Der König Hat Eselsohren

11日目その7(Burgrock2008)

バスの出発予定が1時半なので、徐々に片付けが始まっている。
何もしてないのは、客人だけだ(笑)
他にもさらに客が来て、何か楽しそうに喋っているのを、ぼーっと見つめていた。
すると、さらに、まだワインを開けるという。
「飲む?」と訊かれたけれど、ライブの前に飲んだワインが、ライブで暴れたせいで結構回っていて、これからバスに揺られるというのにこれ以上飲むのはどうよ?!と思ったので断る。
と。
「午後からずっと、ビール、ワイン、ビール、ワイン、ビール、ワイン、って飲んでるからだよ」とFlo。
くっそー!
「休憩です」

そのうちに、イケメン兄ちゃんたちが帰るというので、握手をして別れる。
名前すら全然憶えられなかった(笑)
気がつくと、ひとり残っていたメガネの兄ちゃんが、隣の楽屋だったところで、Peterに髪を切られているf(^ー^;
おいおい、ホントに切られてるけど、大丈夫なの?
そばで見てたRüdeが、「Peterは腕の良い美容師だからね。切って貰ったら?」なんぞという。
ホントかよ(笑)
さすがにご遠慮申し上げました。
まぁ、大幅に切ったわけではなかったので、メガネの兄ちゃんの印象は特に変わらなかったけど。

戻ってきたFloが、そこに置いてあったセットリストをくれる。
折り畳んだ跡がある上に、裏に誰かのメールアドレスが書いてある。
どうも、Nikoのメルアドっぽいんだけど、貰っちゃっていいんだろうか…f(^ー^;
さらには、おそらく今朝の段階で、それぞれどこがどのバンドの楽屋かを表示するために置かれていたらしき、ラミネート加工されたバンド名の札もくれる。
「後でそのパスにみんなでサインするから」
と私の首から下がったバックステージ・パスを指して言いつつ、そこら辺に置いてあった、誰のものかわからないパスをかき集め、
「これも持っていきなよ。お土産に配ると良いよ」
えぇ?でも、配ってもわかる人が少ないよ…f(^ー^;
でもありがたく受け取る(笑)

「これからシャワー浴びてくるから。荷物はPeterが下まで運んでくれるよ」
と言い残してFloが出ていく。
確かに、Peterはまだ荷物を広げっぱなしで、どこかに行ってしまっている。
荷物の様子からすると、まだステージが終わって、着替えてすらいないようだ。

そこへ、Floと入れ替わるようにRüdeが戻ってきて、荷物を持ってあげるから、バスに行こうと言ってくれる。
そういうRüde自身だって、でかいリュックを背負い、PCと練習用のベースを手に持っているのに、これにさらにスーツケースを持って貰うのはなぁ。
でも、そんなことには構わず、スーツケースを引いていくRüde。
入口近くに陣取った別のバンドに、また会おう、とか挨拶をして、階段を下り始め…。

「重い!(笑)」

そんなに重いのか、これ…f(^ー^;
ちょうど下からPeterが上ってきて、その様子を見て笑っている。
私も、多少は恐縮しつつ、笑わずにはいられない。

階段を下りて、建物の外に出たところで、スーツケースを自分で持とうとしたけれど、構わずにRüdeは持っていってくれる。
すると、さっきまでライブ会場だった庭に、7人乗りのバンが乗り込んできた。
これをシャトルとして使うらしい。
Rüdeは車のドアを開け、後部座席に自分の荷物を置くと、スーツケースを後ろのトランクに入れる。
後部座席に2人で座ったところで、さっき、上で挨拶していたバンドのメンバーが荷物を持って乗り込んできて、出発。
実のところ、この車でも壁面にこすりそうなほど、門から城までのアプローチは狭い。
かなり慎重に下りていき、ようやくバスのいる駐車場にたどり着く。

先に車から降りていると、Rüdeは自分の荷物だけ持ってバスの方へ行ってしまったf(^ー^;
しかたなく、自分でバンのトランクを開けていると、Rüdeが戻ってきて、「ごめん、スーツケースのこと、忘れてた(笑)」と言いながら下ろしてくれる。
「ひどいなぁ(笑)」と日本語で言ったが、たぶん意味は通じただろう。


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