『あつい…あつい あっっついーーーーー』
夏は暑いのは当たり前と昔の人はゆうたけど
暑いといっても限度っちゅうんがあるやん。
折角の夏休み。
少し位涼しい日があってもええやんかっ
あぁ 大谷今バイト中なんかなぁ(泣)
カフェは涼しいんやろなぁ
遊びに行ったら怒られるかなぁ…
『たっ 隆人!!!』
『なんや ねえちゃん とうとう頭に…』
『あんなぁ 隆人くぅーん。コンビニでアイス買って来て
くれへんかぁ…お・ね・が・い』
『ぶっ!! キモっ やっぱり頭…』
失礼な言いまわして隆人は答えた。
『なぁ…』
『自分で行って来たらええやろ？』
『暑い。』
『はぁ？オレも暑い。そしてアイスはいらん。ねえちゃん食いたいん
やったら自分で買いに行けって…』
『…ごもっともです。』
あんたの分は絶対に買ってけえへんからなっ
なんて捨て台詞のあと貯金箱から小銭をあさって
ポケットに放り込んだ。
★★★
コンビニ到着!!
自動ドアが開くと ひやーっと涼しい風。
『いらっしゃいませ…』
という店員さんの声もなんだか涼しげ(笑)
アイスコーナーへ行きお目当てのもんを探していると
背後から声がした。
『…小泉？』
『んぁ』
振り返ると大谷がおった。
逢いたいと思ってた人に逢えるとめっちゃうれしい。
『今日バイトちゃうかったっけ？』
『んっ?今終わって 暑いからアイスでも食おうかなと』
『あたしも暑いからアイスでも…ってせや大谷
パピコこうてはんぶんこせえへん?』
と…
いう事であたしは大谷とパピコをはんぶんこ。
『んーめっさ美味しい 生き返るっ』
『おおげさなやっちゃなー小泉は…』
『へへへ♪』
はんぶんこすると量は少なくなるけどなんかうれしくなるんは
なんでやろ…
『小泉 この後暇か?』
『うん… あっ…』
『なんか用事?』
『いや 実は…』
ポケットに小銭しかないでって答えたら
思い切り笑われた。
end
