待ち合わせの時間より ちびっと前についたあたしの目に入ってきたのは・・・
彼氏の大谷様
と・・
OL風の女の人(べっぴんさん)
大谷は その人に笑いかけながら
あたしのおるほうに指指しして…なんか会話しとる
じーーーーーーーーっと見つめてたら
『あっ』って感じであたしと目があったんやけど
大谷は 女の人と楽しそうに(リサ比)
会話なんてしてる
ええよ ええよ…
その女の人あたしよりちっこいもんなぁ
ようみたらボインさんやし(死語)
暫くしたらその女の人は大谷に会釈して
あたしの方に歩いてきた
すれ違ったとき なんかええにおいがした
『おー 小泉。なんか道聞かれてて…』
『道?』
『おぅ 今な 女の人に説明しとったんやけど
知っとる場所を口で説明するってめっさ疲れる
必要以上に頭使うわ(笑)』
道案内しとったんや
ナンパやなかったんや…
ほっとした途端お腹へってきた
『小泉?』
『あー道案内なぁ…いつも使ってないんやから
こんな時ぐらいは頭つかいーな』
『なっ おまえなぁ…』
『それよりあたしお腹すいたっ。ほらごはんいこっ
大谷 何食べたい?えーもしかしてあたしとか?』
くねっと身体をくねらせながらそういうと
ばちーんっと背中を叩かれた
『きしょいことゆーな(笑)』
『きしょいって 可愛い彼女が折角聞いてんのに』
『可愛い?』
大谷は キョロキョロとあたりを見渡した。
あたしは大谷の首根っこを掴むと固定した
『ここにおるやんかっ 可愛い彼女がっ』
『ぷっ あはははははは』
『笑う事『はいはい 皮いい彼女な』』
なんかニュアンス違う気がするんは気のせい?
『大谷ぃ…』
『ラーメン』
『へっ?』
『オレこの間 めっさうまい所みつけてん。そこいこっ』
END