ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

同窓会2

2014年10月15日 00時07分37秒 | 秋の収穫祭
『リサ ごめんって・・・・』
『あたしより 吉井とあけちんのお話のんが盛り上がるのにぃ…』

『あたしらはええやんかぁ』
『もしかしたら 自分らの話にならんように あたしを人身御供にさしだしたん?』

とリサはジト目であけちんをみる。
座敷全員に話が回って、リサは完全にやさぐれモード突入やった

『まぁ リサ 一杯どーぞっ♪』

あけちんはリサのグラスにビールを注ぐ。

『あたし 大谷から飲むのは1杯だけってゆわれてんねん。けどみんなに注がれて断れんくて…』

リサは 指でつつつつ・・・・っとグラスを遠ざけながら言った。

『へぇ 彼氏 大谷くんやったっけ…吉井からどんな子か聞いてるよ。結構亭主関白なんや』
『て・・・・亭主関白って あたしがお酒に弱いからゆうてくれてるだけやもん』

『リサ友達からのお酒は飲めんの?あと1杯ぐらいなら一緒やって なっ・・・』

あけちんがにやりと笑っていった。

『んー そしたらこの1杯だけ飲むから これでおしまい!!』

と宣言して リサは ぐいっと一杯飲み そのあと しっかり意識を手放した。

『リサ リサ あ゛ーどうしよ。リサつぶれてしもた。』

あけちんは意識を手放して眠ってしまったリサに 借りて来たブランケットを掛けた。
まぁ会が終わりまでには目覚めるやろし…そう思いその場に寝かせておいた。

★★★

『リサおきひんなぁ…』
『小泉…小泉…って あかんこいつぐっすり沈没してる』

あけちんと鈴元はリサを目の前にしてそう言いあった
ほかのメンバーたちは二次会の会場へといってしまった。

『とりあえず彼氏の大谷くんに電話 いれてみよっかな』

そういうとあけちんは リサのバックから携帯を取り出した。

『あちけ勝手にええんか?』
『ええよ。このまま捨てていくわけにいかんし引き取りに来てもらわんな。』

そうあけちんは いいながら大谷の名前を見つけ出して電話を掛けた。

★★☆

時計はもうすぐ12時になる
日付変更線を超えるというのに 大谷宛にリサからの電話やメールが一切ない

そりゃ子供やないけど…
大谷は落ち着きなく携帯をぱかぱかして見ていた

20回目のぱかぱかが終わった時

♪マジはんばない電話だぜ と携帯が着信を注げた。

着信はリサから 『あのアホ…』そう呟きさっさと受話ボタンを押した。

『リサ 今どこやねん?』
『・・・・・・・』

『リサ おーいリサ どっかで行き倒れとるんか… おーい』

と言うが返事がない。
疑問に思いもう一度『リサどうしたんや』って呼びかけたら

『ごめんなさい あたしリサの友達の明智です。』
『明智…あぁ もしかして前に吉井と一緒にいてたリサの友達のあけちん?』

『リサ あたしらが飲ませすぎてダウンしてしもたんですけど お迎え来てもらってええですか?』
『わかった すぐ行くわ ほんま迷惑掛けてすんません。』

大谷は店の場所を聞いて電話を切った。
あんだけ 酒の飲みすぎは あかんってゆうたのに…まぁ寝とるらしいから別に失態とかなかったんやろ

姉ちゃんから 念のため車借りてきててよかったわ。
大谷は ほっと息をつき車を出した。

☆★★

『ぷっ・・・あははははは もぅ最高』

電話を切ったあけちんが大笑いした。

『どうした?彼氏迎えにこれないの?なんならボクが小泉を送って…』

鈴元は怪訝な顔であけちんを見て言った

『ちゃうちゃう あの彼氏リサにめっちゃベタ惚れやわ(笑)』

あけちんは 笑いながら言う

『なんなんだよそれ?で その彼は迎えにくるん?』
『迎えに来るよ あとは あたしが付き添うから鈴元先に2次会に行ってええよ』

『オレ 幹事だし…最後まで責任持って小泉の面倒みとくよ。2次会吉井が来てるらしいぞ…』
『えっ?吉井が… どうしよ。ほな あとリサの事たのんでもええ?』

『もちろん』

鈴元はそう言うと あけちんに手をヒラヒラとふった。

☆★★

『小泉なんで こんなに可愛くなってんねん…。』

鈴元は切なそうに リサの髪を撫でた。

『でへへ♪ 大谷っ』

リサは 少し顔をしかめたかと思うと、そう言ってにへらと笑った

『小泉の頭の中は 夢でも彼氏でいっぱいなんやな…。』

鈴元は寂しそうに笑うと『小泉 おきろって!』と リサを起こしにかかった。

しかしリサは んーといったまま起きようとしない。
そろそろ彼氏もこっちに着く時間のはず。

『おい もうすぐお迎えの彼氏が来るぞ』

鈴元がゆすると『大谷ぃ ぎゅーーーーーー』と呟いてリサが抱きついてきた

『ちょ…小泉』


ガラッ・・・・

『すんません…リサ車で迎えに…ってあっ…』

座敷の障子が開かれそこにおったのは 見たことのない男。
なんか鈴元を思い切り睨み付けている

その視線の鋭さ
それだけで鈴元は それがリサの彼氏だとすぐに気づいた。

『ちょ…小泉の彼氏… あー小泉離れろ!』

耳元で叫ばれて リサの意識が戻った。

目の前に 鈴元がいて自分は抱きついている
さらにその先には 大谷が固まっている姿が見えている

『お…大谷…。』
『悪い 邪魔した。』

リサの声に やっと動き出した大谷は踵をかえすと店を出ていった。


リサが呆然として動けないでいると

『小泉 何してんねん!早く彼氏を追っかけろって!!』
『う…うん。ごめん鈴元』

『オレは ええから走れ 小泉。』
『はいっ』

リサは 鈴元の言葉に押されて走り出して
大谷に追いついたのは 駐車場で大谷が車に乗り込む寸前だった。

『大谷…待って。』

上着の裾をつかんで車に乗るのを阻止すると、
大谷はリサの方を向かずに

『ごめん…今は理由聞いても 優しい言葉掛けてやれへん。
 タクシーで先に家帰れ。話は 明日…『イヤや 大谷ちゃんと あたしの方見てっ!』

再び車に乗り込もうとした大谷をリサは阻止する。
コトバの変わりに 大谷の唇を奪って重ねた

『んっ…んっ…『ちょ…』』

唇を離すと大谷は びっくりした顔で固まってた

『ちゃうの…話聞いて あたしが鈴元に抱きついてたのは夢見てて寝惚けててん…。
 大谷が夢に出てきてて…それで勘違いしてしもてん。あたしは大谷しか好きになれんもん。
 だから 疑われる行動やったけど…あたしは 大谷としかキスも全部その先もしたくないねん。』

途中で涙ぐんだ声になりながらリサは叫んだ
リサの表情の真剣さと さっきの状況を思い出しながら 大谷は反省した

『ごめん…同窓会でリサが誰かに持っていかれるって不安やった』
『そんなん あたしなんか誰も・・・』

『おまえは自分で思う以上にええ女やねんぞ…だからさっきのヤツに持ってかれると思った』

リサの方を向き直り頭をポンと撫でながら言った。

『あほー。あたしは大谷だけのもんやもん…』

リサの頬がほんのり赤く酔いの為か瞳も潤んでいて大谷の心臓は しっかりつかまれた

『・・・・・・・・そんな可愛いことゆうたら襲うぞ』

大谷は自分の手で 赤い顔を隠しながら言った。

『・・・・・・・・襲ってもええよ』





END

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まゆどん)
2014-10-15 04:02:01
存在価値みたいにもつれて行くのかと思った…
よかった~ちゃんと仲直り出来て(^^)
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Unknown (パチリス)
2014-10-15 14:52:32
あけちーん!
リサにお酒飲まして、
他の男に任せちゃだめでしょー。
もしや吉井と会わせない為の
あけちんの陰謀だったりして?
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