中編からの続きです。
今回は数秘学上特に重要な意味を持つ数字についてご紹介します。
■12
キリストには12人の弟子がいましたが、この12には、彼が大工だったことと関わりがあります。
大工の世界では、今でも12を一つの単位として、つまり12進法で数えるよう教わります。
こうしておくと、後で三等分もできますし、半分の半分にできたりと便利だからです。
■13
キリスト教社会では縁起が悪いとされる「13」も、迷信であるとリーズさんは主張しています。
というのも、古来より「1を囲む12(12 around 1)」というものがあるからです。
例えば、太陽を囲む12宮の星座、キリストと12人の使徒、ムハンマドと12人のイマームというようにです。
これらは全て12+1の関係であわせて13です。
また、『GOD』『LORD(主)』『YES』なども、ゲマトリアの表に当てはめると全て合計数は13になります。
■23
かつてカエサルは裏切られたブルータスに23回刺されて死にました。
人間の染色体は23対あります。
血液が人体を回り循環するのに23秒かかります。
■33
人間の脊柱の数は33個あります。
面白いことに脊柱「spinal column」をゲマトリアにより合計した数は「33」になります。
またヒンドゥー教では、脊柱を通じて体内を上昇するエネルギーを「クンダリーニ」と呼び重視しています。
中編でご紹介したフリーメーソンの階級も33階あります。
■47
「47」は中編でご紹介した通り「最もランダムな数字」です。
この数字を目にした時、人を最も中途半端な気分にさせ、様々な解釈を巻き起こします。
海外には「47ソサイエティ(The 47 Society)」という、この数字の重要性を考察しようというジョーク団体があるくらいです。
また、夏至の太陽の通り道である北回帰線は北緯23.5度、冬至の南回帰線は南緯23.5度で、合計して「47度」の開きがあります。
■108
108は東洋では特に神聖な数字とされてきました。
ヒンドゥー教のシヴァ神は108の名を持ちます。
チベット密教のマントラを唱える時に使う数珠の数は108個あります。
仏教の多くの宗派で煩悩の数は108個とされ、日本では大晦日に108回鐘を叩きます。
人の手の骨の数は27個、両手で54個です。
伴侶を見つけ両手同士をつなげば、その数は108個です。
カンボジアのアンコール・トム遺跡では、門をくぐる時に左手に54体、右手に54体の像が並びます。
あわせて像の数は108体です。
また、月の半径は1080マイルなんていうのもあります。
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