骨盤って云うのは・・・その3

　さてと、前回に書いていたように、日常的に起こって来る骨盤の問題は、ほとんどが緩み(仙腸関節、恥骨結合）によるものです。
　この緩みは、骨盤整復による治療で締めるか、時間はかかるけど、歩行によって締めるかになってきます。それと、自分の弱いところ、悪い部位や、ストレスをためこみやすい部位などはアイシング（アイスセラピー）を行うことによって、上手にガス抜きをしてください。
　今までに来院された方で、不妊症の人のほとんどが生理の異常を訴えていました。
一年のうちに二回くらいしか無いとか、２８日周期だと思えば次は二週間や十日で来たり、一回、二回とんだりして来なかったり、起き上がれないほどの強い生理痛があったり、めまいがひどかったり、基礎体温が二層にならず、ジグザグだったり出血の量が多くて困ったり、期間が長かったりと様々です。
　でも骨盤が整ってくると、色々な変化が現れ、改善して行くんですから、不思議ですよねえ！
　最近は、人間を地球に置き換えて考え、いかに環境破壊せずに治療していくのか、そしてそれを保全しながら、失われたものを取り戻し、回復させていくのかに悩み続けている毎日です。
　時間はかかっても、多くの人たちに理解してもらえるように精進します！
例えて言うならば、本当に無農薬治療，有機治療なんやけどなあ・・・。

骨盤って云うのは・・・その２

　骨盤は前回に言ったように、重力を感じ、色々な歪みやゆがみを整えてバランス調整をするコーデイネーターの役目を果たすと言いましたが、日常生活の動作や仕事、趣味、スポーツなどの偏った動きを繰り返し、そしてこれらの効率性を求める動きで、いわば、いびつになっていくとも言えます。
　こうやって日々骨盤や全身の関節がゆるんでいくんです。外傷（ケガ）による損傷は少し違いますが、緩みによって色々な症状、体調の不良が出てくるようです。特に女性の方が骨盤の影響をより強く受けるみたいで、男性とは違った複雑な症状を訴えて来院されるケースが多々みられます。女性は初潮，妊娠、出産、閉経と、体の変化も男性に比べ非常に大きく、複雑なのも当たり前かもしれません。
　それだけに日ごろから自己による体調管理は勿論、それと共に骨盤管理も重要な事だと思います。骨盤の中には大事な器官である子宮や卵巣がおさまってるわけですから。だから女性が様々な症状、体調に苦しみ、検査をしてもデータ上に異常として出ない為に、悩んでいる人たちも多いですね。でも辛いので病院やクリニックで診察を受け相談するらしいんですけど、なかなか改善せず、繰り返し相談を続けていると、最後には精神的なものとか、うつ病のように扱われ、辛い経験をされた人も多いようです。
　機械を使った検査で数字として出る異常や、いくら精密とはいえ平面的な画像で判断するのだけでは、片手落ちではないでしょうか。五官を駆使した診察、検査、問診が最近は少ないような気がします。定量的に人間は判断出来るのでしょうか？もっとファジイな存在で、データに出ない異常があるからこそ、複雑だからこその人間じゃあないでしょうかねえ？などと考えている今日この頃です．

骨盤って云うのは・・・その１(^_^)v

　選挙も終わりやっと静かになったなあ～！
早速ですが、骨盤は体のほぼ中心にあり、重力や上半身の様々な動きを受け止めて、それを下半身（両方の足）へと伝達し、逆に下からの衝撃荷重（突き上げる力）を受けながして骨盤から背骨、頭部へとうまく伝えていく、いわばコーデイネーターの役目を果たしていると言えます。その時々によって姿勢の細かな制御や修正、バランス調整は考えてみると、よく出来ていますね。
　骨盤が整ってないと、あたりまえに思っている歩くことさえも、ままならないと思います。機械のように１から１０までとか、人間は決まっているわけも無く、非常にファジーな存在であるといえます。それ故に、個々の能力には大きな差が出てくる訳です。
　骨盤は前方で恥骨結合と言う関節で、後方では二ヶ所の仙腸関節でつながり、都合三ヶ所でつながっているリングといえます。
この要とも云える場所が、様々な負担、ストレス、外力、不良姿勢、運動不足などによって壊れ、それらにより、歩く事もしなくなって起こる筋力の低下、そして自分の体さえも支えられなくなってしまうんです。これは生理的な動物本来の営みをも拒絶し、生命活動の破綻へとむかう姿ではないでしょうか！
　大袈裟なようですが、骨盤の治療に携わっている者として日々痛感することです。
　みなさんのまわりを見てください。よく動き、よく歩いている人ほど元気で、活気がありませんか？背中が伸びてシャキツとしていませんか？私も、わたしのまわりや、身内、患者さんを見て、常々実感させられます。
　そんな重要な場所を施術してるんですから、大きな変化、思いがけないような良い結果が現れても、当然といえば当然かもしれませんねえヽ(^o^)丿
　「ロウソクが燃えつきるように良い往生がしたい。」「寿命をまっとうして、自然死ができたら。」と年配の方が良く云われるんですけど、願望だけでは実現できません。一生まめに動き、生命ある限り、歩みを止めず、前へ進みましょう！
「歳には勝てない。」「老化だからしょうがない。」といいますけど、あきらめたり、楽をし始めたときから生理的なラインから外れて行くんだと思います。
　老化は異常ではなく自然の道行きです。歳に関係なく、異常があるから異常なんです！老化は自然に受け入れられるはずです。アクションを起こし、生きてる限り前進あるのみです。＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／

何だかなあー！

　さて、のど元過ぎれば熱さ忘れる、とは言うけども、やっぱり人間ってそうなんですかね？
　最近、実際の状態と病名が一致しないんじゃないかなあ・・・と思う人がたくさん来られてます。悪くなったのは整骨院のせい、良くなったのは医者や病院のおかげと言う人がまだまだ沢山居られます。
　まあ、それは立場の違いもあり、社会的な地位およびイメージもあるので、最近はしょうがないと思っています。それを覆すには、結果が全てだと思い頑張っているんですが、大学病院等で「あなたの膝は手術して、人工関節にするしか治る見込みはありません。」と言う人も、最初は治療しながら、頑張って歩き、アイシングするんですが、ある程度の年数が経過すると、やはり、楽を選ぶんでしょうね。色々と言い訳をしながら、理由をつけては、動かなくなり、弱っていく人が目立ちます。そこそこ高齢の人なのでしょうがないというか、無理強いできないので、もったいないと思うんですけど・・・せっかく、(T_T)まともに歩けない状態で来られて、それが、毎日４５分間のウオーキングも１ヶ月足らずで出来るようになっていたのに、そして、あきらめていた釣りにも船に乗って行けるようになってたのになあ！全くもったいない。でも、残りの人生をどう選択するかは、本人次第ですから、私の思いを強制するわけにはいきません。
　逆に、何年も様々な病院やクリニック、治療を試みて、挫折、失望し、何かの縁でうちに来られた方は、治療に納得、理解し、治療が奏功すると、聞く耳を持ち、やがて信頼してくれる様になって来ます。地獄を見た人であればあるほど、元には戻りたくないと言う怖さと、何とか今より少しでも元気になりたい、元の生活を取り戻したいという気持ちで頑張れるし、モチベーションを持続できるようです。
　みなさん、整骨院、接骨院はみんな同じような治療をしていると思っていませんか？わたしも患者さんに言われたんですけど、「どこも、一緒やと思ってた。」と、「だから、整骨院に行ってもあかんと思ってた。」と何年も前に言われたことが有りました。これは最後にペインクリニックに行っていた重症の患者さんですけどね。
　これも私が、ホームページをたちあげ、ブログも始めるきっかけのひとつになりました。でも、いつもながら、どこまで理解してもらえるか、これから次第だと思っていますけど。継続が力だとは思っていません。漫然と続けるだけでは、何の力にもなりませんから。
　信は力だと思います。これからも自分を信じ、信念をもって精進します。
これからも、色々更新していくのでヨロシクお願いします。