12月5日(日)
毎月第一日曜の美術館巡り、今回は19世紀のフランスの巨匠、ドラクロア美術館に行って来ました。
1847年から、サン シュルピスSt-sulpice教会の装飾を手がけていたものの、大病を患っていた彼は作品を完成させるため、ノートルダム ド、ロレットNotre-Dame-de-Lorette通りの住まいから、教会のすぐ近くの、フルステインベルグFurstenberg通りに移り住みました。
1971年に国立美術館になったドラクロア美術館は、画家のアパルトマン 寝室、居間、図書室、食堂とアトリエからなっています。
各部屋に置かれた調度品や、手紙、旅行から持ち帰った品々、小さな絵やデッサン、リトグラフなどから、当時の画家の私生活が身近に感じられます。
Musée National Eugène Delacroix 国立ドラクロア美術館
ドラクロアの胴像
画家が愛用したパレットと筆 絵の具や画材道具を入れる絵画用テーブル
当時のパリの社交界で一世を風靡した、男装の麗人ジョルジュ、サンド。のリトグラフ
北アフリカ、モロッコに興味を持ち、何度も訪れた。1832年、旅行から持ち帰った調度品
現地の人々も数多く描いている。今後の大作の基本のアイデアとして使われた。
聖母の教育 Education de la Vierge ドラクロアは絵の題材を求めてよく旅行をした。ある時、田舎で農婦が若い娘に読み書きを教えている場面に遭遇する。
周りの風景と、二人の表情に感銘を受けた彼は、短時間でデッサンを描き、その場に居合わせたご婦人に、空に一番近い青色のドレスのリボンを譲り受け、パリに戻ってから色を付け絵を完成させた、、、という、おまけ付。
砂漠のマドレーヌ La madeleine dans le désert
シェークスピアの劇 ロメオとジュリエットを題材に描いた油絵
1863年8月13日ドラクロアの最期を看取った忠実な家政婦 ジェニー、ル、ギューJenny Le Guillouとその娘の肖像画
イギリスに滞在中に知り合い、とても印象を受けた人 Richard de la Hautière
アトリエの大きな窓から眺められる庭。
ドラクロアはこの住まいがとても気に入っていた。知人や友人に宛てた手紙にも 私の住まいは本当に魅力的である。。。
私の小さな庭からの眺めと心地よいアトリエはいつも私に喜びをもたらしてくれる。と語っている。