あつはなついですね。

連日40度越え猛暑で熱中症1500人超（ヤフーニュースの記事より）

暑さには人一倍強いと自負していた僕もここ数日の猛暑によりさすがに考えを改める必要を感じています。
つい数日前に天照大御神にお参りしてきた身でありながら、思わず太陽のこんちくしょうと言いたくなる自分の浅はかさが少し切ないです。

さて、亜熱帯に属する日本のじめじめとした蒸し暑い夏は昔からあまり心地の良いものとは思われていませんでした。
日本人の綺麗好きもジメッとした夏に汗やホコリが身体にまとわりつくのが不快だったことに端を発します。

ここ日本では夏にお化けがでるのも、蒸し暑くて眠れない夏の夜です。
夏が涼しくて過ごしやすいヨーロッパでは、長く寒い冬の夜にお化けはでます。

しかし、そこに情緒を見出すのもまた日本人です。
真夏の騒音野郎セミの鳴き声も、日本人だけは音楽と同じ部分の脳を使って聞いているそうです。
個人的には夏の青々とした木々に包まれた神社の風景が一番好きです。

前の職場に北欧出身の方がいたのですが、彼のノートパソコンのデスクトップ画像は雪化粧をした故郷の森の風景でした。
彼にとってはいつも心の片隅にある郷愁を誘う風景なのだそうです。

その国の人にとってある意味でつらい季節というのは、その大変さゆえに思い出深くより情緒を感させるようです。

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