明治の凄腕浮世絵師・河鍋暁斎、って、それだけでなんだか、微妙にマニアックな気がしますが(笑)、数ある作品の中から、能・狂言を題材にとったものだけを集めて展覧会なんてできちゃうんですなぁ。
しかも、どちらかというと小さめな大きさの作品が多いのに、見ても見ても終わらない…。
どんだけ描いたんだよ!という感じf(^_^;
しかも、狂言は多少見たことがあるにしても、能には一切縁がないので、描かれている題材がわからないものも多い…orz
自分の教養のなさが身にしみますよ。
で、暁斎先生、実際に能・狂言を演じていて、その免状まで展示してあるくらいなんで、それぞれの所作と、それに従って着物にできる皺がやたらリアル!!
道成寺なんて、釣り鐘の中がどうなってるかが描かれてるし(笑)
釣り鐘の中で早変わりをするために、灯りが点いているわけだが、現代なら電気を使ってるだろうけれど、当時は実際の火だからねぇ。
結構危険なこともあったんじゃないか?と想像しますよ。
そして、初めて知ったのが、北斎翁同様、こちらさんも娘がやっぱり絵師だったんですな。
しかも絵師である上に、娘も能・狂言の演者でもあった、と。
父親に比べると、文字通り、ちょっと線が細いよね、って感じだけど。
人間、持って生まれた才能と、育った環境って、やっぱ大きいね。
それから、三井記念美術館?それどこ?ってな感じで、初めて行ったんですが、一部、昔の部屋を残してあって、それについての説明もなかなか楽しめます。
カフェのメニューも和風。
トイレも、昔の雰囲気を残しつつ、便座なんかは最新だったりして、なんか不思議な空間だ。
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