ここのところ忙しくて更新できてませんでしたm(__)m
さてと、今日のテーマ、結論から先に言うと冷やすが正解です。冷やしましょうと言うと誤解されがちですが、アイシング(アイスセラピー)の事です。
冷やすと言うと、皆さんは必ず冷え込みによる冷えと混同するようですが、冷えと局所の冷却は全く違うものです。悪いところ、ストレスをうけているところ、疲労し、熱っぽく腫れぼったいところや、重だるくてしんどいところ、勿論痛んでいるところの冷却は積極的に実行するべきです
気持ちよいと治る、良くなるは全く別の次元のことです。気持よく、その場は何となく楽だから、何年も漫然と温め続けてきた。その結果はどうでしょうか?根本的な改善や変化は得られたでしょうか?きっと、あまり芳しくない、年々悪くなっている、という人が多いんではないですか。最後には、年齢的なものや老化として扱われていませんか!自分の体がわるいの?診断や治療、処方や日々の養生が間違っていると疑問を持ったことは、不安になったことはなかったですか。自分自身の日々の養生、自己管理がきちっと的を得て、理にかなったことができると、それだけで体も症状も本当に変化して行きます。自分の力と意識だけで変わるんだから、正確な治療にめぐり合えば改変して行くのは当たり前だと思います。まず、色々の固定観念や先入観を捨てて、自分自身の体の声に耳を澄ましてみませんか。心も体も広い意味での、「平常心」「自然体」を取り戻す為の生活に、より生理的な道筋に「健康」に戻れるように、一日一日できることから、身の回りのことをもう一度見つめなおしてみませんか。
ちょっと話が横にそれましたが、本題に戻るとして
人間は37度ぐらいの体温を保つ恒温動物です。
上は42度ぐらいから熱破壊が起こります。これは一般にタンパク質の凝固と言うのが起こり始めます。頭の先から足の先まで人間の細胞には例外はありません。特に脳細胞はタンパク質よりも熱に弱く、脂肪の多いいわば、バターのような組織です。ですから細胞は熱破壊により、生卵が温泉卵になり、ゆで卵に変化して壊れると言うわけですが、それよりも熱に弱い脂肪組織である脳はよりダメージを受けやすいと言えます。
それとは逆に、下はマイナス5度ぐらいから破壊が起こります。いわゆる凍傷と言うものです。
日常的に考えてみても、私たちがマイナス5度に遭遇することは、よほどの寒冷地で生活する以外にはあり得ません。しかし42度前後の熱にはたびたび遭遇します。
いろいろな暖房器具、お風呂、使い捨てカイロ、温熱療法と称する器具類、熱性の疾患(風邪、インフルエンザ、肝炎、腎炎、膀胱炎など種々の内臓の炎症、各関節炎、湿疹やアレルギーによる炎症)など、私たちは熱破壊の危険に身をさらす機会のほうが圧倒的に多いように思います。熱破壊によって死滅までしないまでも、皮膚が黒ずんだり、関節や体の各所が腫れぼったくごつくなったり、ひどく変形したりが年々しかも加速度的に表れてくるように思います。
平常の37度から42度の上限までは、考えてみれば5度ぐらいしかゆとりがありません。しかし、下限のマイナス5度までは42度のゆとりがありますよね。
体は熱を加えれば温度を下げる、冷やせば,平温(37度)に戻すのに温度を上げる働きがありますが、より安全でダメージを受けないことを考えるならば、やはり冷やす事、生理的な冷却を選択するべきでしょう。
高熱があればお風呂は入らないでしょ、熱があるのに頭やおでこにはカイロを貼ったりしないでしよ。頭だけが特別ではないですよ。今日書いたように、人間の体(細胞)に例外はありません!熱、炎症のあるのが、頭なのか腰なのか膝や内臓なのかの違いだけで、冷却によって改善し救われることは多いと思います。
全身的に冷え込み血流が悪くなったりすれば、免疫の低下を言われる事もあるようですが、局所の冷却ではそうゆう事もあり得ません。ですから温める事、冷やす事について今一度、冷静に客観的に考え直してみてくださいね
是非
長々と書きましたが今日はこのへんで