1001タイ映画、千夜一画 

タイ映画またはショートフィルム他で心の琴線に触れたアーカイブ。

バンコク洪水

2020-01-01 00:00:00 | タイ映画

洪水デストピアはAdobeの日常化

バンコクの王室が水没しないのはチャオプラヤ川の底にブラックホールがあって全国のシャーマンがネットワークで水位を調整しているというハナシを占い師が話しているのを聞いたことがあるが、大洪水の時だって河口へありったけの船が一列に並んで一斉に水を海に向けて吐き出すようにする様子をテレビで全国向けで放送してているのも王室の誠意の賜物という、いま思えば前国王の最後の演出だが効果はというと誰も口を噤んで無言。

カナダ人がイラストしたデエストピアの洪水バンコクの予想のイラストが格好いい。アユタヤのユートピアのような予想図はバンコクの完成もしない交通網のメタファーのようで洪水は水が引かない方が神秘的でインドネシアの風景はバンコクではない。このイラストもよく見るとカナダ人がAdobeを駆使して素材を持ってきて組み合わせたもので現実に雨に濡れて立ち尽くしていると風景の感覚はこれに近い。面白いのは高速の上の指導者風のマンガで威厳など何もないがこれは民衆の気持ちに沿ったもの。風景は長くバンコクにいると直ぐに交差点が特定できるし、右側のタイ語らしき看板の事務所に出入りしていたのでこの内部まで現実感があるのでVR以上の感覚がある。

他の写真は浸水で悩んでいる都市をサラダボールのようなコンクリ・ダムで丸く囲み・・・これでどうしようと言うのか?ベネチアでも大規模な高波対策のドキュメンタリーをみたことがあるが、世界中がこうだと美術品の避難場所も悩ましいだろう。



 

 

 



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