壁ドンーーーーー
それは、少女マンガにおける憧れのシチュエーションである。
「・・・ええなー」
「何がええねん」
今日は、大谷の部屋でまったり過ごしていた。
そんな時、最近みたCMの事を思いだした。
横目でちらりと大谷を見る。
大谷とあたしやったらーーーー
あかん・・・。
大谷ちっこいから、 壁ドンしたら大谷の顔があたしのちいさいお胸に当たるやん・・・。
あっ、せや!
高校ん時の文化祭みたいに、階段使うたらどうや?
これもあかんっ!
階段やと、大谷が壁ドンする壁がないやん。これやと、ドンせんで落ちてまうよ・・・。
じゃあ、大谷になんかエエ感じの台に乗ってもらって・・・ないな。
台に乗って、壁ドンっておかしいやろ?
第一、そんな恥ずいこと大谷がせぇへん。
「・・・はぁーーー」
思わずため息がでた。
「さっきからなんやねん、人の顔みてため息ついて、気ぃー悪いわ」
大谷はジロリと睨む。
「ごめんっ!ちゃうねん!ちょっと考えごとしててん。ほんまごめんな?」
あたしは慌てて謝る。
ほんまちゃうねん、ちょっとええなーと思っただけやねん。
「・・・み・・・って」
「・・へっ?」
「まぁ、ええわ」
ドンッ
大谷はあたしの後ろにある棚に両手をつき、あたしを間に挟んで、いわゆる壁ドンをした。
「ぎゃーーーーーーー!!!」
「うわぁーーー!!!なんやねんっ!!」
大谷はあたしのあまりの奇声にびっくりし後ろにとびのいた。
あたしは顔をこれ以上赤くならへんくらいに赤くした。
さすが壁ドンや!
破壊力ハンパないわ!
せや、大谷でも座っとったら壁ドンできるやん!
やばいやばいやばい!!!
心臓壊れそうや。
「さっきからなんやねん!? 小泉の後ろの海坊主のDVD取ろうとしただけやろ? 」
「へっ・・・? DVD?」
「せや。さっきからDVDとってゆうとんのに、うわの空やから自分でとろうとしてん」
「あーー、DVDな、DVD」
大谷にドキドキしてるの気づかれんように、あたしは後ろの棚から海坊主のDVDを探し始めた。
「どれ〜? 最初にでたのん?」
あたしは大谷の方を振り返った。
すると、
トンッ
大谷はまたあたしを挟みこんで棚に手をついた。
ポンッ
たちまちあたしの顔は赤くなる。
思わずギュッと目を閉じて固まった。
・・・・あれ?大谷DVD探してるんやないの?全く動いてないやん。
大谷の顔をちらりと覗くと、真っ直ぐあたしを見てた。
あっ・・・もしかして、
「・・・・わざとなん?」
すると、大谷は意地悪そうに笑い、
そのまま意外に広い大谷の腕ん中にぎゅーっとあたしを閉じ込めた。
end
それは、少女マンガにおける憧れのシチュエーションである。
「・・・ええなー」
「何がええねん」
今日は、大谷の部屋でまったり過ごしていた。
そんな時、最近みたCMの事を思いだした。
横目でちらりと大谷を見る。
大谷とあたしやったらーーーー
あかん・・・。
大谷ちっこいから、 壁ドンしたら大谷の顔があたしのちいさいお胸に当たるやん・・・。
あっ、せや!
高校ん時の文化祭みたいに、階段使うたらどうや?
これもあかんっ!
階段やと、大谷が壁ドンする壁がないやん。これやと、ドンせんで落ちてまうよ・・・。
じゃあ、大谷になんかエエ感じの台に乗ってもらって・・・ないな。
台に乗って、壁ドンっておかしいやろ?
第一、そんな恥ずいこと大谷がせぇへん。
「・・・はぁーーー」
思わずため息がでた。
「さっきからなんやねん、人の顔みてため息ついて、気ぃー悪いわ」
大谷はジロリと睨む。
「ごめんっ!ちゃうねん!ちょっと考えごとしててん。ほんまごめんな?」
あたしは慌てて謝る。
ほんまちゃうねん、ちょっとええなーと思っただけやねん。
「・・・み・・・って」
「・・へっ?」
「まぁ、ええわ」
ドンッ
大谷はあたしの後ろにある棚に両手をつき、あたしを間に挟んで、いわゆる壁ドンをした。
「ぎゃーーーーーーー!!!」
「うわぁーーー!!!なんやねんっ!!」
大谷はあたしのあまりの奇声にびっくりし後ろにとびのいた。
あたしは顔をこれ以上赤くならへんくらいに赤くした。
さすが壁ドンや!
破壊力ハンパないわ!
せや、大谷でも座っとったら壁ドンできるやん!
やばいやばいやばい!!!
心臓壊れそうや。
「さっきからなんやねん!? 小泉の後ろの海坊主のDVD取ろうとしただけやろ? 」
「へっ・・・? DVD?」
「せや。さっきからDVDとってゆうとんのに、うわの空やから自分でとろうとしてん」
「あーー、DVDな、DVD」
大谷にドキドキしてるの気づかれんように、あたしは後ろの棚から海坊主のDVDを探し始めた。
「どれ〜? 最初にでたのん?」
あたしは大谷の方を振り返った。
すると、
トンッ
大谷はまたあたしを挟みこんで棚に手をついた。
ポンッ
たちまちあたしの顔は赤くなる。
思わずギュッと目を閉じて固まった。
・・・・あれ?大谷DVD探してるんやないの?全く動いてないやん。
大谷の顔をちらりと覗くと、真っ直ぐあたしを見てた。
あっ・・・もしかして、
「・・・・わざとなん?」
すると、大谷は意地悪そうに笑い、
そのまま意外に広い大谷の腕ん中にぎゅーっとあたしを閉じ込めた。
end
リサちん良かったねー
めっちゃ妄想できてキュンキュンした
ぱっちー、ありがとうヽ(^0^)ノ
初々しいお話ありがとう、なんか、ニッコリ笑ってしまうわ(微笑み)
ふふふふ…ぱっちぃ、壁ドンは、女の子の憧れやなあ~(^^)
ほんまにありがとー
めっさ可愛いお話で嬉しいです
壁ドンイラスト書こうとしたら
どうしても書けんくて
頭に 太鼓でドンのキャラが壁にぶち当たる
そんな風景が浮かんでしもて(笑)
コメントありがとう。
壁ドン一度くらいされてみたいという願望をリサと大谷に押し付けてみました(*^^*)
ありりん
ありりんありがとう。
壁ドンイラスト楽しみにしてるよー。