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なんと11月の学祭休み以来、まるまる5か月も美術館から縁遠くなってしまっていた。
その間、見に行こうと思っていたものの、結局行く機会がなく終わってしまったものも、多々あり…orz
その中でも、とりあえずこれは見に行っておかなければ!というか、幸いにももうすぐ終わりそうというところで気づけたので、無理矢理にでも行った、というかf(^_^;
だって、やっぱ、暁斎スゴイじゃん!
基本的には、何よりも画力がハンパないんだが、それなのに、いきなり展示されている「象とたぬき」は、これ、なんて言ったらいいんだろう?f(^_^;
もにょもにょした感じの象と、象との対比にしてもちっちゃすぎないか?本物のたぬきというより戯画化されたたぬきじゃないか?つーかホントにこの黒い塊はたぬきか?みたいな(笑)
でも、これがゴールドマンさんのコレクションのきっかけになった、っつーんだから、むしろこれを出発点としたら、その後はまさに目眩がするような世界だったのではなかろうか。
暁斎がこだわったという鴉の図に関しては、個人的には「枯木に夜鴉」が好みだな。
特にこの背景の色が。
薄い藍色の上に黒い鴉、というのが何ともいえない。
これ欲しい!と思ったのは、「月に手を伸ばす足長手長、手長猿と手長海老」。
縦長の画面いっぱいに、びよ~んと伸びている構図がたまらん。
あと象の戯遊・連作。
いくら何でも、どれだけ訓練しても、ここまでは絶対にできないと思うんだが(笑)
そんな中で、これは!!と思ったのが、「盲人の書画鑑賞、囲碁」。
これ、まさに自分のことじゃん(笑)
わかりもしないくせに、偉そーにあれこれ言いやがって!f(^_^;
でも、そういう自覚がある時点で、そうそう、あるある!と笑うだけの人よりマシではないか?と思う時点で、さらに性根が卑しい(笑)
そしてやっぱり圧巻なのは、「地獄太夫と一休」。
この雰囲気では、地獄太夫が仏教に帰依していくようには見えないのだが(笑)
今回の展覧会グッズの目玉も、これが刺繍されたスカジャンだった。
スカジャン似合わないんだけどな~、かなりコンパクトに作られたのがあったら欲しいかも、と思っていたが、見本を見る限り大きすぎて無理。
丈も身幅も、もっとキュッとしてたら、超可愛いと思うんだけど。
まぁ、文句を言っても仕方ないんだが、大混雑と言うほどでもなく、そこそこじっくり見られたし、何より錦絵以外は初めて見たものがほとんどで、なかなか内容が良かっただけに、これ!と思うグッズがなかったのが残念だ。