映画「スター・ウォーズ」の新シリーズが2015年から公開されるとのことで今から楽しみです。
アメリカにはSF映画の名作が多いですが、そもそもSFというジャンル自体がアメリカが本場です。
多くの科学分野で最先端を行きNASAという宇宙へのパイオニアを擁する国がSFの本場なのは当たり前で、SF小説の御三家クラーク、アシモフ、ハインラインともにアメリカ人です。
子供の頃、初めて「スターウォーズ」を観た時のことです。
夢中になって観ていた一方で、ふと疑問が頭をかすめることがありました。
星間飛行も自由にできるほどの科学力を持っている人たちが果たして中世のような価値観で生きるものなのだろうかと。
(田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』も同じ疑問がたまに頭をよぎります。好きですが)
また、ワープ航法をする巨大宇宙船が出てくるかと思えば時代劇のようなチャンバラしたりというのも科学技術の発展の仕方自体もちょっとイビツな気がします。
そもそもエンタメ作品につけるイチャモンでもないと思いますが、この不思議な世界観の発想の元はなんなのでしょう?
アメリカは歴史の浅い国です。
ですから、元宗主国イギリスにある「アーサー王と円卓の騎士」のような胸躍る中世の英雄譚を持ちません。
しかし、そういう物を求める気持ちが心の片隅にあったのでしょう。
とはいっても過去を変えることはできません。
そこで過去に求められないなら未来にそれを求めてしまえ、というのでできあがったのが「スターウォーズ」に代表されるスペース・オペラ作品です。
しかし、一見変な作風にもかかわらず世界的に共感を呼び、我々日本人の心も掴んでしまいました。
そもそもの話がSFを含む科学への飽くなき探究心は若い国ならではなのでしょう。
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