藤井聡太くんが四段になった時から、可能な限り彼の対戦放送を見ている。
今は藤井聡太王位棋聖と呼ばなければいけないのだが、書くには長すぎるのでごめんなさいです。
将棋板に向かっている時のあの集中力に驚く。
目が信じられないほど深く鋭くなって、将棋の、そして宇宙の全てが凝縮して目の中に入っているみたいだ。
彼の目はまるで鬼太郎のお父さんみたいだなと勝手に思っている。
余談になるが、鬼太郎の作者である水木しげる氏と偶然道で出くわしたことがある。
テレビで見て個性的なお姿は知っていた。
同じ歩道を向こうから歩いていらした。距離はあってもお姿ですぐに分かった。
歩道をすれ違ってから離れるまでの間、私はずっと緊張していた。
将棋の話に戻る。
対戦に加えて、というかそれ以上に個性的で如何にも頭脳明晰といった感じの、しかも腰の低い棋士達の解説も面白い。
先日も棋聖の防衛戦を楽しみにしていた。
当日インターネットテレビで画面に写っていた会場の設えが気になっている。
金屏風に本物の松、高価そうな盆栽が素晴らしく映えている。乗せた台もいい。
見られて幸せ。