落ちこぼれインターン医学生の青春を描いた薬にも毒にもならない青春コディー。こういう 映画というのは想像力を減退させるせいか、何も浮かばなくなる。バンコク=医者=放蕩息子というステレオタイプ化に地方格差を結びつけたようだが、結局のところ宗教、民衆、皇室という大三原則の枠組みのなかでのストーリーが展開する。 コラート県の病院にバンコクからああいう車高の低いスポーツカーで乗り付けるのは本当に無茶な話で今はガソリンも高いので首相のサイドビジネスの格安航空を利用するほうが経済的だ。10年前くらいは都会の人間にとって地方暮らしはアフリカの砂漠でキャンプするようなものだったが、いまは少し車で飛ばせばカルフールやマクロなどの大型ショッピングセンターへのアクセスもできるが、これとて地方の中心部だ。まさに映画のように仕事の後はローカルなオープンバーでカラオケとビールでしか発散できないような場所だとこれは地獄である。 . . . Read more
また混沌としてきた。これがどうしてTOM YUM PEEの続編なのか、どうもわからない。たぶん違うホラーストーリーだが、映画の全編に流れる雰囲気が初期のウルトラマンの怪獣だけをフィーチャーした作りになっているのは年代のせいかも知れない。内容としては村のオバさんが実は人間の内蔵を食する怪物だったというものだが、食べ方が口から喉元に手を入れて内蔵を一度に引き釣り出すという乱暴な描写が恐さを加減している . . . Read more
タイの日常ドラマ。パタヤというのはバンコキアンにとっては「ハレ」と「ケ」、つまり日常と非日常という関係なのだろうか?パタヤで何かしらの新しい絆ができる場でもある。普通はパタヤはこの映画のように男女の関係強化とか、もうすこしマシになるとセミナー会場としての非日常があるわけで「ケ」を偽装した「ハレ」もある。だいたいあんな汚染された海で恋人と戯れるというのは負の”ハレ”で後で皮膚がハレれるのは間違いな . . . Read more