『ん?なぁ さっきからむっさ暗い気ぃすんねんけど ジブンどうしたん?なんかあったんか?』
4回目のため息を付いたとき
ふいに大谷先生に顔を覗き込まれた
『ひゃっ!!!なんでもあ『あるやんなっ ゆえ』』
あんまし言いたくなかったけど
隠してもいつかはおかんからバレる
それなら自分で・・・
『実は 数学 追試・・・』
『追試? ってこの間のテストはばっちしってゆうてたやんけ』
『はい 自分的にはバッチシやったんですけど』
『でどこ間違えたんや』
おずおずと帰ってた答案用紙出して
この問題ですと大谷先生に伝えると
『なぁ真子 これってここの答えとちゃうか?』
『えっ?』
指摘された所をよく見ると
解答欄 書き間違え。1つずつずれてた
『うそぉ・・あたし・・・』
言葉が続かんくて沈黙だけが部屋を包み込む
聞こえるのは時計が時間を刻む音と
外を走る車とバイクのエンジン音
『はぁ・・・』
5回目のため息のあと
『まぁ もう過ぎたことやし しゃーない
次おんなし事せんように頑張れっ
答えは間違ってへんみたいやし』
ってゆってぽんぽんっとあたしの頭を優しくなでた
おとん以外にそんな事されたことなかったから
なんかハズくって顔が赤く熱くなってきた
ヤバイ・・・
好きな人にこんなんされたら・・・
いっそこのまま告白
『大谷先生 すき『アレ?なんか顔赤いで』』
『えっ』
『熱あるんなら今日は勉強やめとくか?』
『いや ちゃうくて・・・』
『ほな しんどなったらゆうねんぞ』
って・・・
いつものように そういつものように
受業をはじめた
あたし すきって単語ゆうたよね
聞こえてへんかったん
それとも鈍感なだけ
★★★
『あっ 時間や 今日の授業は終わりや』
『ありがとうございました。』
片付けをはじめた大谷先生が一瞬その手を止めて
あたしの目をじーーーっと見つめてきた
も・・・もしかしたら
さっきのすきとかゆうの聞こえてて・・・
そっと目を閉じようとした時
『ゆうの忘れてた。もしまた再追試ってことになって
今日とおんなしミスしたらゲンコツなっ』
『えっ ゲンコツ』
『とにかく追試がんばりやっ』
肩透かし
大谷先生はいつもの笑顔をあたしにむけた
『先生。もし100点とったら
あたしとデートしてくださいっ』
その言葉には答えてくれずに
大谷先生は帰っていった
『ぜーったい100点とったんねんっ』
あたしは気合を入れるためそう口にした
END
4回目のため息を付いたとき
ふいに大谷先生に顔を覗き込まれた
『ひゃっ!!!なんでもあ『あるやんなっ ゆえ』』
あんまし言いたくなかったけど
隠してもいつかはおかんからバレる
それなら自分で・・・
『実は 数学 追試・・・』
『追試? ってこの間のテストはばっちしってゆうてたやんけ』
『はい 自分的にはバッチシやったんですけど』
『でどこ間違えたんや』
おずおずと帰ってた答案用紙出して
この問題ですと大谷先生に伝えると
『なぁ真子 これってここの答えとちゃうか?』
『えっ?』
指摘された所をよく見ると
解答欄 書き間違え。1つずつずれてた
『うそぉ・・あたし・・・』
言葉が続かんくて沈黙だけが部屋を包み込む
聞こえるのは時計が時間を刻む音と
外を走る車とバイクのエンジン音
『はぁ・・・』
5回目のため息のあと
『まぁ もう過ぎたことやし しゃーない
次おんなし事せんように頑張れっ
答えは間違ってへんみたいやし』
ってゆってぽんぽんっとあたしの頭を優しくなでた
おとん以外にそんな事されたことなかったから
なんかハズくって顔が赤く熱くなってきた
ヤバイ・・・
好きな人にこんなんされたら・・・
いっそこのまま告白
『大谷先生 すき『アレ?なんか顔赤いで』』
『えっ』
『熱あるんなら今日は勉強やめとくか?』
『いや ちゃうくて・・・』
『ほな しんどなったらゆうねんぞ』
って・・・
いつものように そういつものように
受業をはじめた
あたし すきって単語ゆうたよね
聞こえてへんかったん
それとも鈍感なだけ
★★★
『あっ 時間や 今日の授業は終わりや』
『ありがとうございました。』
片付けをはじめた大谷先生が一瞬その手を止めて
あたしの目をじーーーっと見つめてきた
も・・・もしかしたら
さっきのすきとかゆうの聞こえてて・・・
そっと目を閉じようとした時
『ゆうの忘れてた。もしまた再追試ってことになって
今日とおんなしミスしたらゲンコツなっ』
『えっ ゲンコツ』
『とにかく追試がんばりやっ』
肩透かし
大谷先生はいつもの笑顔をあたしにむけた
『先生。もし100点とったら
あたしとデートしてくださいっ』
その言葉には答えてくれずに
大谷先生は帰っていった
『ぜーったい100点とったんねんっ』
あたしは気合を入れるためそう口にした
END