「松本幸四郎襲名100年」と銘打たれた12月の日生劇場の歌舞伎。
その曾孫である海老蔵がひさしぶりに見たいとか、上演の珍しい演目があるとか、行く理由はさまざまあれど、決め手になったのは「この帯を締めたかったから!」。
前にもちょっと紹介したけれど、勧進帳のアンティークつけ下げから帯を作り、染色教室でオリジナル柄の帯を染め、とにかく2011年は帯をいろいろ作った年だった。それも歌舞伎にちなんだこだわりの帯を。
まず最初に締めたのはこちら。

<背中、しわだらけじゃのう。反省…>

勧進帳柄の帯である。
お太鼓には弁慶と富樫、前には義経。
つけ下げのがらをパッチワークにしている。
「きもの青木」さんのパーティーで着用し、このつけ下げについては「やりきった(^^;)」という感を覚えたのが2月。
柄は気に入っていたので、帯にすることにして早速仕立ての相談に。
簡単に仕上がるかと思いきや、意外にも、つけ下げの柄のどこをとるか、刺繍する糸を金にするか銀にするか、仕様を決めるまでに意外にも時間がかかった。
そのうえ、制作途中であの大震災。
影響を受け、当初より仕上がりも伸びてしまい、受け取ったときには既に薄物の時期となっていた。
「袷の時期に勧進帳が上演されたら、絶対しめてやる~」と心に決め雌伏すること数カ月。
ついに12月に日生劇場 昼の部で上演するとの情報を得た。
義父の容体も気になってはいたが、ここでこの帯を締めないと後悔する!と、決意して一人で出かけたのが18日のこと。
完全なる自己満足ですな(笑)。
その後、24日は、前々からスガさんと予定していた昼の部観劇。
海老柄は、おめでたいからお正月などでもよいのだろうけれど、歌舞伎ファンとしては、やはり海老蔵が出演するときに締めたかった。そして、誰かに自慢したかった(笑)。
この帯を締めることを想定して、以前から「(舞台では美しいといううわさの)海老蔵、目の保養に見に行きましょう」と話していたスガさんをお誘いした次第。


<海老帯の後ろ姿をアップが漏れてました…追加で写真アップ!>
この日は、歌舞伎観劇の後にお茶の教室でのクリスマス会があり、ひそかに「クリスマスお召し」と呼んでいる着物を合わせた。柄がクリスマスカラーなのと、遠目に見ると十字が連なっているように見えるので、クリスマスお召し(^^)v
世界でも日本でも、私自身にもいろいろあった2011年。
一時は「着物どころではない」という気持ちにもなりかけたけど、結果的には着物を着ることも、元気をとりもどす一つの助けとなった。
そして、自分で考え、オーダーしたり染めてみたりしたものを身につけて1年を終えられたことに、自分自身の着物ライフの発展ぶりを感じたのだった。
ま、これも完全なる自己満足ではあるが(爆)。
その曾孫である海老蔵がひさしぶりに見たいとか、上演の珍しい演目があるとか、行く理由はさまざまあれど、決め手になったのは「この帯を締めたかったから!」。
前にもちょっと紹介したけれど、勧進帳のアンティークつけ下げから帯を作り、染色教室でオリジナル柄の帯を染め、とにかく2011年は帯をいろいろ作った年だった。それも歌舞伎にちなんだこだわりの帯を。
まず最初に締めたのはこちら。

<背中、しわだらけじゃのう。反省…>

勧進帳柄の帯である。
お太鼓には弁慶と富樫、前には義経。
つけ下げのがらをパッチワークにしている。
「きもの青木」さんのパーティーで着用し、このつけ下げについては「やりきった(^^;)」という感を覚えたのが2月。
柄は気に入っていたので、帯にすることにして早速仕立ての相談に。
簡単に仕上がるかと思いきや、意外にも、つけ下げの柄のどこをとるか、刺繍する糸を金にするか銀にするか、仕様を決めるまでに意外にも時間がかかった。
そのうえ、制作途中であの大震災。
影響を受け、当初より仕上がりも伸びてしまい、受け取ったときには既に薄物の時期となっていた。
「袷の時期に勧進帳が上演されたら、絶対しめてやる~」と心に決め雌伏すること数カ月。
ついに12月に日生劇場 昼の部で上演するとの情報を得た。
義父の容体も気になってはいたが、ここでこの帯を締めないと後悔する!と、決意して一人で出かけたのが18日のこと。
完全なる自己満足ですな(笑)。
その後、24日は、前々からスガさんと予定していた昼の部観劇。
海老柄は、おめでたいからお正月などでもよいのだろうけれど、歌舞伎ファンとしては、やはり海老蔵が出演するときに締めたかった。そして、誰かに自慢したかった(笑)。
この帯を締めることを想定して、以前から「(舞台では美しいといううわさの)海老蔵、目の保養に見に行きましょう」と話していたスガさんをお誘いした次第。


<海老帯の後ろ姿をアップが漏れてました…追加で写真アップ!>
この日は、歌舞伎観劇の後にお茶の教室でのクリスマス会があり、ひそかに「クリスマスお召し」と呼んでいる着物を合わせた。柄がクリスマスカラーなのと、遠目に見ると十字が連なっているように見えるので、クリスマスお召し(^^)v
世界でも日本でも、私自身にもいろいろあった2011年。
一時は「着物どころではない」という気持ちにもなりかけたけど、結果的には着物を着ることも、元気をとりもどす一つの助けとなった。
そして、自分で考え、オーダーしたり染めてみたりしたものを身につけて1年を終えられたことに、自分自身の着物ライフの発展ぶりを感じたのだった。
ま、これも完全なる自己満足ではあるが(爆)。
いい時期に掛かってくれましたよね、勧進帳。
着物は非日常に連れて行ってくれますもの
こうして楽しんで、脱いだら気持ちを切り替えて
メリハリというかオンオフというか
それが支えになったりしますよね。
帯は素敵でも着付けに課題山積であることを再認識しました(^^;)