『あっ…。』
寒いと思って 窓の外を見ると 雪が降ってた。
ほんの少ししか降ってへんから 明日は積もらへんよなぁ
そんなことを思いながらあたしはベッドの中から外の雪を眺めていた。
『ん・・・リサ?まだ起きてたん?』
『あ、大谷 起こしてもた?ごめんなっ…』
『それより…何しとるん?』
大谷は眠い目をこすりながら あたしに 尋ねた。
『ん・・・雪。降っとるで…』
『雪…あっほんまや…。』
外は 雪がふわふわと降ってる。
『リサ…きれいやなぁ…。雪。』
『うん…。』
『雪が積もると音が吸い込まれて静かになるんやぞ…』
『うん・・・。』
反応の悪いあたしを ぎゅっと大谷は 抱きしめてきた。
『大谷ぃ…』
『・・・雪に嫉妬してもた。』
『え?』
『リサ 雪ばっかり見てて オレの話スルーしとるやんけ…』
『あ゛ー』
『たまには オレもリサみたいに 拗ねんぞっ(笑)』
と言って大谷は拗ねた顔を見せた。
『拗ねんといてぇなぁ…』
あたしは少し笑いながら 大谷に擦り寄った。
『あのな 大谷 あたし今まで寒いの苦手やったけど、もう平気かも。』
『なんで?』
『だって、大谷がこうやって ぎゅっとして暖めてくれるから。雪はあっためてくれんもんっ』
『… いつでも…オレはリサのそばで…こうしたるから』
大谷は あたしを もっと抱きしめる。
外の雪が溶けてなくなりそうなぐらいの熱があたしに伝わってきた。
end
寒いと思って 窓の外を見ると 雪が降ってた。
ほんの少ししか降ってへんから 明日は積もらへんよなぁ
そんなことを思いながらあたしはベッドの中から外の雪を眺めていた。
『ん・・・リサ?まだ起きてたん?』
『あ、大谷 起こしてもた?ごめんなっ…』
『それより…何しとるん?』
大谷は眠い目をこすりながら あたしに 尋ねた。
『ん・・・雪。降っとるで…』
『雪…あっほんまや…。』
外は 雪がふわふわと降ってる。
『リサ…きれいやなぁ…。雪。』
『うん…。』
『雪が積もると音が吸い込まれて静かになるんやぞ…』
『うん・・・。』
反応の悪いあたしを ぎゅっと大谷は 抱きしめてきた。
『大谷ぃ…』
『・・・雪に嫉妬してもた。』
『え?』
『リサ 雪ばっかり見てて オレの話スルーしとるやんけ…』
『あ゛ー』
『たまには オレもリサみたいに 拗ねんぞっ(笑)』
と言って大谷は拗ねた顔を見せた。
『拗ねんといてぇなぁ…』
あたしは少し笑いながら 大谷に擦り寄った。
『あのな 大谷 あたし今まで寒いの苦手やったけど、もう平気かも。』
『なんで?』
『だって、大谷がこうやって ぎゅっとして暖めてくれるから。雪はあっためてくれんもんっ』
『… いつでも…オレはリサのそばで…こうしたるから』
大谷は あたしを もっと抱きしめる。
外の雪が溶けてなくなりそうなぐらいの熱があたしに伝わってきた。
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