Der König Hat Eselsohren

Würzburg

寝たのが2時半だったんで、さすがに今日は4時とかには目が覚めるはずもなく。
それどころか、5時半にアラーム鳴ったのを消して、6時20分まで二度寝。

いい加減起きよう、と思ってTVをつけたら、チャンネルにARDとZDFがなかった…f(^_^;

朝食後、まだ時間に余裕があると思っていたら、なんだかやたらと色んなメールが来ていたりして、結局時間切れ。
しかも、電車が9時47分発だから、余裕を持ってチェックアウトしようと9時半に下りていったが、朝食代の精算に思いがけず時間をとられ、やや駆け足で駅に向かい、ちょうどホームにたどり着いた直後、踏切が鳴り出す始末。

ライプツィヒまでは昨日の経路をたどり直すだけなのだが、ケムニッツからライプツィヒまでの電車がぎっちり満員。
コンパートメントに満員って、なんだか息苦しい(笑)

今日はスムーズにいった、というか、最後のバンベルクでの乗り換えは、ここが始発なのにここで遅れる、という…f(^_^;
まぁ、それでもチェックイン時間よりも前に着いちゃうんで、それはそれで構わない。

Sofieに返事を書かなきゃ、とは思いつつ、それ以上に、忘れないうちに昨日のことをある程度書いてしまわなければと、ライプツィヒでICEに乗って以降、ずっとPCに向かっていたつづきを、ホテルの部屋でなんとか完了。

17時に会場前に行くとしても、まだ時間に余裕がある。
逆方向だけど、アルテ・マイン橋でワインでも引っかけてから行くか(メールは?(笑))

と、外に出てから、そういえば会場の正確な場所は?という一番重要な課題に気付く。
ホテルを探す際に調べはしたけれど、大体の場所しかわかっていないし、何度もヴュルツブルクには来ているのに、そっちの方向には行ったことがない。

途中まで行ったところで、ここを下りてまっすぐ、という場所まで確認できたので、無事アルテ・マイン橋に向かう。

相変わらず橋の上は人でいっぱい。
橋の脇の階段を上がってすぐの店でジルヴァーナーを1杯。
飲み終わる頃に17時の鐘が鳴った。

会場まで歩いて行くと、珍しく先客がいる。
自分の前を歩いていた若いカップルが一番乗りかと思ったら、更にその前におばちゃんが一人。

入ってすぐのところにトイレが並んでいる。
と思ったら、向こうからMarcがやってきて、こっちに手を振るとトイレに入っていった(笑)

向こうの方で、Rüdeが息子と一緒に地べたに座って、何か話している。
その向こうにステージの屋根とスピーカーが見える。

右手の方の奥がバックステージになっているらしく、歩いて行く途中のFredieに手を振ったら、珍しく気付いて手を振り返してくれた。

つーか、柵が立っていて、その前に人が居るから、ここが入り口なんだろうと思ったけれど、その人たちに訊いても、わからない、多分ここ、みたいな返事。

更にまた人が来る。

ここに並んでいる方がいいのか、それともゲストリストはまた別の入り口になるのか、それに加えてちゃんとゲストリストに名前を載せてもらえているのか(笑)、疑問は膨らむばかり。

ちょうどRüdeが腰を上げたので、「Rüde、Rüde!!」と大声で呼びつける(笑)
「入り口ここ?」
「さあ、わからない」
「誰かわかる人居ない?Marcかスタッフか。他の人たちもわからないみたいだし。あとゲストリストに名前が載ってるかも知りたいし」

Rüdeが行ってしまってから、他の人たちが全くこっちに関心がないことに気付いた。
こんなめちゃくちゃ早くに来るような人だったら、Rüdeに気付かないわけがない。

と、中から現地スタッフっぽい人が出てきて、その団体を中に連れて行った。
何かの団体だったのか…f(^_^;

で、一人でそこに立っていると、何かのパンフレットを手にやってきた人たち。
ちょうどSportfreunde Stillerが写真付きで載ってるページを開いているけれど、結局そのまま立ち去る。
どうもこのイベント全体のパンフレットだったらしい。

ただ、さらにポツポツと人が来る。

そこへMarcがやってきた。
どうやらRüdeが話してくれたようだ。
「入り口、ここでいいの?それとも昨日みたいに別?ほら、オッフェンバッハなんかは同じだったから」
「ゲストリストは別になるよ。というか、ここで待ってないで、どこか行ってきて、入場の5分か10分前に来れば大丈夫だよ。」
マジか!!
「ありがとう!また後で!!」
じゃ、もう1杯ワイン飲みに行くか(笑)

立ち去ろうとしていたら、そばに居た人が「Abendkasseはここ?」と訊いてきた。
「今日は全部売り切れだし、Abendkasseはないと思う」
「そう、売り切れでチケット買えなかったから、Abendkasseがないかと思って来てみたんだけど。チケット買えたの?」
「や、私はゲストリストに載ってるから」
話を聞いてみると、これまで4回ライブに来ていて、毎回すごく良かったから今日も来たかったのだという。
「私は30回以上は見たかな(笑)」
「どこから来たの?」
「日本から。わざわざ日本から見に来てんの」
自分もゲストリストの人数に加えてほしい、とか言い出したので、いやいや、もう、一人ってMarcに言っちゃったから、と断る。
我ながら冷たいが、こんな見ず知らずのおっさんにそこまでしてやる義理はない。

ちょうど近くに来たスタッフに、Abendkasseがあるか訊きに行ったので、この機に退散することにした。

またまたアルテ・マイン橋に戻り、今度はもう1軒別の、有名な方の店でリースリングを買う。
0.25lの線よりも遙かに上まで入っていて、これでトータル500ml以上、普段の晩酌レベルの量だ(笑)



これだけ仕上がっていれば、会場でビールを買いに行く必要もない。

そう、一人で行くのに何が問題かって、場所を確保しつつもビールを買いに行くことが難しいということなのだ(笑)

今日もまた雨が降るような予報は出ているが、並ばなくていいなら傘はいらないし、思ったより寒くなかったので、いったんホテルの部屋に戻ってから、ちょうど入場の10分前に会場に到着。

既に会場前は長蛇の列になっている脇から、Marcがこっちこっちと、よんでいる。
「最高のタイミングで来たね!」
と、そのまま中に入れてくれる。
今日はテープも何もいらないのか?
そんなことはお構いなしに、ライブの後でどうたらこうたら、と。
終わってから裏に連れて行ってくれるらしい。
やったぜ!!

会場は階段状になっていて、一番下の真ん中からステージに向かって橋が架かっている。
普段港として使われているところに、ステージを作っているようだ。
ステージと客席の間にかなり
距離がある。

が、とにかく無事、真ん中ちょい左寄りというか通路のすぐ脇の最前列をゲット!



この感じだったら、上着を広げて場所を確保する形でビールを買いに行くことも出来たかもしれないが、とりあえず今はビール不要(笑)
このまま1時間待つとは言っても、座っていられるのもありがたい。

通路の前で監視がずっと立っている上に、通路の入り口周辺がカメラマン以外立ち入り禁止になっている。
つーか、カメラ持ってる人が複数居るんで、現地取材の人たちなんだろう。
客席にも手首に黄色いテープを巻いている人が何人も居るが、今日のというよりHafensommerの入場チケットっぽい。

左奥の方から、Rüdeの息子が多分子供たちを中心にステッカーを配って歩いている。
で、目の前に来て2枚渡してくれた上に、最後、袋に1枚だけ残っていたのでそれもくれて、ついでに袋の中の輪ゴムを見ながら、「輪ゴムいる?」というので、それは断った(笑)



カメラマンの女性が、それは何?というので見せてあげる。
ただ、「あれ、Rüdeの息子だよ」といっても、それには全く関心がないらしい(笑)

ゲストの演奏も座ったまま鑑賞。
ステージに上がるのに通路というか、まさに花道的な感じで、橋を渡っていくので、なかなかいい感じだ。

ゲストの演奏が終わったところで、いつものなじみの曲がかかり始める。
Rock'n Roll Queenが終わったところで、入場~!!















やっぱ、遠いなぁf(^_^;
目一杯望遠にしても小さくしか撮れない。
一眼用の超望遠レンズくらいないとムリだな。
昨日とは別の意味で、写真はある程度諦めなければ。
















で、セットリストは昨日と同じか、と思っていたところで、"Ungewöhnlich"かよ!!Σ( ̄□ ̄;)
虚を突かれた格好だ。
残念ながら、サビしか歌えない…。







途中、MCで、今日初めてライブを見る人挙手!というのに、結構な割合の人が手を挙げている。
日本ではこういう、結構な期間にわたるイベントとして、日替わりみたいな形で色んなアーティストが出演する、みたいなのはあまり見ないけれど、新たな集客という意味ではなかなか効果がありそうだな。






毎度毎度のことながら、一番盛り上がるあたりは写真も手薄だf(^_^;






それでも今回の見せ所の一つは、1.Wahlか?
途中でFloがアコギ片手に、I Want It That Wayを歌い、さらに2014年以来の'54, '74, '90, 2010…と思ったら、なぜ復活したのかがわかった。
Weltmeister seinではなく、"Weltmeisterin sein"だ!
女子W杯中だからか!!Σ( ̄□ ̄;)












アンコールまでの間は、一応脇に下がる場所がある。
つーか、まだ下がらないうちから、Zugabe!と(笑)



Du bist eine Bankで、Peterは花道を通って、会場の後方へ。





で、Ich Roque!














Siehst du das genau soでアンコール1終了。
すぐさまアンコール2。

























戻ってきたところで、Peterとハグ。

セットリストは、全部剥がしてきて配っていく形。
残念ながら、さすがにもらえないが、隣の人がもらったので、写真を撮らせてもらう。




とりあえず数少ないながらも、スマホで撮った写真はインスタとFacebookにその場で上げて、移動開始。
裏への出入り口を見回してもMarcの姿がない。
ならばビールでも飲もうかと思ったけど、なんだかもう店じまいっぽいので、戻ってきたところでMarcが出てきた。
そのまま裏に連れて行ってもらう。
「何飲む?ビール?」
うっかりMarcの後についていこうとしたら、警備の人に建物の中に入っちゃダメだ、と制止される。
そうだった。テヘ。

ビールを持ってきてくれて、今、Peterが来るからそこで待ってて、とテーブルに案内される。
向こう側のテーブルでは、Floの知り合いらしき人たちが案内されてきた。

と、Rüdeが来て、Prost!と乾杯。
「今日、Simoneが来てるんだけど、会った?ていうかSimone知ってる?」
「え?Simone来てるの?知らなかった。や、Simoneのことは知ってるけど、昨日、そんな話聞かなかったし、直接には連絡とってないし」
「少し後ろの方にいたはずなんだけど」
「あ~、今日は後ろの方というか、上の方はあんまり見てなかったから」

ちょっと探してくる、とRüdeは出て行った。
一緒に行くと面倒なことになるので、戻ってビールを飲んでいると、ようやくPeterが出てきた。
あらためて、がっちりとハグ。

「今日は私にとってはAbenteuerだったよ」
「Abenteuer?」
「一人で来て、最前列とって(笑)でも今日はステージが遠かったね」
「こっちも、反応が直接伝わってこなくて、ちょっとやりにくかったよ」
「"Ungewöhnlich"はungewöhnlichだったな(笑)」
「あぁ、あの曲やること自体、久しぶりだからね。10年ぶりくらいかな?」
そっかぁ。
でも、もしかしてそれ、聴いたかもしれない(笑)

話をしている最中にも、色んな人がPeterに話しかける。
シャワー浴びてくるから、ちょっと待っててね、と、いつものごとくあちこちに引っかかりながら戻っていく。

Rüdeも帰ってきたけれど、一人で戻ってきたので、Simoneに会えたのか会えなかったのか。

Floが、こっちへ来い、とよんでいる。
知り合いのグループというより、親戚っぽい。
話の輪の中に入れてくれたのはいいが、さすがに話の内容が半分くらいしかわからない…f(^_^;
だんだん眠くなってくる…(-_-)゚zzz…

時々意識が遠のきながら、適当に相づちを打っていると、おばあちゃんが、そろそろ時間だから帰ろう、と言いだした。
まぁ、結構な時間だしね。
Rüdeも子供のために帰って行ったらしい。
Floが見送りに立つのと入れ替わりに、向かいにPeterがやってきた。

「まだ時間大丈夫?」
DBのアプリで明日の電車の時間を確認。
10:55発だから、朝、結構ゆっくり出来るはず。
「まだ平気!」
ていうか、ここでなんだかシャキッと目が覚めた(笑)

「昨日来てた彼女、なんか色々名前があるけど(笑)」
「そうそう!私のところも最初SMSでSmillaってあって、その後Corinnaって書いてきたから、Corinnaってよんでる。でも本当の名前はよくわからない」
「そうか、よくわからないから、オレはCocoってよんでるよ(笑)」

「今のアルバムの中で、どの曲が好き?」
「え~、どれだろう?Du bist eine Bankと、あと今回演奏してないけどSpekutaklärかな。あ、Wächterも好きだなぁ」
「ステージで話してる内容って、全部わかる?」
「全部はムリ!大体、70%くらいかな。最初の頃は全然わかんなかったけど(笑)」
Peter爆笑。
「歌も全部歌えてる訳じゃないし。例えば、Ungewöhnlichなんて、早すぎてムリ」
「それはオレもだよ(笑)遅れないように必死に歌ってる」

「やっぱ、ドイツ語は難しいよ。文法が複雑で」
「日本語も難しいでしょ?」
「う~ん、話すのはそんなに難しくないかも。読んだり書いたりするのはすごく難しいけど、話すのは、発音すごく簡単だし。ドイツ語は、öとかüとかあって大変だけど、日本語は発音すごく簡単。ほら、スペイン語なんかも、rr以外は簡単でしょ?日本語はrrもないし」
「スペイン語やったことあるの?」
「学生時代に2年間勉強したよ。今はもう全然出来ないけど、その頃はドイツ語よりもスペイン語の方が出来てた(笑)」
「最初にライブに来たのっていつだったっけ?」
「15年前。2008年」
「2008年…確かに15年だ」
「15年掛かっても、この程度しかドイツ語話せるようになってないんだよ(T_T)」
や、15年間、真面目にしっかり勉強していれば、相当うまくなっていたはずなんだが…f(^_^;

「Applaus, Applausを日本語にするとどうなる?」
「あ~、それ、前にテレビのドイツ語講座で流れたときに、やってて、その人日本語とドイツ語のネイティブだから、一応正確ではあるんだけど、『拍手、拍手』って言ってて。
でも、私にはちょっと、違うんじゃないかなぁ、と思ってた。」
「じゃあ、どんな感じ?」
「え~…。難しいなぁ。ぴったりのことばが見つからない」
「そうかぁ。『拍手』ってKlappenだよね?」
何となく違う、というのだけは、伝わったっぽい。
つーか、TVで流れた話をするのも、初めてじゃないか?

更に他の人も加わる。
つーか、今回参加しているスタッフ。
で、なぜかサッカーの話に(笑)

「FCバイエルン好きだったよね?」
「うん」
Peterとお互いファン同士。拳と拳を合わせる(笑)
「他には?」
「FCバルセロナ」
「一緒じゃん!王道だなぁ(笑)なんでバルセロナ?レヴァンドフスキがいるから?それともメッシ?」
「ううん、昔、引退後はバルセロナに住みたい、と思ってたから(笑)あと、好きだったのはイニエスタ!」
ふふふ、ガチですよ。

そこへ、FredieとAndyが、ワインの入ったグラスと泡のボトルを持ってやってきた。
バスの中ならともかく、2人がこういう風に加わるのは珍しいな。
「私の分のグラスは?」
つい軽口が出る(笑)
しかもちゃんと持ってきてくれた。
「プロセッコだけど、いい?」
OK、OK!!
ここからは、もう、話しについて行くのが難しい…f(^_^;
でもめちゃくちゃ楽しい♪

結局今日も、お開きになるまで居続けてしまった。
なんか、やたらと充実感があるなぁ。
つーか、この2日間で、既にお腹いっぱい!
毎日朝食しか食べてないけど(笑)
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