汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

後日談-呉服屋さんとの付き合い

2011-01-27 | 考えたこと
実質的には50%オフにはならないのに、「半額セール」とうたっている呉服屋さん。
それさえなければ良いお店なのに…。
しかし、ウジウジ考えていても埒があかん!・・・と、こちらの思うところを伝えることにした。

ちょうど先方から、直しを頼んでいた道中着の件で、留守電がはいっていた。
しかし、この件を伝えるのは電話ではなくメールにした。
文字にすることで、感情を交えずに、冷静な調子で伝えたいと思ったからだ。

そして、「友人が『この表記はおかしいのでは』と指摘し、私もそう思った」という言い方にした。第三者を引き合いにすることで、客観性をもたせられるのではないかと考えたのだ。
ちょっとしたコミュニケーションにより、「新しいお客(=友人)獲得の機会を逸しているかもしれませんよ」というメッセージも込めたつもり。

送ってからすぐ、ちょっと驚くぐらい早いタイミングでお返事が届いた。
内容を一部、引用します。

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<前略>

ご奉仕市の件、おっしゃられる通りで
私共も、案内状のデザインも含め
祖父の頃より数十年同じようにしてきておりましたもので
あまり思わずににそのまま続けてきておりました。

この時期には、新春の吉例として、
今後も毎年続けて行きたいとは思っておりますので
検討させていただきます。

皆様からの色々なご意見が、私共には有り難く
大変参考になります。
今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げます。

   ご指摘下さいました、ご友人の方にも
   どうぞよろしくお伝え下さいませ。

<後略>
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やはり、この方式が慣行となっていて、あまり疑問に思わず続けられてきたみたいですなー。
こちらからの意見については、「改める」という確約はないものの、少なくとも反発されたりはしていない。その点はほっとした。
来年はどうされるのか、楽しみなような不安なような…。


洋服など、他の買い物ならば、お店に不満があったら何も言わずに離れてしまっただろう。着物は、商材そのものが高額であるばかりでなく、肉親の形見だったり、親が残してくれたり、思い入れのあるもの。
だからこそ、それを扱うお店にも、「ものを買う店」という機能だけでないものを期待する。
「人間性」、ならぬ「店性」とでもいうのだろうか。
それが合うか合わないかで、否かを決める。

ウェットかもしれないが、そんな付き合いは嫌いではない。

まあ、お店の方も逆に客の「人間性」を見ているのだろうが。
「こんな客とは付き合いたくない」とは思われないような人間でありたいものである。
お財布のことではないよ(^^;)。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おっしゃるとおり (はつき)
2011-01-29 15:01:20
恵美さん
おっしゃるように、「客に言わす前に気づいてほしい」というのが正直なところです。こちらには分からないしがらみも、いろいろあって、あえて気づかないようにしていることもあるかもしれません。
そう考えると、その土地の老舗で、昔からの固定客のあるお店というのが、一番変わるのが難しいかもしれませんね。
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Unknown (神奈川絵美)
2011-01-28 23:51:43
こんにちは! おお~先方に伝えたのですね、素晴らしい なるほど数十年も慣例になっていると、昔は何となくそういう表現で通っても、今は時代に合わない・・・ってこともありますよね。
(ただ、客商売だったらやっぱり客から言われる前に気づいてナンボだとも思いますけどね。)

「モノ言う客」貴重だと思います。これからもそのお店と良いお付き合いができるといいですね
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