日本でもっとも有名な紬といったら「大島紬」と「結城紬」だろう。
二つを比べてみると・・・
●南発 vs. 北発(・・・と、いうほどではないが「”北”関東」ってことで)
●光沢系 vs. 光沢なし、ほっこり系
●絹糸 vs. 真綿紬糸
●大原三千院 vs. 栂尾高山寺 (わからない人は「女ひとり」で検索してみよー!)
素人でもわかる最も顕著な違いは、二番目に挙げた光沢の有無ではないか。
今月、図らずもこの2つの紬を立て続けに着てしまった私。
写真で比べてみよう。
左が大島、右が結城。
同じ部屋で同じ時間帯。帯も同じだ。もちろん同じ携帯カメラで撮影。
明らかに大島の照りっぷりが目立つ。結城は、光を吸い込んで柄も沈んでしまっている。
前にも書いたが、結城だと、歌舞伎座でちょっと場違いな気持ちを味わっちゃったけど、大島ではそんなことはない。それは、この光沢があるとないとの違いじゃないだろうか。
翻って柔らかモノ。固ものよりフォーマルといわれるのは、色や触感もあるかもしれないが、繊維の織り構造からなる光沢による見た目の印象が、もっとも大きい理由のように思える。
日常の洋服の延長で着物を着たい私のような人間にとって、柔らかものの花柄やピンクといった色合いは、自分が着るのにちょっと抵抗がある。洋服で全身ピンクで花柄なんてあり得ない!でも光沢でフォーマル感を演出できるのであれば、自分が着慣れた地味な色でも素材次第でフォーマルとして着こなせるのでは。そう考えると、フォーマル着物を選ぶ悩ましさも減じるような気がする。
ただ、光沢があるといえば宮古上布も独特の光沢があるが、これはやっぱりフォーマルにはならないだろうなあ。たぶんそれは、ハリのあるものだと、体に沿わず、そのがばっとしたフォルムがカジュアルな印象につながってしまうからなのだろう。自分で着たことないからわからないけど(^^;)。
いや、実際に着て検証したいだけなんですが。
二つを比べてみると・・・
●南発 vs. 北発(・・・と、いうほどではないが「”北”関東」ってことで)
●光沢系 vs. 光沢なし、ほっこり系
●絹糸 vs. 真綿紬糸
●大原三千院 vs. 栂尾高山寺 (わからない人は「女ひとり」で検索してみよー!)
素人でもわかる最も顕著な違いは、二番目に挙げた光沢の有無ではないか。
今月、図らずもこの2つの紬を立て続けに着てしまった私。
写真で比べてみよう。
左が大島、右が結城。
同じ部屋で同じ時間帯。帯も同じだ。もちろん同じ携帯カメラで撮影。
明らかに大島の照りっぷりが目立つ。結城は、光を吸い込んで柄も沈んでしまっている。
前にも書いたが、結城だと、歌舞伎座でちょっと場違いな気持ちを味わっちゃったけど、大島ではそんなことはない。それは、この光沢があるとないとの違いじゃないだろうか。
翻って柔らかモノ。固ものよりフォーマルといわれるのは、色や触感もあるかもしれないが、繊維の織り構造からなる光沢による見た目の印象が、もっとも大きい理由のように思える。
日常の洋服の延長で着物を着たい私のような人間にとって、柔らかものの花柄やピンクといった色合いは、自分が着るのにちょっと抵抗がある。洋服で全身ピンクで花柄なんてあり得ない!でも光沢でフォーマル感を演出できるのであれば、自分が着慣れた地味な色でも素材次第でフォーマルとして着こなせるのでは。そう考えると、フォーマル着物を選ぶ悩ましさも減じるような気がする。
ただ、光沢があるといえば宮古上布も独特の光沢があるが、これはやっぱりフォーマルにはならないだろうなあ。たぶんそれは、ハリのあるものだと、体に沿わず、そのがばっとしたフォルムがカジュアルな印象につながってしまうからなのだろう。自分で着たことないからわからないけど(^^;)。
いや、実際に着て検証したいだけなんですが。
それと、「絣」もカジュアル感を醸し出している気がします。無地の結城に洒落袋を締めたりするとギリギリ歌舞伎座もアリとか。
そうなんですよね。私の結城くんも典型な絣ではなかったのでいいかなーと思ったのですが、やっぱりカジュアル感は拭いきれませんでした。
> 無地の結城に
やばい。またネットで買っちまいそうです。たぶん黒猫さんも見ている、あの「白茶」・・・。
一見ほこっとしているような紬(例えば久米島)も、光の加減できらきらと糸が光っていたりして、こればかりはネットで見るだけではなく身体にあててみないとわからないよなーなんて思ったことがあります。
おぉ!久米島紬ってそんな不思議な織物なんですね。ホントに、着てみて初めてわかることって多いですね、着物は。一般的に規格で大量生産する洋服と違って、着物は手をかける工程が多く、産地や作り手の差がが大きく、着てみないとわからないような個性もいっぱい隠されているのでしょうか。全国のものを着てみたいものです。