1001タイ映画、千夜一画 

タイ映画またはショートフィルム他で心の琴線に触れたアーカイブ。

My exclusive talk with Hillary Clinton: ...

2009-10-23 02:50:42 | Weblog,
中東のアルデジャイロは質の高い取材をして番組を沢山作っているのは驚いた。映像がBBCのようだが、内容で個性があり素晴らしい。ただいつもこうした番組で感じるのが地元の人の言葉と英語の翻訳の微妙な差である。タイ南部の地域と歴史の特性をすべて背負ってイスラム女性が話すゆるやかな意味でのタイ語が英語圏キャスターの英語で彼らの時間枠で効率的に処理され番組は制作され、イスラム世界に向け配信される。タイ南部分離独立派の資金源はどこからきているのか、疑問は山ほどあるがタイ国軍の機関銃に警備された地元の「心」はどこにあるのだろうか。

アピシット首相はタイ国内にはアルカイダ組織を収容・拷問する米国の特別な刑務所が存在していなかったと言明しているが、クリントン国務長官の表情をみればすぐに理解できることだ。先月の始めクリントン国務長官がタイを訪れた際、Nation紙のシィティチャイ編集長の番組に出演のインタビューに答えたもの。オバマ政権でTAC(東南アジア友好協力条約)への加盟でアジア政策は変化し地域重視というが、実際には力でねじ伏せていた大型犬が急にネコなで声になっても機能するまで時間がかかりそう。アジアの特別州のようなタイの政権も超法規によりコロコロと変わってしまうので、もう誰も信用ができないし、かえってアルカイダのように敵がハッキリしているほうがオバマも楽なのではないかと思う。

北朝鮮のビルマでの核技術供与、人身売買など、など日本の自民党の頃のように米国追従のタイにはあまり期待も感心もなさそうだが思いやり予算はなくても表面上はニコニコと愛想はいい。本当に米国が懸念していることは表に出せないし、警察長官の人事もASEANの警備も満足にできないアピシット首相といくら英語がネイティブでも信頼して相談したとは思えない。

タイ言論の重鎮といわれるシチチャイ編集長のインタビューを聞いていると、バンコクを独立した米国の州の一部ような感じでヒラリー長官に大統領選のエピソードを聞いていたり、まったくどこの国のインタビューなのかと思うが、こういう感じで岡田外相とか鳩山首相なんかが出演し、日本嫌いな彼にNewルックイーストと言わせたいものだが時代は明らかに中国の影なしには何も動かないという何とももどかしさだが、そこには市場以外にどういうロマンがあるのだろうか。

シティチャイ氏がヒラリーに言わせたかったのはタイ国にアルカイダを収容する秘密刑務所があり、拷問で南部のイスラム組織を刺激して爆発テロを誘発させて当時のタクシン首相に弾圧させるというCIAの蛮行の疑いだ。さすがにチェンジしたクリントン長官は「もう昔の事は話したくない、いいでしょ」という感じでタイの国民もそれ以上の追求はしない。

101 East - Southern Thailand Special - 28 Sep 07 - Part 1


My exclusive talk with Hillary Clinton: North Korea-Burma ties dangerous


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5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (dvd watcher)
2009-10-23 08:41:56
相変わらずのセンスに感服です
楽しく読ませていただいてますよ!
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Unknown (目力アップカーリーブラッシュ)
2009-10-23 11:47:11
こんにちわ
面白い情報をありがとうございました
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Unknown (ハニーラボ )
2009-12-21 14:47:24
とても興味深かったです。
ありがとうございました。
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Unknown (ハニーラボラボ)
2009-12-22 23:29:07
今日も不快感じですね。
いつもありがとうございます。
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Unknown (歯にブラボー!!)
2009-12-22 23:35:37
今日もありがとうございました。
今度夜のお友達にして下さい。
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