倭姫命の御巡幸先巡り。
続いては、こちらも奈良県宇陀市にある
「篠畑神社」
倭姫命の旅の様子は、『日本書紀』『倭姫命世紀』に描かれているのですが、『日本書紀』の中ではっきりとここを訪れたと明記されているのは、ここ「篠畑神社」のみ。
田んぼの脇にある階段を登った先に本殿があります。ここもまた神明造りの本殿です。
『倭姫命世紀』には、この神社の入り口で出会った童女がこのあと伊勢の現在の地にご鎮座されるまで倭姫命におともし、大変な貢献をしたと書いてあるそう。そういえば、神社の前に畑仕事をしていた女性がいたなぁ。倭姫命もここで声をかけたのかな。一緒について来てくれて、どれほど旅が心強くなったか。
様々な出会いに助けられて、倭姫命もまた少しずつ成長していっているんだろうな。