Der König Hat Eselsohren

フランシス・ベーコン展@国立近代美術館



何が楽しくて、雨の中、ベーコン展なんだ?(笑)

なんでか?と言ったら、よくわからないから。
名前は知ってる。
作品も見たことがある。

どこの美術館だったんだっけ?
フランクフルトか、ウィーンか…。
とにかく以前、どこかの美術館で、途中の展示室が突然「フランシス・ベーコン展」になってて。
叫ぶ教皇の絵が何枚も、何枚も…。

これはいったい何なんだーーーーーっっ!!!Σ( ̄□ ̄;)

と、訳がわからずに、ベーコンの世界に放り込まれた思い出が(笑)
だから、わかりたくて行ってみた。

でも結局、よくわからないf(^_^;
40年代以降の作品しか、残してないし。
敢えて見づらくするために、ガラスをはめてあるし。

とにかく人間に興味があるようなのだが。
人間を怖がっているようにも見える。
受け入れて貰いたいと思いながらも、受け入れられることに対する恐怖。

そして、描かれている人物のほとんどが、男。

例外的に描かれている女性は、ベーコンと同じく同性愛者だった女性と、誰だかわからない裸体の女。
でもこの裸婦、実際にはモデルがいないんじゃなかろうか?
だって、パッと見た瞬間、ゴヤの「裸のマハ」が思い浮かんだもん。

そして、ベーコンに触発されたという土方巽の舞踏公演の映像が流れていたけれど、ベーコンの絵画以上に理解不能(笑)



でも、なんなんだろう。
全体によくわからないなりに、妙に温かい印象が残る。
絵に体温が充満しているのかも。
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