ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

うぇるかむすとろべりーたいむ

2011年11月28日 00時37分26秒 | 大学生×専門

大谷とリサ

舞戸学園卒業後 お互い別々の道へ進むべき学校へ通っていた。
高校の時ほど一緒におられんくなっていた。

当たり前のようにお互いを感じられなくなって半年目のある日

たまたま朝から一緒に通学出来る日があり大谷はリサと
駅で待ちあわせて電車に乗った。

『大谷ぃーおっはようございます。』
『おはようって小泉が遅刻せえへんかった(笑)雨降るかも…』

なんて言いながら 大谷は空に手をかざした。

『あーあたしも傘持ってなぃ…って雨ふらんっちゅーのっ』

『オレ大学に置き傘あったかなぁ』
『だから降らんっちゅうのっ!!!!』

朝から元気。
まるで高校の時の朝の景色が復活したようやった。

ちびっとだけ違うのは…

『…小泉 週末なんか予定ある?』
『特にないけど…。』

『ほな 久しぶりに おデートでもせえへんか?』
『うん。するっ!!行くっ』

と デートのお約束も出来る仲になっているという事。
高校時代は漫才コンビでも今は立派な恋人同士やった。

――と その時…

『…あれ?リサちゃん』
『あっ 藤原くん。』

親しそうにリサの名前を呼ぶ<藤原くん>に大谷の右眉が上がる。

……誰やねん こいつ

藤原くんという奴は大谷の事 アウトオブ眼中なんか
リサの隣にしっかりと立って話し出した。

『リサちゃんってこの電車なん?』
『うん。この線やで 藤原君もそうなん?』

『今日はたまたま いつもは別の電車…』
『そうなんや へぇー』

大谷は無言の圧力をかけるべき相手を睨みつける。
けれどその相手はリサとの会話に夢中。

というか…
<彼氏のオレが小泉の事名前で呼んだことないのに>

遥のアホ以外リサを名まえ呼びするオトコはおらんのに…
気付いたら大谷は、リサの手をひいて、自分の腕の中にリサを閉じ込めていた。

『ちょ…お…大谷?!』

自分の腕の中からリサの声が……って…あっ!!
大谷はリサから おもいっきし勢いよく離れて頭を下げた。

『ごめん 小泉。こんな所で…』
『あっ…え…ええよ で…電車揺れてたもんなぁ へへへ』

『いや…あんなオレ…』


少し離れたところでは、藤原くんが一人ぽつりと呟いていた。

『リサちゃん オレの存在忘れてねぇ?』

そして実は あと一人この現場を見てとる人がいてた。

★★★

大学の講義中
大谷は 講義そっちのけで とある考え事をしていた。
(この講義は出席の実績が欲しくて出ただけのやつ)


さっきの藤原くんって、まさか小泉のこと好き……とか?
いや そんなわけない。小泉がモテ…るかもしれん。

実際小泉は、そうは感じてなかったみたいやったけど……

『…………お』

けど なんか馴れ馴れしかったし……

『…谷くん』

それに オレが呼んだことない名前で呼びくさって!!

『大谷くんっ!!『わっ!!!』』

『わっ…て人を幽霊みたいに(笑)』
『ごめん ちょい考え事しとって…でなんや?佐々木なんか用か?』

オレを脅かしたのは(脅してへん?)佐々木美紀。
同じ専攻で、男女共に人気のあるやつ

『あの 大谷くんさ 朝…で…』
『で?』

『ん…って ごめんなんでもないの 気にせんといて(笑)』

変なやつちゃな。なんて佐々木にゆうてオレはまた考え事を開始した。

――実は 佐々木が、朝の電車での出来事を聞こうとしていたのに気ぃつかんと

★★★

リサは授業が終わって大谷と待ちあわせのスタバでお茶してた。
ipodを片手にノリノリで体を揺らすしぐさは海坊主を聞いているからやろう。

そこへやってきたのは…
佐々木美紀。

実は とある人物を探していた。

…あっ あの子だ。
佐々木さんは ノリノリのリサに近付きぽんっと肩を叩く。
びっくりしたリサがヘッドフォン外して振り向いた。

『… えっと あなた小泉さんですよね?』
『は…はい。』
(この子誰やったっけ?)

あたまにでっかいハテナマークを付けたリサに佐々木さんは笑いかけた。

『はじめまして わたし 大谷くんと同じ大学の佐々木美紀です。』
『大谷の?』

『単刀直入に言うと わたし大谷くんが好きなの!!』
『えっ?』

リサは 突然のことで、何を言われてとるんかわからんかった。
困惑してるリサをほっといて佐々木さんは話を続ける。

『わたしだったら 大谷くんを不安にさせないのに…』
『えっ?ファン?』

『違う ファンやなくて ふあん。ふあんにさせない。』
『それは どうゆう?』

『朝の自分の行動考えたらわかるでしょ?話はそれだけやから…それじゃ』

言うだけ言って、佐々木さんは去っていった。

同じ大学で大谷の事を好きな女の子。
リサよりも一緒に過ごす時間よりはるかに多く一緒に居てる女の子

もし大谷が心変わりしたら…
ぶるんぶるん!!リサは大きく首を振ってまたipodを聞き始めた。

★★★

再度ノリノリのリサの肩をたたく人。
もしかしたら また佐々木さんが何か言い足りなくて…

不安げに振り向くと大谷の顔が目に入った。

『わわわわわわ…お…おおたにっ』
『なんやねん その目(笑)オレバケモンちゃうぞ驚きすぎや』

『だって…』
『なぁ それゆうてた海坊主の新曲入っとるんやろ聞かせて』

大谷はリサの隣に座ってヘットフォンの片方を奪い取る
2人の顔が近すぎてリサは顏を赤くした。

大谷って無駄にモテたりするもんなぁ…。
背は…やけど 顔とか…

あたし以外に大谷の事好きな女の子おってもおかしくないけど…

けど…

大谷は あたしだけの…

ぎゅっ…リサは大谷の空いてた左手を握った。

『えっ?こ…小泉。』

聞いてたipodを止め大谷のヘッドフォンを外してリサは顏を寄せる。

『あ…あのな大谷 ちょっとあたしらしゅうないけど…』
『ん?』

『あたしは…大谷が一番。やから…そのあんな…。』

リサが言葉を言いよどんでると 大谷はにぃっと笑って

『オレも』なんて頬にキスを落とした。

『わあっ おおおおたにっ…ここはスタバ!!』
『わかっとるわ いちいち大きな声出すな 目立つやろ…どうせ誰も見てへん』

『で…でもっ』
『それより… 朝の男って小泉の何?』

『あ゛ーアレ先生やねん。』
『先生?』

あっ…さっき佐々木さんがゆうてた不安ってコレの事?
大谷もしかしてやきもち焼いてくれてた?

『いやーん大谷 かわいいっ』

思わずリサは大谷に抱きついた。

『小泉 ここはスタバで…そのな…みんなが…ハズいから離せって…』
『やっ…。大谷 すきっ!!』

『はっ…なんやいきなし』
『好き 大好きっ…だから ほかの人はいらんの。わかったらお返事っ』

『お…おぅ』

大谷とリサのストロベリータイム(笑)
それを見てた佐々木さんは 両手をお手上げのポーズにした。。

何あれ……あんな大谷くん見たことない……

……大谷くんにあんな表情させるあの子に……勝てるわけない……

『降参(笑)』


佐々木さんは二人に背を向けて、スタバをあとにした。


end

<おまけ>

『けど あいつの事藤原くんって…』
『あ゛ーあの先生自分の事先生って言われるのキライやねん。』

『けど あいつ小泉の下の名前呼んで…』
『あーあの先生女の子大好きやからって…なぁ 大谷?』

『なに?』
『(大谷の事好きな女の子が)… んーなんでもない。』

『へんなやっちゃな(笑)』


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