落ちたら集中治療室へ直行という危険な細菌が繁殖する地獄のような運河の行く尽きるところはPantip。屋上の劇場レストランで不味い中華料理と最低のショーを歌手のバードと一緒に個室で楽しめたのはもう遥か昔。今ではこの老舗コンプレックスはバンコク最大の電脳センターとして有名だが、また衰退の危機に晒されている。家賃の高騰とITビジネスの競争激化でパンティツプでも儲からなくなってきているからで、しかも雰囲気 . . . Read more
タイではゲイ・コメディという分野があり人気のコメディアンやゲイ役者がこぞって出演し、えげつない演芸場のライブと比べて気の抜けたような台詞でタイ映画のレンタル市場をリードしている。Spicy Beatyqueenin Bangkokという映画も典型的なGCM(Gay Commedy Movie)でタイ社会に根を張り元気で暮らすゲイ4人組が白昼に中華街の銀行を襲撃するという単純なストーリ。あまりにも単 . . . Read more
この映画はラーマ五世時代の悪代官が次々と村の娘を妾にして好色に耽るというたぶん古典文学の底本による映画化作品かも知れないがもう少し確認したい。正妻で子供を産めなくたったクンジンが夫のために積極的にミヤノイ(妾)を斡旋するが、不文律は妊娠しないこと。運悪く妾が身籠もったら最後、硫酸を性器にかけて拷問した後に凄惨な死が待っているという残酷な内容。といってもRight Byondの作品なので、パッケージ . . . Read more
タイで肥満がビジネスとなったは何時からだろう。一昔前までは肥満は病気以外は存在しなかったが、急速な経済成長が生み出した副産物だろう。セフレの溜まり場であるソイ55のスタバでは品の良い痩身の主婦が何やらセールスレディと話し込んでいる。何げなく耳に入る会話は隣に座っている巨大な太股を特大の女子校の制服に隠している肥満娘の行く末を心配してウエイト・コントロールのカリキュラムについての打ち合わせらしい。昔 . . . Read more
タイでAKIKOというと乾燥フルーツのスナック菓子を中心に若者達に人気の関連グッツを販売して急速に売上げを伸ばし、タイ国内にAKIKO旋風を巻き起こしているブランド名である。その中心キャラクターがあの金太郎のような顔をした女の子で、”ブランド国”日本からの輸入製品という錯覚を起こす位置付けを獲得している。香港、マレーシア、シンガポール、NY、パリとインターナショナル・フランチャイズで市場を拡大、そ . . . Read more
タイでクーデターとか政変がある度に日本のマスコミが好んで使うフレーズがある。絶対的な王制に関して「インテリ達の思考停止」だ。王室に対する言動やアティチュードに関しては不敬罪が適用されるので、滅多なことは公式に表明しないという王制への言論統制だ。大手新聞の論評としては便利な言葉だが、これを裏返せばやはり特派員を追放されたり支局を閉鎖されるのを防ぐTIPSということで取材を怠っているのだろう。だいたい . . . Read more
この映画も日本でいうと森繁の「駅前&社長シリーズ」のような喜劇映画。中年の元ロッカー4人が復活を目指すという内容でタイを代表する人気コメディアンを配置してホームランよりも安打を狙った作品。何年も放っておいて置いた昔の練習所兼住居はタウンハウスで実際にこういう広いスペースを遊ばして置けるのは今でも現実にあるような話で羨ましい。これは固定資産税が極端に安いのとまだまだ余っている土地と建物でバンドの録音 . . . Read more
競争が激しくなる一方のレンタルビデオ業界だが、 英字紙NationによるとタイTsutaya 社は携帯電話(SMS)でのDVD、VCDの貸出予約方式の構築で売り上げ増を狙っているという。 Wanchai Phlaphongphanich主任運営担当によるとタイ国内の約200店舗のフランチャイズにADSL回線でネットワークを構築し、Web Site(ツタヤオンライン)を通じてリアルタイムに顧客の動向 . . . Read more
家紋といえばどこの家でも大切にするが、まして王家とならばその重みは民族の重みである。その王家の紋章を虐殺するという不敬行為を働いているのが映画「ガルーダ」だ。タイで最初のインターナショナル・スタンダード(何のことか判らないが総デジタル作品の意味かな)の特撮映画だが、怪獣というより半人半鳥の姿をしたヒンズー神話に出てくるヴィシュヌ神の乗り物をテーマに選ぶという大胆さ。この神が現代に蘇えるとなれば、ま . . . Read more
記憶に新しいタイの猟奇事件というとやはり医大生による女友達ミンチ事件だろう。嫉妬に狂った医者の卵がモーテル内で射殺。そして包丁で胴体と首を切断して、ほとんどの部分をミンチにして洗面所に流してしまった事件だ。こういう事件といういと法医学専門のポンティップ女医が登場してくる。この有名な女医のトレードマークは見事なパンク風極彩色ヘアースタイルとファッションだ。少し前までタイ国でDNA鑑定というとこの女医 . . . Read more
普段はあまり必要ないのだが、ネットも傍になく映画などを調べるときには欠かせないのがLocationthailandだ。この映画専門のデータブックは2-3年前から洋書専門店のアジアブックスに置いてあって、いつか買いたいと思っていたら、昨年の「バンコク映画祭」で山積みになっていたのでTATから2002年版と最新版を無料でもらってきたものだ。どうってことはない本だが、ケータリングから機材調達まで網羅して . . . Read more
東京に帰ると山手線や大久保のドンキでいきなりあの実存主義的なタイ語を耳にする機会が多いが、LAではもう5万人以上のタイ人が在住している。そんなある日、英語も話せないし勿論読めもしない秘書が突然「ロスに移住する」と告げてきた。話を聞いてみると、実の母親が整形手術のために米国からタイに里帰りしていて移住を薦められたという。つまりアジアの共産ドミノ危機時代にイサーンに駐留していた米兵と恋に落ち、米国に渡 . . . Read more
映画は完結するが、人生は終わらない。少し古くなった映画だが、世界30カ国で配給され、100以上の映画祭で話題になったタイ映画としては海外販売のエポックメーキングとなった作品だ。生活のためキックボクシングを始めたゲイボクサー(Nong Toom)の成功と挫折を描いた実話だが、世界中で話題になった物語のその後となると少し興味が湧いてきた。
現役引退を機に俳優に転向。といっても知名度はあるが俳優を演じ . . . Read more