今日 咲いたのかァ～ この 三つ葉の 花ァー。
スッキリ晴れて くれないから 咲くタイミングを
逃したんじゃ～無いのォ～ ねェ～ ほら。
さて、 昨日の 続きだね。
空き巣と忍び の 話だったねェ。
ちなみに 空き巣って云うのは 誰も居ない所 留守の家に入って 盗みを
働く盗人。
忍びって云うのは（のび、とも云う） 家人が 寝込んでる所に入って 盗みを
働く盗人。
ある日 免曜日（仕事を免除される日。日曜日等がそれにあたります。）
ここは雑居房。 私の他６～７人の懲役が 思い思いの事をしている
娑婆に置いて来た 恋人や嫁さん家族等に 手紙を書く者。 将棋や囲碁
に 興じる者。等々・・・
私は 獄窓から鉄格子に 切り取られた空を 眺めていた。
・・・その時 ふたりの話が 聞くとも無く 私の耳に入ってきた。
一人は 空き巣。 もう一人は 忍び。
ちょっと 話を再現して見よう。
忍びが云う「おい。 よくも誰もいない家へ 入って盗みが出来るなァ～
怖くないのかァ～ もし もしもだ。 家の者が帰って来たら
どおするんだァ～ 信じられんなァー 考えられんなァ～」
・・・・と感心する。 っと 今度は
空き巣が云う「何んでェー どうしてェー。 お前こそ人が寝てる家に入って
怖くないのかァ～ ？？」
忍びが云う「そこに居るから 安心なんじゃないかァ そォ～と盗みを働けば
いいじゃ～ないかァ～ 家人を起さなければ それでいいんだから」
へェ～ なるほど ふたりの話は それなりに理屈があるんだなァ～。って
いずれにしても ほとんどの者が 同犯同士で話が合い よりその道のプロ
になって行く。 詐欺師は詐欺師。 薬犯は薬犯。 仲間の輪を広げて行く
そして より沢山の情報を手に入れる。
そもそも 矯正教育ってのは この国ではやれてない。
私には そんな事を云えた義理は無いんだけれど・・・・
鑑別所や少年院で もっと 親身になって やれば って 思う。
一部教官ではいるけれど 一度でもストレス解消の道具にされた者は 権力に
反抗的になってしまう。
荒み切って うらぶれている時って あるでしょ。
そんな 気持ちの時って 少年時代は。
・・・・それを 甘えだって云ってしまえば 確かに。
だけど それだけで済ましてしまうの・・・・
これから ますます 増えるって云うじゃないですかァ
格差社会が 「うらぶれこの身に吹く風 悲～しい」って 昔 歌の文句に
あったけど・・・
そうやって 悲願で行くんだから そんな身になった事の無い者には
所詮 解らないよね。 ・・・・だけど、解ってやらなきゃ～ ねッ。
じゃ～ またねェ～ ブログします。
