(金)(土)と滋賀県大津に出張だったので、せっかくだからと京都に延泊。延泊を決めてから、翌日曜は25日で、北野天満宮の骨董市があることに気づいた。25日が休みにあたり、しかも私が京都にいるなんて、千載一遇のチャンス!そりゃ行くしかないでしょ。
前日は京都の知り合いに会ったり、有名な銭湯の船岡温泉に行ったり、夜遅くまでうろついていたのに、日曜は朝五時半と目覚まし時計が鳴るより早く目が覚めてしまった。泊まったのは町家のゲストハウス。クーラーはおろか、しっかりしたカーテンもなかったので、暑さと日光で目が覚めてしまった。天神さんに初めて行くという興奮もいくらかはあったかもしれない。シャワーを浴びたあと、6時半に出発。我ながら早い。普段遅刻ギリギリの私とは思えない。
7時前に天神さんに到着。既に参道には屋台が並んでいる。
最初に見たのはだんなさんが骨董、奥さんが着物を扱うお店。つるしている着物がシンプルで趣味が合いそうというのがポイントだった。麻のものはないか、尋ねてみると畳紙に包んで台の上に重ねた着物の山から探してくれた。
妙に同じ畳紙ばかりのうえ、奥さんの解説に思い入れが感じられたので、おや?と思ったら、売り物はもともと自分のものだという。えー、こんなにたくさん?しかもしつけ付きがいっぱいあるじゃないですか?
状態がよいのだけど、私の期待していた「洗っても大丈夫な着物を」「お安く」というカテゴリーのものはほとんどなく、お値段もそれなり。ここでは吊るしてあった有松絞の浴衣のみ購入。関東生まれという奥さん、こちらでも「これも有松だから高かったのよ~」と強調されてました。
ぶらぶらしているうちに、市の各店舗の傾向がなんとなくみえてきた。先ほどのように畳紙で包んだ着物を並べているのは割と状態のよいものを扱っていて、お値段もそれなり。一番プリミティブなのは、地べたに敷いたゴザのうえに、どかっと着物を放り投げたようなスタイル。これはこれで、山から掘り出し物を文字通り掘り出すのが楽しい。一番多いのは、着物をつるし、台にはむき出しのまま畳んで並べるスタイル。商品の状態によるが、ほとんど数千円の前半。
私の見た中で一番ハイエンドだったのは、「五万円以下のものはない。買う気がないなら見とかんとくれ」と言い放ったおじさんの店。「麻の着物はありますか?」と尋ねたらこの答え。どうも上布類のお店だったらしい。ちょっと悔しい。今度機会があったら五万円、突き出してやる~。
それぞれのお店に麻はあっても、既に持っている紺や黒の物が多く半ばあきらめかけたところ、薄いグレー地に唐花模様が薄く入っている着物がかけられたお店を発見。着物は好みだけれど素材は?麻かどうかはわからないが、絞ったりしなければ洗っても大丈夫と太鼓判を押される。ううう…。結局諦めきれず、その小紋と、合わせてくれた朱色の単衣帯まで購入してしまった。おばちゃん、「この着物にぴったりよ」と言ってたけど、ホントに薄物に締めてもいいのか?
宿の朝食の時間がせまってきたので、本日の市はこれにて終了。
以下、次回(?)に向けた反省点。
・全体を概観して、店舗の傾向を大まかにつかんでから、ターゲット絞って回った方が効率的だった
・ただでさえ買い物するときは冷静な判断力がなくなる私。暑さのためその傾向がひどかった。「小千谷ですよ」と言われ、「あれ?小千谷って麻だっけ絹だっけ…?」とわからなくなる。事前にほしいものについてはちょっこしレビューしておいた方がベター。
・北野天満宮へのお参りは忘れないこと(今回はすっかり忘れてしまいました…)
ちゃんと誂えるのも楽しいが、こんな雑然としたなかで掘り出し物を捜すのもエキサイティング。この場合、自分のセンスと知識だけがに頼るわけだから、普段からの精進が大事だけどね。
前日は京都の知り合いに会ったり、有名な銭湯の船岡温泉に行ったり、夜遅くまでうろついていたのに、日曜は朝五時半と目覚まし時計が鳴るより早く目が覚めてしまった。泊まったのは町家のゲストハウス。クーラーはおろか、しっかりしたカーテンもなかったので、暑さと日光で目が覚めてしまった。天神さんに初めて行くという興奮もいくらかはあったかもしれない。シャワーを浴びたあと、6時半に出発。我ながら早い。普段遅刻ギリギリの私とは思えない。
7時前に天神さんに到着。既に参道には屋台が並んでいる。
最初に見たのはだんなさんが骨董、奥さんが着物を扱うお店。つるしている着物がシンプルで趣味が合いそうというのがポイントだった。麻のものはないか、尋ねてみると畳紙に包んで台の上に重ねた着物の山から探してくれた。
妙に同じ畳紙ばかりのうえ、奥さんの解説に思い入れが感じられたので、おや?と思ったら、売り物はもともと自分のものだという。えー、こんなにたくさん?しかもしつけ付きがいっぱいあるじゃないですか?
状態がよいのだけど、私の期待していた「洗っても大丈夫な着物を」「お安く」というカテゴリーのものはほとんどなく、お値段もそれなり。ここでは吊るしてあった有松絞の浴衣のみ購入。関東生まれという奥さん、こちらでも「これも有松だから高かったのよ~」と強調されてました。
ぶらぶらしているうちに、市の各店舗の傾向がなんとなくみえてきた。先ほどのように畳紙で包んだ着物を並べているのは割と状態のよいものを扱っていて、お値段もそれなり。一番プリミティブなのは、地べたに敷いたゴザのうえに、どかっと着物を放り投げたようなスタイル。これはこれで、山から掘り出し物を文字通り掘り出すのが楽しい。一番多いのは、着物をつるし、台にはむき出しのまま畳んで並べるスタイル。商品の状態によるが、ほとんど数千円の前半。
私の見た中で一番ハイエンドだったのは、「五万円以下のものはない。買う気がないなら見とかんとくれ」と言い放ったおじさんの店。「麻の着物はありますか?」と尋ねたらこの答え。どうも上布類のお店だったらしい。ちょっと悔しい。今度機会があったら五万円、突き出してやる~。
それぞれのお店に麻はあっても、既に持っている紺や黒の物が多く半ばあきらめかけたところ、薄いグレー地に唐花模様が薄く入っている着物がかけられたお店を発見。着物は好みだけれど素材は?麻かどうかはわからないが、絞ったりしなければ洗っても大丈夫と太鼓判を押される。ううう…。結局諦めきれず、その小紋と、合わせてくれた朱色の単衣帯まで購入してしまった。おばちゃん、「この着物にぴったりよ」と言ってたけど、ホントに薄物に締めてもいいのか?
宿の朝食の時間がせまってきたので、本日の市はこれにて終了。
以下、次回(?)に向けた反省点。
・全体を概観して、店舗の傾向を大まかにつかんでから、ターゲット絞って回った方が効率的だった
・ただでさえ買い物するときは冷静な判断力がなくなる私。暑さのためその傾向がひどかった。「小千谷ですよ」と言われ、「あれ?小千谷って麻だっけ絹だっけ…?」とわからなくなる。事前にほしいものについてはちょっこしレビューしておいた方がベター。
・北野天満宮へのお参りは忘れないこと(今回はすっかり忘れてしまいました…)
ちゃんと誂えるのも楽しいが、こんな雑然としたなかで掘り出し物を捜すのもエキサイティング。この場合、自分のセンスと知識だけがに頼るわけだから、普段からの精進が大事だけどね。
やっぱり天神さんの骨董市は東京と品物が違いますか?
本当の有松なのかはよくわかりませんが、絞りの浴衣はずいぶん売りに出されていましたよ。機会があったら天神さんとか弘法さんとか、覗いて見られては。
東京との違いなのかはわからないのですが、ばち衿が多かったような。私の買った小紋もばち衿でしたし。東京でこういった市は経験ないのだけれど、リサイクルショップでもばち衿の率は低いですよね・・・。
祖母をはじめ私の身内から譲り受けた着物は、色無地以外全部バチ衿です。普段着はバチ衿がポピュラーなのは、時代じなくて関西の地域性なんでしょうかね?
今年はまだどこのお祭にも行けてないので…せめて浴衣を一度は着たいです。。
機会があれば寄りたいですね
HN 変えられたわけではないんですね。(^◇^)
今どき、なぜクロマティ?と思ってました。
バチ襟問題、確かに地域性あるかも。ちょっと気になりますね。
moteさん
コメントありがとうございます。私は浴衣を買ったものの、花火大会とか夏祭りとか、行く予定が全然ないのです。夏後半、頑張って探さなくちゃ~!
相変わらず、はつきchan フットワークがいいねぇ (^.^)b
はつきchanちの桐箪笥には着物で溢れまくっているのでは???
着物に興味を持ち出してから あっという間に、増えたんじゃない???
御茶のお稽古や歌舞伎鑑賞や様々なサロン等で日の目を浴びるから、着物も喜んでいると思います \(^o^)/
朝早くでも暑かったですか、さすが京都ですね。戦利品、今度ぜひ着てブログにアップしてくださいね★
えー?月曜に京都だったんですか。ほんと、ニアミスですね。
後から知ったのですが、天神さんには私のちょっと後に知人が訪れていて、浴衣などいろいろ買ったそうです。
先週末近辺は、京都の着物好きを集める磁力が、強まったのですかね。
有松の浴衣も、唐花の麻小紋も素敵ですね!私は天神さんや弘法さんは流し見だけで、実際に買い物はしたことがないんです。あっぱれ!
kiko