葉では上手く説明できなくても
観たり
聴いたりして
何かを感じていることを感じる
何を感じているのかは、多分、日々の日常を生きていく中で
無意識にも思い出して臨場感を持って理解していくと、
気付いていくのだと思います。



どの観劇でも共通の
たったひとつの大事なことがある
それは確かだなと思いました。(^_^ゞ



音楽を聴きに行く
物語を観に行く
僕にとっては、とんでもなく大きなことです。


感動は、どんな高価なプレゼントより
誉め言葉より
最高のものだと思うなぁ。


目の前で生まれる芸術に
誰も涙しないところで、いつの間にか涙したり
笑っていたり
自分で自分に何だろなと思うけど
人間が生み出すギフトに賞賛の心を感じます。



哀しい
嬉しい
虚しい
楽しい
愛しい


さまざまな気持ちを持つ生き物として
無限に広がる宇宙の中に浮かぶ小さな
青く輝く美しい星に生まれ
巡り合いながら皆
この時代を共に歩いていく


同じ景色で
同じ場所で
戦争なんてせずに
爆弾なんて落とさずに
ミサイルなんて飛ばさずに
喧嘩なんてせずに
仲良くいたいねって


何か、思いました。
愛って大事だ。


出会いについて考える時間は有意義である
ふと浮かんだ言葉に
ウンウンと頷いて、
目がショボショボになってきたので…眠ります。f^_^;



今日は、雨はもう降りそうもないですね。
静かに降った、恵みの春雨でしたね。
恵みが実りますように。^^

良い日を!







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ダイヤモンド

2017-04-26 | Weblog
外は春雨
街は夜
ダイヤモンドの夢

深さ
優しさ
可愛らしさ
美しさ

真っ白なドレス
天使だけを観よ

世界は繋がっていて
百年経っても
百年帰っても

深い輝きに
涙しよう







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春雨

2017-04-26 | Weblog
4月26日、水曜日。
午前6時55分。
曇り。


曇り空です。
天気予報では、今日は雨なのだそうだから仕方ないね。
災害さえなければ、車の運転気を付けたりとか
色々と気を付けて何事もないなら
雨も時には必要なのだもんね?


春から初夏へと季節は向かおうとして
ついこの間、見付けた花の蕾は日に日に成長していて
雨は、きっと
恵みの雨となるのでしょうね。^^


蕾や、まだ柔らかな葉に落ちる雨は
なるべく、しなやかで優しい雨だったら、春雨らしくて良いなと
思いながら目と脳ミソがショボショボです。(眠いです)



春の雨に、憧れがある気がします。
イメージなのだと思うけど
そっと降って
全ての草花や木々を潤すでしょ?


雨は、ほんの時々、強く降って
人々を困らせたり
自然の形を変えてしまったりするけど…


春雨は、しなやかに優しく降るイメージがあるためか
命の源というか
全てを包むような、やわらかな包容力のイメージの、そんな春雨です。
そこが好きです。



前にも書いたかもしれないけど
“春雨”というと母がつくった人形を思い出します。
思い出すというか、思い浮かべるというか
我が家にあるのですよ、その人形。
かなり古くなってしまったのだけど
ずーっと我が家に置いてあります。


母が言うには
昔、祖母(母の母)と一緒に手芸を習いに行っていたのだったかな?
そこで作成されたもの…って、昔、聞いた覚えがあります。
覚えは覚えでも、いつものうろ覚えなのだけど。(ノ_<)


その人形は、舞妓さんだか芸者さんで
ふと、足を止めて
傘をさそうとして
ほんの少しだけ開いた和傘を持っている姿です。


もしかしたら、雨が上がって
傘をすぼめたところかもしれません。
どちらか分からないけど
春雨の風景の一瞬を捉えた作品で、昔から好きでした。


舞妓さんだか芸者がまたステキで
黒い和服に花柄か何かの柄が入っていて
カンザシがきらきらゆらゆら揺れて
色白で(僕とは違って)
綺麗だなぁと、子供の頃は眺めたですよ。


今は、和服の色は薄くなってしまって
人形の硝子ケースも壊れてしまったけど
でも、あいかわらずに、ずーっと人形の彼女は
春雨の風景の一瞬の中で美しいのです。


その人形の題名が
“春雨”
というわけです。
だから、春雨という言葉から思い浮かぶのは
シックな和服の、一瞬の大和撫子です。



母の母の方の祖母は、僕が小学校の頃に
珍しい病名の病で亡くなって久しいけど
時々、こんな感じで、ふと思い出します。
今でも思い出の中で優しいおばあちゃんです。


憧れの女性は、祖母二人ですから
思い出せるのは大歓迎です。
しかも、好きな春雨で思い出せるのだから、ありがたいです。^^



優しいおばあちゃんだったけど
1つ、実は後悔していることがあってね
祖母が入院しているときにお見舞いに一度行ったことがあって


その時、恥ずかしくて
“ラーメン食べたいから来たー”(お見舞いの後ラーメンの予定だった)
…なんて、いくら恥ずかしいからって
そんな言葉を言ってしまったことがあったのです。


でも、優しい祖母は何にも怒るでもなく、
笑って(微笑んで)いたっけ。(T_T)
それが最後の祖母だったっけ。
会えて嬉しかったのにバカな子供でした。


今なら、もっとましな言葉を言えただろうに。
時を越え、ここで懺悔してしまいました。m(_ _;)m


今でも大好きな祖母です。(両祖母)
春雨、好きな雨です。



雨でも心はホンワカ晴れで
カゼひかないように
良い日を!







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