『う゛…っん…』
『小泉さんっ!唸ってないで早く書いてみて…』
書いてみて…ってゆわれて
はいはいスラスラーってかけたらこんなに唸らんよ
回り見たらみんなスラスラーって綺麗に書いてんねん
もぉ筆がすべるってこのことやろなぁ
感心しながら見てると
『小泉さんっ!!!』
今時珍しい三角のメガネの先生にまた怒られた。
あたしスタイリストになりたいだけやん
デザイナーになりたいわけないのに
なんで…
書いても書いてもダメ出しの♪あらしぃーあらしぃ…
いくら打たれ強いあたしでもヘコんでしまうわ。
どうしても書けん数人が別室に集められた。
そして先生は はじめから丁寧に教えてくれるんやけど…
『…まず下書きで着装の土台となるヌードポーズを描いてプロポーションのバランスを整え…』
られへん。
ここからまったくあかんねん。
A4サイズの画用紙やケント紙などに写しましょう。
その上からオリジナルデザインの服を着装させれば
簡単にデザイン画を描くことが出来ます。
デザイン画初心者という人はぜひ活用してみましょう。
『あぅ…。』
唸りながらもやっと書き終えてケント紙に複写完了。
みんながそこまでデキタんを先生は確認して
ポンっと手を打った。
『洋服のデザインは…そうね。思い切ってドレスにしましょう
森英恵先生になったつもりでウェディングとかいいわね』
『『えー』』
いいわねって先生はゆうけれど…
そんな環状線の線路を自転車で進む…みたいな無茶…できひん
『リサちゃん。顔怖いよ…』
『へっ?』
『眉間にシワ…』
『え゛ーーー』
あかん あかん 考えすぎてもーた。
別にあたしが考えたドレスを商品化とかないんやから
もっと気軽に… 気軽に…
たとえば…
もし これをあたしが… そんで…大谷がぁ…
『デヘヘヘヘ♪』
こんなにさらっとでてくるなんて・・・
まゆどんぶりは、泣いちゃうよっ(TT)
てーの見ててん
そこへまゆどん
キターやねん
こちらこそ ありがとー