Der König Hat Eselsohren

リヨン~ミュンヘン

いよいよフランスを離れる。
T1のトラムでパール・デュー駅まで行き、そこから空港行きに乗り換え。
駅の構内を突っ切っていくと、ちょうど空港行きのホームに電車が停まっている。

パール・デューから空港まで30分弱。
まあ悪くないか。
これまで福岡を超えるアクセスの良さを誇る空港を知らない(笑)

ルフトハンザのカウンターを探すと、荷物預かりのところには、チケットを持っている人のみ、と書かれている。
しかたないので予約カウンターの方で訊いてみると、印刷してきたe-チケットを調べて、向かいの機械にこの番号を入れてチケットを出すように、と番号を書いて渡してくれる。

カウンターでラウンジのチケットを出してくれたので、手荷物検査を通って探してみても、それらしきものが見あたらない。
おかしいな。
16番の横に書いてあるのに。

航空会社の係員は見あたらないので、手荷物検査場の人に訊いてみると、なんとラウンジは外だという…orz
外に出るためには、電話しなければならないんだけど、と言われてちょっとひるむが、むしろ気安く電話してくれる雰囲気なので、お願いしてみる。

程なくして係員の女性がやってきて、搭乗時刻まであと1時間はあることを確認すると、それじゃしょうがないわね~♪的な感じの良さで、特別に下の到着出口まで案内してくれ、ラウンジへの行き方を説明してくれた。

ラウンジの名前が、Salon Mont-Blanc。もうモンブランは堪能したっす。

でもって、モンブランを名乗る割にはかなり小さい上に、無線LANがあるわけでもなく、飲み物をとるカウンターが、入り口の受付の目の前なので、こんな真っ昼間というか午前中から酒を飲むのはためらわれる(笑)
ジュースで我慢…f(^_^;

リヨン-ミュンヘンというのはさすがに利用者が限られるのだろう。
小さめの飛行機なのに、空席が多い。
たった1時間ほどのフライトだけれど、ルフトハンザのことだから食事が出るだろうと思っていたら、ぽん!と渡されたのは袋入りのパン。

パンだけ?

でもパンだけなのだ(笑)
その後回ってきたカートは飲み物だけ。
軋む頭のギアを動かしつつ、ドイツ語で白ワインを頼むと、ドイツ語がうまいと褒められた。
いやいや、ダメだって。
今、水はいるかと訊かれて、「Nein, Danke」が出てこなかった…orz

ついこの間までは、文字通り「Noと言えない日本人」だったのに(笑)、今度はNein(ドイツ語のNo)が出てこなくなっちゃったよ…f(^_^;

で、パンを開けてみたら、単なるラウゲンパンにあらず。
ちゃんと中にバターを絞り込んである♪
下手なパスタサラダなんかが出てくるよりも、ずっと満足。

空港からいつも通り電車に乗ってHauptbahnhof(中央駅)へ向かう。
が、駅の自販機がハイテク化されていて、タッチパネルの画面で出発駅と到着駅を選んで、切符を買うようになってる!Σ( ̄□ ̄;)

思えば前回来たのが2009年の暮れ。
丸1年以上も来ていないなんて今まで無かったし、色々と変わってしまっているのかも。

それでもHauptbahnhofも駅前も、基本的に変わりない。
今回は普段の常宿の姉妹店で、初めて行くところなので、地図で確認。
比較的最近OPENしたところなので基本的にとても綺麗だけれど、部屋の調度のあちこちが古いものなので、どうやら元々ホテルだったところを買い取って、リノベーションしたっぽい。


街に出てみてまずビックリしたのが、Stachusの地下がすっかり綺麗になっていたこと。



あの薄汚い感じの地下街が、オサレになってる!!Σ( ̄□ ̄;)


そしてもう一つ驚いたのは、ケンタがあること!
うっそ~!!いつの間に?!
住んでいた頃は、マックなんかいらねぇから、ケンタ進出しろ~!と思い続けていたのに…orz ←以前はベルリンにしかなかった。


それ以外は、通り沿いの店がちょこちょこと変わっていたりはするけれど、基本的には変わらない感じ。

しかしなんというか、この「何でもわかる感」は、単に来慣れているというのとは違う。

6年前にここに来たときには、自分が想像していた以上に何もわからずに愕然とした。
いつも電子辞書を持ち歩いてはいたけれど、特に緊急そうではないものは無視していた。
わからないものであると同時に、わかりたくないものかも知れないから、無視したい。
わからないというのは、とても怖いのだ。

今では特に意識しなくても、勝手に書いてあることの意味がわかる。
でも「わかる」ことの自在感って大きい。
どんなものだって、わかってしまえば、大抵どうってことない。
一度わかってしまえば、屁でもないことなんて、世の中想像以上に沢山あるのだ。

だからといって、別段ドイツ語が出来るわけではないのだが(笑)
せいぜい片言よ、片言。


そしてここは絶対に変わらない(笑)



ただいま!!ミュンヘン!!

そして、まずなによりこれを。



Weißbier(ヴァイスビア)!!
しかもこの店で飲むFranziskanerが一番うまい!
店の料理は美味しくないんだけど(笑)

Weißbierを飲みつつ、ホテルとツーリスト・インフォメーションで拾ってきた種々パンフレットを確認。
とくにPinakotheken(ピナコテーク群)で今何やってるのかが重要だ。
結構なボリュームのあるパンフレットを、特に苦もなく読んでる自分に驚く。

普段、あんなに苦労しているドイツ語のレッスンって、ホントになんなの?!
苦労して辞書を引いて、日本語に訳している、あの作業はなんの意味も持っていない。
だって自分の専門に関わるものならともかく、趣味の分野のものだったら、大体斜め読みで言ってることがわかるし…f(^_^;
どうしても知りたいこと、必要なことならば、それでもう憶えてしまうけれど、必要性を感じないものは、何度辞書を引いても憶えない。

やっぱやめようかなぁ。独学で十分な気がしてきた。


夏だからあっちもこっちも工事しているけれど、一番大がかりそうなのが、オペラ座横のトラムの改装だ。



この路線使えば、ホテルの近くまで帰れるんだけどなぁ。


S-BahnでStachusまで戻り、スーパーでワインを2本とカレーケチャップを買って、いったんホテルに帰る。
このカレーケチャップがあれば、うちでカリーヴルストが食べられるぜ!!(笑)


荷物を置いて、今度は夕食を食べに出る。
もう空港からの切符の時間が切れた。
おそらく検札に引っかかることはないだろうが、一応金曜の夕方だし、念のため切符を買い直す。

さっきから空模様が怪しかったが、Marienplatzの駅を出ると、思ったよりも強く雨が降っている。
ホントはSpatenhausでSchweinebraten(豚の煮込み)を食べたいのだが、これではたどり着けない。

しかたないので、いつも便利に使っているBohne&Malzの中庭に席を取る。
と、その途端、土砂降りに!!
完全にテントの下になっているテーブルなのに、他のテーブルからしぶきがはねるほど(笑)
助かった~!!

まずはHellesを頼み、ちょっと落ち着く。今日2杯目(笑)
そしてPfifferlinge(アンズタケ)とプチトマトのクリームパスタを注文。
郷土料理じゃないなら、この時期やっぱり、Pfifferlingeを食べないと!!
この店なら、特別美味しいわけではないけれど、はずれも少ない。
実は店員がDirndl(ディアンドゥル:ここの民族衣装)を着ているところは、当たり外れが大きい…f(^_^;

しばらくして雨もやみ、超快適。
東京でもちょうど雨が降って、気温が一気に下がったようだし。

そしてなによりも、ドイツ語が通じるのが嬉しい。

ここまでの10日間、英語で何とかやってきたけれど、言いたいことは通じます、お互い外国語としてだけど、という環境よりは、こっちは片言であってもちゃんと感情も含めての言語として通じるのは心地よい。
単に通じる以上に、現地語で話せるというのはとても大きいと思う。

ここはやっぱり「帰ってきた」という言葉がぴったりだ。


ホテルに戻り、ネット接続のためにフロントでIDとPWを貰うものの、そもそもちゃんと繋がらない。
ケーブルを使って接続した方が良い、とLANケーブルを貸してくれたものの、ブロードバンド接続の画面でIDとPWを入れても接続できないし、無線LANでアクセスしようにも、ID・PWを記入する画面自体が表示されない。

おいおいおいおい…。

ほぼ諦めていたとはいえ、ここでネットに繋がらないということは、もしEffaから明日のチケットの連絡があってもどうにもならない、ということで。

ライブがなければ基本的に返事が返ってこないPeterとRüdeも、もし万が一連絡があったとしてもどうにもならないわけで。

今回の旅行はホントに、ネット接続に困らされているわけで。←北の国から風?


ついでに今日はリヨンのホテルにシャンプーとコンディショナーを忘れてきた…orz
明日ドラッグストアでお試しサイズを売ってるところを探さなきゃ…。
確かSonnen str.にあったと思うんだけどなぁ。
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